2021年にはSupreme(シュプリーム)と久々のコラボレーションを果たしたことでも話題を呼んだ日本発のストリートブランドWTAPS(ダブルタップス)。
実は20代後半ごろから大人向けのストリートブランドを探し始める人々が高確率で行き着くブランドです。
裏原宿全盛期に生まれて以降、WTAPSはその堅実で時代を選ばない服作りから多くのファンに愛されてきました。
今回の記事ではそんなWTAPSにスポットを当て、デザイナーの遍歴や人気の理由、オススメアイテムまで詳しくご紹介致します。
■WTAPSデザイナー 西山徹とはどんな人物?
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WTAPSの創業者、西山徹氏は1974年東京渋谷区生まれ。
幼少期からスケートボードに親しみ、青春時代を裏原宿カルチャーと共に過ごしてきました。
1993年にWTAPSの前身とも言えるブランドFORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS®(フォーティーパーセント アゲインストライツ)をSKATE THING氏と立ち上げます。
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FORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS®のアイテムは、シルクスクリーンプリントのTシャツがメイン。
アンダーカバー創業者の高橋盾が藤原ヒロシのサポートと共に立ち上げた伝説的ショップ「NOWHERE」などで販売されていましたが、1996年に活動を休止。
よりアイテムのデザインや品質を意識したブランドとしてWTAPSがスタートします。
WTAPSはその後2002~2004年の2年間の休止を除き、今日まで西山徹氏によってディレクション。
また、西山氏は2009年にはA BATHING APE®の新ライン「URSUS BAPE」のディレクターに就任したほか、ミュージシャンの照井利幸氏と共にアーティスト集団「WELD」を牽引しています。
■WTAPSとはどんなブランド?
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1996年に「Placing things where they should be(あるべきものをあるべき場所へ)」をコンセプトに立ち上がったWTAPS(ダブルタップス)。
前身となるFORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS®の持っていたストリート、スケートカルチャーの雰囲気は残しつつ、ミリタリーアイテムの持つ頑強さやタフな作りのファッションアイテムを得意としたブランドです。
WTAPSは2010年代のストリートファッションの最盛期が終わり、大人向けの少し落ち着いたストリートファッションを求めている層にマッチしたブランドとして、現在ますます人気が高まっています。
藤原ヒロシと並び裏原宿・ストリートファッションの重鎮、NIGO氏はWTAPSを「国内外でも唯一、毎回展示会に足を運ぶブランド」と発言。
40〜50代が着ても違和感の無いシルエットや素材感、デザインは一度袖を通すと虜になること間違いなしでしょう。
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■WTAPSはどこで買える? 購入場所を徹底紹介
WTAPSは現在のトレンドであるアースカラーやミリタリー調の雰囲気にピッタリ合うクリエイションがますます人気に。
毎週ドロップされるアイテムがあっという間に完売し、メルカリやスニダンといったリセールサイトにて高値で転売がなされる状況が続いています。
2022年現在、WTAPSの商品は公式のオンラインストアや一部のセレクトショップ、完全予約制の旗艦店「WTAPS® (W_Lab)」などで手に取ることが可能です。
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WTAPS® (W_Lab)に赴くと、2週間から3週間先の発売アイテムが店頭に並べられており、客はその場で欲しいものを注文し、後日配送されるシステム。確実にWTAPSのアイテムをゲットしたいユーザーは積極的に活用すると良いでしょう。
公式のオンラインショップでは、毎週水曜日や金曜日の昼12時を目処に新作アイテムがドロップ。
シュプリームやパレスと同じく射幸心を煽るドロップスタイルはWTAPSの魅力をますます高めています。
WTAPS公式以外では、HOODS OSAKAやHOODS NAGOYAといった全国のHOODSやそのオンラインストア、そしてReVoLuTioNなどのセレクトショップのオンラインストアで購入が可能です。
また、海外オンラインショップ大手END.では、国内で即完売したアイテムも比較的入手しやすい状況。
ただ、販売価格の差や配送料、関税などを鑑みるとリセール価格とあまり変わらなくなってしまうのが悩みどころです。

■WTAPSで狙うならこれ!オススメアイテム3選
ここからはそんなWTAPSのアイテムの中でも特にオススメしたいアイテムを3種ご紹介。
毎シーズン即完売するアイテムばかりですので、毎週水・金のドロップを狙うか、比較的商品が残っているEND.等の海外セレクトショップのオンラインストアで探してみると良いかもしれません。
・WTAPSのオススメアイテム① BUDS
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アメリカ軍が長年使用する戦闘服「Battle Dress Uniform」に着想を得たユーティリティシャツ。
ブランド創設以来の定番として毎シーズン素材やシルエットに変化を持たせながらリリースされ続けています。
左右の胸ポケット上に入ったモチーフの刺繍がワンポイント。
WTAPSのアイテムとしてまずはゲットしたいアイテムです。
・WTAPSのオススメアイテム② JAM
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筆者が個人的に最も好きなのがJAMと呼ばれるこのボーダーのロンTシリーズ。
毎シーズン色やピッチを変えたボーダー柄が展開され、シックで使いやすい色味やシルエットもあり春から秋にかけて愛用しています。
・WTAPSのオススメアイテム③ ACADEMY
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アメリカの有名大学のロゴスウェットを思わせるアイテム。
廃棄処理される糸屑を再利用した反毛混紡コットンと、再生ペットボトルを使用したポリエステル混紡を使っています。
1枚で着ても様になるこのゆったりしたスウェットは、中にシャツなどを入れてよりカレッジスタイルで着てもサマになります。
■さいごに
今回の記事では、裏原宿にルーツを持つ人気ストリート・ミリタリーブランド、WTAPSについてご紹介致しました。
WTAPSのアイテムはストリートファッションにありがちなビビッドな色使いや安っぽさが無く、大人っぽいストリートファッションがしたい層にピッタリのブランドです。この記事をきっかけにWTAPSに興味を持った方は、是非公式ショップなどでチェックしてみてください。