近年シュプリームとのコラボの影響もあり、日本でも注目を集めているブランド「コーテイズ(CORTEIZ)」。
既にUSやUKにおけるブランドの知名度や人気は中々のもので、感度の高いストリートキッズを中心に年々その注目度が増しているように感じます。
今回の記事ではこのCORTEIZにフォーカスし、ブランドの歴史や、類稀なるマーケティング戦略をどこよりもわかりやすく解説。
ぜひ最後までご覧ください。
■CORTEIZのデザイナー/創業者、Clint 419とはどんな人物？
出典：rollingstone
ナイジェリア系イギリス人であるClint 419は、2017年にCorteiz RTW (Rules The World)の名で本ブランドをスタート。
最初のアイテムは、のちにCORTEIZの代表的なロゴとなる、アルカトラズ島(軍事要塞や監獄として名高い)をプリントしたパーカー。
一説にこのロゴは、Clint 419が送る社会生活が時に刑務所のように感じられることを表しているからだと言われています。
出典：pinterest
創業者Clint 419のセンスには、故ヴァージル・アブローも生前注目。
彼が亡くなる1ヶ月前、本人のInstagramにて最後にアップされたツーショットは、ほかでも無いClint 419との1枚。
ヴァージル亡き後スター不在のままに思えるファッション業界において、Clint 419が今後どのように活躍してゆくのか引き続き要注目です。
■CORTEIZの巧みなマーケテイング戦略
出典：creawebshop
CORTEIZを大人気ブランドに押し上げたのは、その独特なマーケティング戦略。
一切のネット広告を行わないばかりか、ブランド初期においてはInstagramの公式アカウントに鍵をかけ、販売サイトはパスワード必須という閉鎖性を演出。
ブランドから選ばれた顧客でなければ新作のルックや商品のドロップ情報すら得ることの出来ない、謎に包まれたブランドとなっていました。
ジワジワとCORTEIZの人気が高まり始めると、Clint 419は話題性抜群の販売イベントをたびたび実施。
2022年1月に行った中綿ジャケットの「販売」方法は、なんと購入希望者が持っているシュプリームやノースフェイス、モンクレールなどのジャケットとCORTEIZのジャケットを交換するというもの。
様々なブランドのダウンジャケット(総計300万円相当)を入手したCORTEIZはこれをホームレス支援団体に寄付。
こうした販売手法はMSCHFにも通ずるような、パフォーマンスアート的プロモーションだと言えるでしょう。
また、転売目的で購入したことが発覚すると購入がキャンセルされたり、たとえセレブであってもプロモ目的で商品をプレゼントしたりしない硬派な姿勢がUKのストリートキッズのフィーリングにマッチ。
ストリートウェアブランドとしては珍しく、転売を徹底的に嫌悪する姿勢が共感を集めています。
■有名人着用
・CORTEIZを着用する芸能人①：Drake
出典：twitter
・CORTEIZを着用する芸能人②：slowthai
出典：twitter
・CORTEIZを着用する芸能人③：Stormzy
出典：thetimes
■さいごに
今回の記事では、コーテイズ(CORTEIZ)の人気の理由や歴史についてご紹介しました。
本サイトでは他にも様々なファッションブランドの歴史やアイテム解説を行なっております。
他の記事もあわせてご覧頂けましたら幸いです。
また、X(旧Twitter)/TikTok/YouTubeではWebサイトとは異なる情報発信をしておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
各SNSのリンクはページの最下部から！
