ストリート

初心者にもオススメなストリートブランド30選!ファッション初心者必見!

「オシャレになってみたいけどどんな服を着ればよいのか分からない」
「自分に似合う服を探そうにもブランドが分からない」

そういった悩みを抱えた男性は多いと思います。

そんな「ファッション初心者」にこそオススメしたいのが「ストリートファッション」です。

ストリートファッションは体の線が見え辛いゆったりした服も多く、ファッション初心者に最初に立ちはだかる壁である「サイズ感」をあまり気にせず着ることが出来る、という大きなメリットがあります。

そもそもストリートファッションとはその時代の音楽やサブカルチャーと密接に関連し、ストリート(街)にたむろす若者たちが主導となって作り上げてゆく文化でもあります。

ストリートファッションを知ることは、ファッション業界全体に流れる「トレンド」や「傾向」を知るための手がかりともなります。
今回は、そんなファッション初心者が知っておくべきファッションブランドをご紹介致します。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Supreme


出典:supreme
ストリートファッションの代表格にして最も有名なブランドと言えば「シュプリーム(Supreme)」を置いて他に無いでしょう。

1994年にニューヨークのソーホーの小さなスケートショップから始まったこのブランドは、様々な現代アーティストの作品をフィーチャーしたアイテムや、ナイキ、コムデギャルソン、ノースフェイスやルイヴィトンといった有名ブランドとのコラボレーション、そして悪名高きボックスロゴ(BOX LOGO)の存在によって、毎シーズン争奪戦が発生しています。

シュプリームについては別記事にて歴史やブランド戦略、オススメアイテムなどについて詳しく記載しております。ぜひこの記事と合わせてご覧ください。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■KITH


出典:kith
KITH(キス)は2010年にセレクトショップと、2012年から同ショップがスタートしたオリジナルブランドの名前です。

KITHのオーナーであるロニー・ファイグ(Ronny Fieg)自身がスニーカーやストリートウェアの収集家であることもあり、そのオリジナルプロダクトはロゴを前面に押し出したプロダクトやサブカルチャーとの積極的なコラボレーションなど、ストリートファッションの王道とも言えるべきアイテムが揃っています。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド;■A BATHING APE


出典:bape

1993年に原宿でスタートしたア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)のサルの顔と迷彩柄のプロダクトは、ファッションに興味のない人でも見たことがある方は多いと思います。

90年代の日本におけるストリートファッションの一大カルチャー「裏原宿系」の代表的な存在であるア・ベイシング・エイプは、トレードマークでもあるカラフルな迷彩柄やキャッチーなサメの顔、そしてサルのブランドアイコンを前面に押し出したプロダクトが特徴的なブランドです。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■WTAPS


出典:godmeetsfashion
西山徹によって1996年にスタートしたダブルタップス(WTAPS)

カーキやモスグリーンといったミリタリーチックな色合いのアイテムが多く、日本国内のブランドの中でもストリートを中心に屈指の人気を誇ります。

WTAPSのデザインを手掛ける西山徹は、ストゥーシー(Stussy)の店員などを経て滝沢伸介と共に1994年にネイバーフッド(neighborhood)を立ち上げ。
その後も2009年にはア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)の新ライン、アーサスベイプ(URSUS BAPE)をディレクションするなど、常に日本のストリートシーンの中心に居る人物です。

2020年代のトレンドでもあるミリタリー系を長年にわたって提案し続けていたWTAPSは、いま最も注目すべきブランドかもしれません。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Girls Don’t Cry


出典:creawebshop
大阪出身のグラフィックデザイナーVERDY(ヴェルディ)の手掛けるガールズドントクライ(Girls Don’t Cry)は、不定期に開催されるポップアップストアやオンラインショップのみで購入可能なブランドです。

元気の無い妻に向けて「泣かないで」の意を込めて作ったプリントTシャツから始まったこのブランドは、ポップアップショップや他ブランドとのコラボがリリースされるごとに熱狂的な争奪戦を繰り広げています。

2019年9月には公式オンラインストアをオープンしておりますが、9/20の11時のアイテム販売以降、未だ再販や新商品のリリースはなされていません(2021年8月現在)。

新商品の情報がリリースされ次第、当ブログでもご紹介させて頂きます。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Anti Social Social Club


出典:fashionsnap
「デザイナーのネガティブ思考を洋服に落とし込んだのがアンチソーシャルソーシャルクラブ(Anti Social Social Club)である」と聞いた人は少し驚くかもしれません。

アンチソーシャルソーシャルクラブを立ち上げたニーク・ラーク(Neek Lurk)がリリースするプロダクトは彼の不満や怒り、孤独感をデザインアイディアの源泉としており、独特な世界観を作り上げています。

なお、先述のガールズドントクライと同様、アンチソーシャルソーシャルクラブのには実店舗やセレクトショップへの卸が存在せず、年に2度と不定期に開催されるオンラインストアでの受注生産のみで手にすることが可能です。

アンチソーシャルソーシャルクラブの詳細についてはこちらの記事で解説しております。
ぜひ本記事と合わせてご覧ください。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH


出典:off—white

オフホワイト(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)は、2014年にスタートしたブランドであるにもかかわらず、3期連続でバレンシアガやグッチ、ナイキといったブランドを抑え、で「世界で最もホットなブランド 1位」に輝いています(2020年第1四半期現在)。

上質な素材やモノづくりとストリートトレンドを巧みにミックスした「ラグジュアリーストリート」の代表的存在であるオフホワイトを率いるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、2018年よりルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクター(デザイン、広告戦略、マーケティング戦略などの最高責任者)にも就任しています。

自身のブランドを立ち上げてわずか4年ばかり、そして170年のルイヴィトンの歴史の中で初めての黒人アーティスティックディレクターと言えば、ヴァージルの特異性を感じることが出来ると思います。

そんなオフホワイトのアイテムは、ルネサンス期の絵画や現代アーティストの作品とブランドを代表するアーチロゴやストライプロゴを巧みに組み合わせたアイテムを得意としており、あなたに高級感あふれるストリートスタイルを提供してくれることでしょう。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Stüssy


出典:fashion-press
アメリカ東海岸を代表するストリートブランドをシュプリーム(Supreme)とするのなら、西海岸を代表するストリートブランドは間違いなくステューシー(Stüssy)でしょう。

ステューシーは、ボードシェイパーのショーン・ステューシー(Shawn Stussy)が、1980年代後半に彼の仲間のためにデザインした数枚のTシャツから始まったアパレルブランドと言われています。

ステューシーのプロダクトはパンクやラップといった当時アンダーグランドで徐々に影響力を高めていた音楽カルチャーにインスパイアされたものが非常に多く、こうした音楽を愛する若者を中心に人気を博しました。また、ステューシーは販売数を限られた数にすることでプレミア感を醸成する手法や、低コストでクオリティの高い服を販売するスタイルを取った最初のブランドでもあります。

今日のストリートトレンドの礎を築いた伝説的ブランドと言っても過言ではないでしょう。

公式サイト

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■FEAR OF GOD


出典:fearofgod

ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)が手掛けるフィア・オブ・ゴッド(Fear Of God)は、彼がディーゼル(DIESEL)やGAP(ギャップ)でアルバイトをしながら、アパレルのノウハウを学び、2013年に立ち上げた比較的若いブランドです。

立ち上げた最初のシーズンから「彼らが着るとそのブランドは売れる」と評されるカニエ・ウエストやジャスティン・ビーバーといったファッショニスタから愛され、瞬く間に世界中の人気と知名度を我が物としました。

特徴は何といっても素材感。
レザーや高級綿をふんだんに使ったラグジュアリーでシックなアイテムは、「大人のストリート」として30代以上からも注目を集めています。

また、2018年より安価に品質の高いプロダクトを提供することをコンセプトに、エッセンシャルズ(FOG ESSENTIALS)という廉価版のブランドラインも展開しております。

公式サイト

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■A-COLD-WALL*


出典:a-cold-wall
サミュエル・ロス(Samuel Ross)が手掛けるア・コールド・ウォール(A-COLD-WALL*)のコンセプトは「ロンドンのストリート カルチャーと英国労働者階級の時代精神」。

グラフィックデザインを学んだロスのプロダクトは特徴的なロゴをワンポイントで配置したTシャツやフーディーが人気を博し、2015年スタートにも拘わらず、既に伊勢丹メンズ館といった超大手百貨店でも取り扱いを行っているブランドです。

また、ロスは以前、あのオフホワイト(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)を手掛け、今やルイヴィトンのメンズ部門を取り仕切るヴァージル・アブローの下で働いていた経験も注目され、毎シーズンその注目度はアップし続けています。

公式サイト

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■M+RC NOIR


出典:metalmagazine

フランス・パリに突如現れた会員制SHOPマルシェノア(M+RC NOIR)

ストリートファッションのセレクトを行う同店舗のオリジナルラインとして不定期に展開されるアパレルコレクションは、特徴的なロゴを胸元に配置したフーディーや透明なプラスチックバッグなどが人気を博し、リリース後即完売を繰り返しています。

公式サイト

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■PALACE SKATEBOARDS


出典:fashion-press

パレス・スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)は、「ネクスト・シュプリーム」とも呼ばれ、今もっとも注目を集めるスケーターブランドと言っても過言ではないでしょう。

2018年11月にロンドンとニューヨークに次ぐ世界3店舗目を原宿に出店すると、開店当日に1,500人を超える行列を作り、大きな話題となりました。
シュプリームと同じく毎週土曜に新作アイテムをリリースしており、ラルフローレンやアディダスといったトップブランドとのコラボも人気を博しています。

公式サイト

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Balenciaga


出典:imn

今やシュプリームやオフホワイト、グッチなどと並び「ストリートファッションの代表格」として位置づけられているバレンシアガ(Balenciaga)

しかし、若者を中心に絶大な人気を誇るバレンシアガですが、「ストリート」としての側面は、100年の歴史を持つ同ブランドのなかで、ここ数年で付いたイメージです。

2015年より、現在のバレンシアガを率いるクリエイティブディレクターはデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)。メゾン・マルジェラやルイヴィトンといったトップブランドでの経験を持つ彼は、ダッドスニーカーのはしりとなった「トリプルS」や、インスタ映えを意識したバレンシアガのロゴ変更など、時流に乗った革新的なアイディアを次々と打ち出し、いちやくバレンシアガをストリートファッション界のトップに押し上げました。

公式サイト

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■VETEMENTS


出典:ssense
ヴェトモン(VETEMENTS)は、現在のバレンシアガを率いるデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が2014年に立ち上げたオリジナルブランドです。

ストリートライクでキャッチーなデザインと、デムナがルイヴィトンやバレンシアガ、メゾン・マルジェラからスカウトしたデザイナーチームによる高級感のあるクリエイションを融合させ、数あるラグジュアリーストリートの中でも異彩を放っています。

残念ながらデムナは2020年をもってヴェトモンを退任していますが、彼の集めたデザイナーチームが今後手掛けるプロダクトがどうなるのかも含め、今後要チェックのブランドと言えるでしょう。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Carhartt


出典:hypebeast

1889年アメリカ創業の老舗ワークウェアブランド、カーハート(Carhartt)をストリートブランドとして紹介されることに抵抗を覚える人もいるかも知れません。

デニム生地やダックキャンバス生地を使った頑丈なワークウェアを得意とするカーハートですが、1990年代に入り労働者だけでなくヒップホップアーティストやスケーター達が好んでカーハートを着用し始めます。

こうした状況をきっかけにカーハートは1997年にデザインやシルエットをより日常着としての使用にフォーカスしたラインCarhartt WIPをスタート。
ストリートファッションブランドとしての浸透はもちろんのこと、近年ではワコマリア(WACKO MARIA)やヴェトモン(VETEMENTS)といった他のストリートブランドとのコラボレーションも精力的に発表しています。

余談ですが、シュプリーム(Supreme)の創設者ジェームズ・ジェビアは1994年の創業当時、店に訪れるスケーターたちがリーバイスやカーハートにグッチやルイヴィトンといった高級ブランドを合わせて着ていることに着目し、高級ブランドとの(一部無許可の)マッシュアップを始めたと言われています。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Essentials


出典:flipboard

2018年スタートの新進気鋭ブランドエッセンシャルス(Essentials)は、ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)が率いるフィア オブ ゴッド(Fear of God)のセカンドラインとして人気を博しています。

高価格帯ストリートウェアの筆頭格であるフィア オブ ゴッドに比べてリーズナブルなエッセンシャルスはアースカラーを中心としたシックなアイテムに「ESSENTIALS」の文字を配したTシャツや、レイヤードを前提とした丈感の短いフーディが特徴的。

その名の通り日常にエッセンシャル(必要不可欠)なシンプルにして高品質なアイテムは1着持っていて損は無いでしょう。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■RICK OWENS


出典:pinterest

リックオウエンス(RICK OWENS)は近年BTSメンバーの着用などから再注目されているモードストリートブランドです。

1994年、アメリカ・ロサンゼルス創設のリックオウエンスは身体にピッタリとフィットするスリムレザージャケットやゴシックテイスト満載なカーゴパンツなどがアンダーグラウンドロックやグランジコミュニティの支持を得て、その知名度を広げます。

そんなリックオウエンスのアイテムをオススメするとすればやはりパンツ類。
ポッドショーツと呼ばれる特徴的なハーフパンツをレギンスと合わせたり、シックなサルエルパンツをたるみたっぷりに着るスタイルは、一目でリックと分かる腰から垂れた異常に長い紐と共に、まさしくリックオウエンス独特のスタイルといえるでしょう。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■1017 ALYX 9SM


出典:mastered

アリクス(1017 ALYX 9SM)は2015年にレディースウェア、2017年にメンズウェアを立ち上げ。

ジェットコースターの安全ベルトを思わせるバックルが特徴的なシグネチャーアイテム「ローラーコースター ベルト」で知られるアリクスですが、ボンバージャケットやスリムフィットジーンズといった洋服類も素材とシルエットにこだわった一級品。

なお、アリクスの創設者であるマシュー・ウィリアムズは2020年よりジバンシィ(Givanchy)もクリエイティブディレクターにも就任。
アリクスとジバンシィの相乗効果が期待できる同ブランドは今後ますます最注目です。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■NEIGHBORHOOD


出典:vogman

滝沢伸介氏による1994年スタートのネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)は、裏原宿文化を代表するストリートブランドの一つと言っても過言では無いでしょう。

バイカーファッションやミリタリースタイルをベーシックな日常着に落とし込んだネイバーフッドのアイテムは他ブランドとの相性も良く、アンチソーシャルソーシャルクラブ(Anti Social Social Club)やア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE) といった他のストリートブランドとのコラボレーションも積極的に行っています。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Palm Angels


出典:fashion-press

モンクレール(Moncler)のアート ディレクターであるフランチェスコ・ラガッツィが2015年に立ち上げたパームエンジェルス(Palm Angels)は、アメリカのスケートカルチャーをイタリアならではのテーラリング技術で洋服に落とし込んだ唯一無二のストリートブランドです。

古き良きアメリカ西海岸を思わせるレトロななデニムジャケットや、時代を感じさせるフォントで彩られたプリントシャツが特徴的なパームエンジェルスはテック感あふれるストリートスタイルに疲れた人たちに強くオススメです。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■Heron Preston


出典:hypebeast

アリクスのマシュー・ウィリアムス、オフホワイト(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)の ヴァージル・アブローといった、ストリートファッション界の重鎮らと共に、ヘロン・プレストンがストリートウェア & アート ディレクション集団 ビーントリル(Been Trill)を立ち上げたことで、彼のキャリアはスタートしました。

その後2016年に自身の名を冠したブランド、ヘロンプレストン(Heron Preston)を立ち上げると、フェイク品問題やサステナビリティといったファッション界に蔓延る様々な課題にフォーカスしたクリエイションが大きな話題を呼びました。

ちなみにストリートファッション界を中心に数多くのデザイナーやアーティストとの親交が深いヘロンですが、かつてはカニエ・ウェストのコンサルタントとしてあのYEEZYのクリエイティブにも関わっていたというのだから驚きです。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■STONE ISLAND


出典:us-onlinestore

1982年イタリア創業のストーンアイランド(STONE ISLAND)をストリートファッションブランドと定義することには賛否があるかもしれません。

ストーンアイランドの創業者であるマッシモ・オスティ(Massimo Osti)はミリタリーウェアの機能性に注目し、古着を思わせるヴィンテージ感と機能性の両立をブランドの軸に据えます。

以降、イタリアの大手繊維メーカーGFTグループと合併したことによる機能素材の開発推進や、これまでに60,000以上の異なる染色配合を生み出してきたカラーラボラトリーによる同ブランド特有の染色や加工技術は多くのファンを惹きつけていました。

上記とともにストーンアイランドの大きな特徴はブランドロゴでもある方位磁針を象った通称「コンパスパッチ」
左腕の上袖にボタンで留めるこのコンパスパッチは、近年のシュプリームやナイキとのコラボレーションにおいてもその姿を確認することができます。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■peaceminusone


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2019年にナイキとのコラボレーションで大きく知名度をあげたのがピースマイナスワン(peaceminusone)です。

韓国発の人気グループBIGBANGのリーダーとして絶大な人気を誇るG-DRAGONが手がけた黒のエアフォース1は履きこむと黒い塗装が剥がれ、カラフルなスニーカーに変わっていく様が大きな話題を集め、翌年同モデルの白色Verがリリースされました。

クリップを使った奇抜なアイテムや、モノトーンを中心とした韓国ファッションらしさを前面に押し出しています。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■UNDERCOVER


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アンダーカバー(UNDERCOVER)の歴史は日本におけるストリートカルチャーの歴史そのものと言っても過言では無いでしょう。

アンダーカバーの創業者高橋盾は1990年、文化服装学院アパレルデザイン科在学中にブランド「アンダーカバー」をスタート。
その後のちにア ベイシング エイプ(A BATHING APE)を立ち上げるNIGOと共に1993年にショップ「NOWHERE」を原宿に立ち上げます。

NOWHEREは当時既にストリート界の重鎮だった藤原ヒロシのバックアップもありカルト的な人気を誇る伝説的なショップへと成長。
NOWHEREを「聖地」に日本全国からファッション好きが集まり、裏原系ムーブメントは隆盛を極めました。

ストリート界で影響力と知名度を高めたアンダーカバーは2002年10月に2003年春夏コレクション(2003SS)「スキャブ(SCAB)」でパリコレクションに初参加を果たし、それ以降日本発のストリートブランドの古株として根強い人気を誇っています。

なお、最初のパリコレクションの参加のきっかけを作ったのはなんとあの川久保玲。
コムデギャルソン(COMME des GARCONS)によって世界中のモードファッションに多大な影響を与えた川久保玲とストリートファッションのカリスマ藤原ヒロシのサポートを受けて成長した歴史を持つアンダーカバーは、ある意味ストリートとモードの融合をブランドの歴史の中で体現してきたと言えるのかもしれません。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■AMBUSH®


出典:

音楽ユニットm-floで知られるVERBALとジュエリーデザイナーのYOONの夫婦が2008年にスタートしたアンブッシュ(AMBUSH®)は、東京カルチャーを存分に落とし込んだジュエリーやアパレルが有名です。

2002年より日本でVERBALのスタイリングを行っていたYOONが、彼のステージ衣装として大振りのチェーンネックレスを作ったことからこのブランドは始まりました。

YOONが製作したいくつかの非売品のチェーンネックレスをVERBALと親交のあったカニエ・ウェストにプレゼントしたことが、彼らの運命を決定づけました。

世界一のファッションアイコンとして、着るもの全てに注目が集まるカニエがつけたチェーンネックレスについて、あっというまに注目と問い合わせが殺到。

まだブランドを立ち上げてもいないにも関わらずセレクトショップなどからも商品を置かないかと連絡を受け、同ブランドはスタートしたのです。

以降、ジュエリーやアパレルを中心に着実な成長を遂げてきたアンブッシュですが、再びおおきな脚光を浴びたのが2020年に発表されたナイキのダンクとのコラボレーション。
バイカーファッションとダンク ハイをミックスしたハードコアな見た目のスニーカーは世界中で争奪戦に発展しました。
編集部でもドーバーストリートマーケットギンザにて同シューズを購入。

詳細については下記の記事にてレビューしております。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■WACKO MARIA


出典:brandcollect

カラフルなアロハシャツで有名な日本発のブランドワコマリア(WACKO MARIA)
このブランドは元サッカー選手の森敦彦氏によって2005年にスタートしました。

サッカー選手時代からドレッドヘアーにバンダナといった出立ちにレゲエ音楽好きだった森氏の精神は、現在のワコマリアのイメージにそのまま引き継がれていると言っても過言ではないでしょう。
南米やラテンカルチャーをイメージさせるカジュアルなデザインながら、完全ジャパンメイドで作られるワコマリアのアイテムは、木村拓哉氏や3代目J Soul Brothersの岩田剛典氏など、国内のファッショニスタから愛されています。

近年では、ラッパーの舐達磨とコラボレーションを果たしたことでも話題を集めました。


出典:pinterest

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■AMIRI


出典:restir

クリエイティブ ディレクターマイク・アミリ(Mike Amiri)によって2013年に立ち上げられたラグジュアリーストリートブランド、アミリ(AMIRI)
故郷を想いながら旅をするロックスターをイメージして作られたこのブランドは、レトロカジュアルなデザインと極上の素材感からジャスティン・ビーバーを始めとする多くの著名人から愛されているブランドです。

その服作りへのこだわりは凄まじく、「ショットガンダメージ」と呼ばれる、Tシャツやスウェット、ジーンズに穴を開けるダメージ加工を施す際には、実際にショットガンで1着1着撃ち抜いて穴を開けているほどです。


出典:ssense

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■RIPNDIP


出典:ripndip

スケートボード用語で「技を決めた後にすぐ立ち去る」という意味をブランド名に持つリッピンディップ(RIPNDIP)は、その名の通りスケーターブランドとして知られています。

中指を立てた絶妙に可愛くない猫のキャラクター「Lord Nermal」が特徴的なリッピンディップは色彩豊かなストリートらしいアイテムで溢れています。
シュプリームや他のスケーターブランド同様、ぬいぐるみや小物といった服以外のアイテムも数多く取り揃えており、インテリアとしてピックするのもオススメのブランドです。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■OAMC


出典:store.jackpot1994

大人ストリートの最高峰ブランドとして近年注目を集めているのがオーエーエムシー(OAMC)です。
デザイナーのルーク・メイヤーは2006年から2014年までシュプリームでデザイナーを務めたストリート畑の最重要人物。
そんな彼がシュプリーム卒業後の2014年秋冬シーズンからスタートしたのがこのオーエーエムシーです。

徹底的なシルエットと素材感の追求によって作られるオーエーエムシーのプロダクトは、OEM生産が中心のシュプリームでは成し遂げられなかった高級感あふれるストリートファッション。ちなみにルーク・メイヤーは妻ルーシー・メイヤーと共に2017年よりあのジルサンダーのクリエイティブディレクターをも務めています。

オーエーエムシーについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

ファッション初心者が知っておくべきストリートブランド:■NOAH NYC


出典:noahny

オーエーエムシーと並んでシュプリーム出身デザイナーによるブランドとして知名度が高いのがノア(NOAH NYC)です。
ノアのコンセプトは今のファッション業界のトレンドワードでもある「サステナビリティ」
服の過剰包装によるゴミ問題。バングラディシュやベトナムの縫製工場を中心としたファッション業界の低賃金労働。
そして洋服の大量廃棄問題といったファッション界の様々な問題にフォーカスしたコレクションをリリースするノア。
サステナビリティやフェアトレードを意識するミレニアル世代やZ世代から熱烈な支持を得ているストリートブランドです。

なお、その他シュプリーム出身のデザイナーが手がけるブランドについては、以下記事にて詳しくご紹介しております。

■さいごに

ここまで数々のストリートブランドをご紹介致しましたが、当然それぞれのブランドの歴史や提案するアイテムの特徴など、ご紹介しきれていない部分が多々あります。

記事を読んでいただき少しでも興味を持っていただけたら、当サイト内で紹介する各ブランドの詳細紹介記事や、ブランド公式サイトなどをチェック頂けたら幸いです。

ABOUT ME
しゅー
2022年まで約6年間にわたって大手IT系企業に在籍。ファッションブランドやゲーム会社のマーケティング、カスタマーエクスペリエンス強化、海外進出を支援。Supreme、スニーカー、ラグジュアリーストリートが大好物。