「ブランド」と聞いて最初に思いつく人も多い、まさしくブランドの王者ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)。
世界最大のアパレルコングロマリットLVMHグループの中核ブランドとして、今日に至るまで絶大な人気を誇っています。

堅実な物作りや歴代のデザイナーの魅力など、ルイヴィトンの人気を支える理由は数多く存在しますが、その人気のひとつに様々なブランドとのコラボを受け入れる寛容さがあることは間違い無いでしょう。
今回の記事では、これまでにルイヴィトンが送り出してきたコラボレーションを5つご紹介。
是非最後までご覧ください。
■ルイヴィトン×村上隆(2003年)
出典:livedoor
日本人アーティストとして世界で最も有名な人物、村上隆。
ポップでカラフルな世界観と、日本画的表現、そしてサブカルチャーが複雑にミックスされた独特の世界観は世界中から愛されています。
2003年に当時のルイヴィトンのアーティスティックディレクターだったマーク・ジェイコブスと村上隆の親交によって生まれたのがこのコラボレーション。
村上流のカラフルなモノグラムパターンや、パンダ、お花といった村上隆のキャラクターがプリントされたアイテムなどが発売されました。
出典:reuseplaza

■ルイヴィトン×草間彌生(2012年・2023年)
出典:photohito
水玉模様を中心としたビビッドな世界観が世界中で評価されている現代アートの巨匠、草間彌生。
ルイヴィトンは草間彌生とのファーストコラボレーションを2012年に実施。
草間彌生自身をかたどった等身大のフィギュアをショーケースに入れたり、彼女の代表的作品を落とし込んだバッグやウォレットをリリースしたりといった同コレクションは世界中で話題を呼びました。
そして、コレクションから10年後の2022年5月、ルイヴィトンは草間とのコラボレーションの第二章を発表。
草間の水玉模様をメタルやカラフルなペイントで表現したバッグを2023年のリゾートコレクションでリリースされることがアナウンスされました。
■ルイヴィトン×フラグメントデザイン(2016年・2017年)
出典:vogue
裏原宿文化をリードし、ストリートファッションの重鎮として世界中で影響力を持つ藤原ヒロシ。
彼の手がけるフラグメントデザインはアイコンである稲妻マークをベースに、ナイキをはじめとする様々なブランドとのコラボレーションをこれまで成し遂げてきました。
そんなフラグメントデザインとルイヴィトンは2016年と2017年にコラボレーション。
当時のルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターだったキム・ジョーンズはストリートファッションへの造詣が深く、藤原ヒロシへの敬愛の念からコラボが実現したとも言われています。
ルイヴィトンのモノグラムとフラグメントの稲妻マークを合体させたロゴなどを中心にバッグやアパレルアイテムを多数展開。
大きな話題を集めました。
■ルイヴィトン×シュプリーム(2017年)
ファッション史に残る歴史的なイベントとして世界中の話題をさらったのがこのルイヴィトンとシュプリーム(Supreme)のコラボレーション。
ラグジュアリーとストリート、それぞれのファッションスタイルにおける王様的存在のコラボレーションは双方のファンのハートを掴み、ポップアップショップに並んだ人たちの行列は世界中でニュースになりました。
ストリートの造形深いアーティスティックディレクター、キム・ジョーンズによって生まれたこのコラボレーションは、2010年代のストリートファッションブームのピークとして歴史に刻まれることでしょう。
なお、本コラボがなぜ凄かったのかについては、こちらの記事にてより詳しくご紹介しております。

■ルイヴィトン×ナイキ エアフォース1(2022年)
出典:wwdjapan
自身のブランド「オフホワイト(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を手掛ける傍ら、黒人として初めてルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターに就任したヴァージル・アブロー。
わずか10年未満でファッション業界のトップに上り詰めた彼は2021年11月に死去。
そんな彼が生前手がけた最後のワークのひとつとして、2022年にルイヴィトンとナイキのコラボレーションが実現します。
ナイキが誇る名作スニーカー、エアフォース1がナイキの工場以外で作られるのはこれが初めて。
なんと47種類ものコラボスニーカーが展開される予定です。
5月20日よりニューヨークで発売記念イベントを開催。
6月より47種のうち9モデルをリリースするそうです。
出典:hypebeast

■さいごに
今回の記事ではルイヴィトンの歴代のコラボレーションのうち、特にハイプな5つのコラボにフォーカスしました。
歴史あるブランドが人気の低迷によって凋落するさまは珍しくない現代ですが、ルイヴィトンは様々なコラボや先進的な取り組みによって常に業界のトップを走り続けています。
ルイヴィトンの発展にこれからも目が離せません。


