「オシャレになってみたいけどどんな服を着ればよいのか分からない」
「自分に似合う服を探そうにもブランドが分からない」
そういった悩みを抱えた男性は多いと思います。
そんな「ファッション初心者」にこそオススメしたいのが「ストリートファッション」です。
ストリートファッションは体の線が見え辛いゆったりした服も多く、ファッション初心者に最初に立ちはだかる壁である「サイズ感」をあまり気にせず着ることが出来る、という大きなメリットがあります。
そもそもストリートファッションとはその時代の音楽やサブカルチャーと密接に関連し、ストリート(街)にたむろす若者たちが主導となって作り上げてゆく文化でもあります。
ストリートファッションを知ることは、ファッション業界全体に流れる「トレンド」や「傾向」を知るための手がかりともなります。
今回は、そんなファッション初心者が知っておくべきファッションブランドを7つご紹介致します。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド① ■Supreme
ストリートファッションの代表格にして最も有名なブランドと言えば「シュプリーム(Supreme)」を置いて他に無いでしょう。
1994年にニューヨークのソーホーの小さなスケートショップから始まったこのブランドは、様々な現代アーティストの作品をフィーチャーしたアイテムや、ナイキ、コムデギャルソン、ノースフェイスやルイヴィトンといった有名ブランドとのコラボレーション、そして悪名高きボックスロゴ(BOX LOGO)の存在によって、毎シーズン争奪戦が発生しています。
シュプリームについては別記事にて歴史やブランド戦略、オススメアイテムなどについて詳しく記載しております。ぜひこの記事と合わせてご覧ください。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド② ■KITH
KITH(キス)は2010年にセレクトショップと、2012年から同ショップがスタートしたオリジナルブランドの名前です。
KITHのオーナーであるロニー・ファイグ(Ronny Fieg)自身がスニーカーやストリートウェアの収集家であることもあり、そのオリジナルプロダクトはロゴを前面に押し出したプロダクトやサブカルチャーとの積極的なコラボレーションなど、ストリートファッションの王道とも言えるべきアイテムが揃っています。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド③ ■A BATHING APE
1993年に原宿でスタートしたア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)のサルの顔と迷彩柄のプロダクトは、ファッションに興味のない人でも見たことがある方は多いと思います。
90年代の日本におけるストリートファッションの一大カルチャー「裏原宿系」の代表的な存在であるア・ベイシング・エイプは、トレードマークでもあるカラフルな迷彩柄やキャッチーなサメの顔、そしてサルのブランドアイコンを前面に押し出したプロダクトが特徴的なブランドです。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド④ ■WTAPS
西山徹によって1996年にスタートしたダブルタップス(WTAPS)。
カーキやモスグリーンといったミリタリーチックな色合いのアイテムが多く、日本国内のブランドの中でもストリートを中心に屈指の人気を誇ります。
WTAPSのデザインを手掛ける西山徹は、ストゥーシー(Stussy)の店員などを経て滝沢伸介と共に1994年にネイバーフッド(neighborhood)を立ち上げ。
その後も2009年にはア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)の新ライン、アーサスベイプ(URSUS BAPE)をディレクションするなど、常に日本のストリートシーンの中心に居る人物です。
2020年代のトレンドでもあるミリタリー系を長年にわたって提案し続けていたWTAPSは、いま最も注目すべきブランドかもしれません。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド⑤ ■Girls Don’t Cry
大阪出身のグラフィックデザイナーVERDY(ヴェルディ)の手掛けるガールズドントクライ(Girls Don’t Cry)は、不定期に開催されるポップアップストアやオンラインショップのみで購入可能なブランドです。
元気の無い妻に向けて「泣かないで」の意を込めて作ったプリントTシャツから始まったこのブランドは、ポップアップショップや他ブランドとのコラボがリリースされるごとに熱狂的な争奪戦を繰り広げています。
2019年9月には公式オンラインストアをオープンしておりますが、9/20の11時のアイテム販売以降、未だ再販や新商品のリリースはなされていません(2020年6月現在)。
新商品の情報がリリースされ次第、当ブログでもご紹介させて頂きます。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド⑥ ■Anti Social Social Club
「デザイナーのネガティブ思考を洋服に落とし込んだのがアンチソーシャルソーシャルクラブ(Anti Social Social Club)である」と聞いた人は少し驚くかもしれません。
アンチソーシャルソーシャルクラブを立ち上げたニーク・ラーク(Neek Lurk)がリリースするプロダクトは彼の不満や怒り、孤独感をデザインアイディアの源泉としており、独特な世界観を作り上げています。
なお、先述のガールズドントクライと同様、アンチソーシャルソーシャルクラブのには実店舗やセレクトショップへの卸が存在せず、年に2度と不定期に開催されるオンラインストアでの受注生産のみで手にすることが可能です。
ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド⑦ ■OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH
オフホワイト(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)は、2014年にスタートしたブランドであるにもかかわらず、3期連続でバレンシアガやグッチ、ナイキといったブランドを抑え、で「世界で最もホットなブランド 1位」に輝いています(2020年第1四半期現在)。
上質な素材やモノづくりとストリートトレンドを巧みにミックスした「ラグジュアリーストリート」の代表的存在であるオフホワイトを率いるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、2018年よりルイ・ヴィトンのメンズアーティスティックディレクター(デザイン、広告戦略、マーケティング戦略などの最高責任者)にも就任しています。
自身のブランドを立ち上げてわずか4年ばかり、そして170年のルイ・ヴィトンの歴史の中で初めての黒人アーティスティックディレクターと言えば、ヴァージルの特異性を感じることが出来ると思います。
そんなオフホワイトのアイテムは、ルネサンス期の絵画や現代アーティストの作品とブランドを代表するアーチロゴやストライプロゴを巧みに組み合わせたアイテムを得意としており、あなたに高級感あふれるストリートスタイルを提供してくれることでしょう。
■さいごに
ここまで7つのストリートブランドをご紹介致しましたが、当然それぞれのブランドの歴史や提案するアイテムの特徴など、ご紹介しきれていない部分が多々あります。
記事を読んでいただき少しでも興味を持っていただけたら、当サイト内で紹介する各ブランドの詳細紹介記事や、ブランド公式サイトなどをチェック頂けたら幸いです。