2月15日に満を辞して発表されたシュプリームの2021年(Supreme2021SS)春夏シーズンアイテムたち。
シュプリームでは毎シーズンの立ち上げ前にコラボアイテムは除いた全アイテムのルックブックが一挙公開されるのがならわし。
本記事では今後約5ヶ月にわたって毎週土曜日にリリースされてゆくシュプリームのアイテムの中で、編集部が特に注目するものをご紹介致します!
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム1:■KAWS Chalk Logo Hooded Sweatshirt
出典:Supreme
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ストリート界で村上隆と並んでトップクラスの知名度と人気を誇る現代アーティストKAWS (カウズ)。
ミシュランマンから鉄腕アトム、果てはミッキーマウスに至るまで数多くの既存IPをもじったキャラクターを生み出してきたKAWSのトイアイテムは現在においてもコレクター達から絶大な人気を集めています。
今回、シュプリームとKAWSが2021年SSシーズンにて4度目のコラボレーションが実現。
ブラック、レッド、パープル、ピンク、グレー、イエロー、グリーンの7色展開となるパーカーがリリース予定です。
なお、KAWSとシュプリームのコラボレーションの歴史は古く、2001年にはシュプリームとスケートデッキでコラボレーション。
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2008年にはシュプリームの創業当初のプロモーションをTシャツ化した2004年のケイト・モスTにKAWSが加筆した特別コレクションが。
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そして2011年には今回のアイテムと同デザインのボックスロゴのTシャツがそれぞれリリースされました。
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今回のKAWSとのコラボレーションではレッド、ブラック、イエロー、パープル、ピンクの5色展開でスケートボードデッキがパーカーと共にweek1で発売。
ピンク、ブラック、グレー、グリーン、ダークブルー、レッド、イエローのKAWSとのコラボベースボールキャップについても今後リリースが予定されています。
こちらも強烈な争奪戦が予想されます。
こちらも強烈な争奪戦が予想されます。
出典:Supreme
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Supreme2021SS編集部が注目するアイテム2:■GORE-TEX Stickers Shell Jacket
出典:Supreme
シュプリームがこれまでにリリースした歴代のステッカーたちを全面に散りばめたゴアテックスジャケットがリリース予定です。
フードはパッカブルになっており機能性抜群のこちらのアイテムはWeek 1から早々のリリース予定です。
ちなみに本アイテムはパンツとセットアップでリリース予定です。
また、同じステッカー柄の水上バイクも発売が予定されています。
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Supreme2021SS編集部が注目するアイテム3:■Cans Shirt
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コットンポプリン100%の総柄シャツは空き缶にフォーカス。
あちこちひしゃげた空き缶の集まりが精緻なタッチで描かれたアートワークは、よく見るとコカコーラやスプライトを思わせる空き缶全てが「Supreme」の文字に置き換わっているのが見て取れます。
同柄のアイテムとしてはジーンズが合わせてリリース予定。セットアップで着用しても良いかもしれません。
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Supreme2021SS編集部が注目するアイテム4:■190 Bowery Rayon S/S Shirt
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シュプリームのニューヨーク本店を全面にプリントした半袖シャツが発売予定。
ウーバーの影響でその数は激減したものの、引き続きニューヨークの象徴であるイエローキャブが右下に映り込んでいるのがワンポイントです。
レーヨン製の涼しげな開襟シャツは夏に一枚で着るのにピッタリだと言えるでしょう。
同じ写真を落とし込んだスケートデッキ、iPhoneケースも発売予定です。
出典:Supreme
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Supreme2021SS編集部が注目するアイテム5:■Small Box Tee
出典:Supreme
本家ボックスロゴのアイテムとは異なり、比較的人気の落ち着いているスモールボックスロゴシリーズ。
しかし今回はバンダナ柄のTシャツがブラック、ブラウン、レッド、ライトブルーの4色でリリースされ、即完が予想されます。
トラヴィス・スコットのブランド「カクタスジャック」を思わせるブラウンのバンダナ柄は特に争奪戦となりそうです。
なお、同じくバンダナ柄のアイテムでは、アパレルではバゲットハットとキャンプキャップ、そしてボンバージャケットとシルクシャツもリリース予定。
出典:Supreme
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そして、ブラウン、レッド、ブラック、ライトグリーンのダッフルバッグが3サイズで展開予定です。
出典:Supreme
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Supreme2021SS編集部が注目するアイテム6:■Skeleton Tee
出典:Supreme
ディズニーの不朽の名作「魔法使いの弟子」やアメコミ「バットマン」にといったサブカルチャーにフォーカスし、薬物異常者の見る悪夢のようなタッチでそれらのキャラクターを描き出す現代アーティスト、ジョー・ロバーツ(Joe Roberts)。
今回シュプリームのTシャツに落とし込まれる彼のアートは、顔が髑髏と化したスーパーマンがアメリカの国旗を持って佇む不気味なプリント。
よく見るとスーパーマンのSの字の後に小さく「upreme」と記載されています。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム7:■Spiral Tee
出典:Supreme
これまでにもシュプリームやVANSとのコラボレーションアイテムをリリースしてきたニューヨークのコラージュアーティスト、ウィアード・デイブ(Weirdo Dave)によるTシャツがリリース予定です。
前面には左胸にシュプリームのボックスロゴ、後面はネームケースのようなシュプリームのボックスロゴを中心に様々な字体の単語が渦を巻くようにコラージュされています。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム8:■Leather Camp Cap
出典:Supreme
2018年のノースフェイス×シュプリームのレザーコレクションを思わせる、レザー製のキャップが今回スタンバイ。
ボックスロゴを前面に配し、つばを絶妙にカーブさせた高級感あふれるキャップはシンプルな白シャツとスラックスのコーディネートに外しとして合わせても良いでしょう。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム9:■Labels 6-Panel
出典:Supreme
レトロなステッカーを全面にコラージュしたこちらのキャップも要チェック。
古き良きアメリカ西海岸の街並みを思わせるこちらのデザインのアイテムは、同じくポロシャツもリリース予定です。
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Supreme2021SS編集部が注目するアイテム10:■Supreme/Yashica MF-1 Camera
出典:Supreme
毎シーズン様々なアイテムがリリースされるシュプリームの小物類。
今シーズン発売されるアイテムの中で編集部の一押しはこちらのリリースされるヤシカ(Yashica)製のフィルムカメラです。
スマートフォンでいつでも何枚でも高画質な写真が撮れる今だからこそ、数に限りのあるフィルムカメラで日常を切り取ってみるのも良いかもしれません。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム11:■Old English Collar Logo L/S Top
出典:Supreme
首元に「SUPREME」の文字が配されたロング丈のTシャツが今シーズンリリース予定です。
アクネストゥディオスやWTAPS(ダブルタップス)、ヘロンプレストンなどが近年数多くリリースしているこのタイプの首元の加工は、Tシャツのボディが無地でも絶妙な装飾感を持ち、1枚で着ても様になりやすいアイテムです。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム12:■FTP Arc Hooded Sweatshirt
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コットンフリース素材のパーカーにエンボス加工で「SUPREME」の文字をアーチ状に配したこのアイテムは、シンプルで癖のないデザインながら存在感抜群。
シュプリームのパーカーの良さについては下記の記事で詳しく解説しておりますが、まだシュプリームのパーカーを持っていない方の最初の1着としてもオススメです。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム13:■Patches Denim Baseball Jersey
出典:Supreme
デニム生地で作られたベースボールシャツとなります。
毎シーズン1-2着リリースされるシュプリームのベースボールシャツですが、2021年SSシーズンはかなりポップなデザイン。
ニューヨーク市警のロゴをもじったパッチなど、様々なデザインが全面に縫い合わされた本アイテムはコーディネートに少しコツが必要かもしれません。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム14:■Patchwork Ranger Belt
出典:Supreme
久々の登場となったシュプリーム製のベルトは、スネークスキンやワニ皮など、様々なレザーをパッチワークした異色のアイテム。
オールブラックのものを選ぶと、デザインフルながら上品なワンポイントアクセントとして活用できそうです。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム15:■Leather Key Loop
出典:Supreme
毎シーズンシュプリームからリリースされるキーホルダーアイテム。
前回の2020年FWシーズンではラバー製のキーホルダーがリリースされましたが、今回は高級感あふれるレザー製のものにアップデート。
カバンなどにつけても子供っぽさを感じさせないこちらのキーホルダーは完売が早そうです。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム16:■Signature Label S/S Top
出典:Supreme
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コットン製で肉厚なシュプリームのTシャツの中央に、荷物のサイン欄をかたどったプリントを施したシンプルなTシャツがリリース予定です。色展開もライトブルー、モスグリーン、ピンク、ホワイト、ブラックとどのカラーも使いやすく、1枚持っていれば今年の夏のヘビーユースとなること間違い無しでしょう。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム17:■Cropped Logos Hooded Sweatshirt
出典:Supreme
派手に見えて意外と使いやすそうなのがこのパーカー。
フードと裾部分にシュプリームのロゴが施された他は無地となっているこちらのパーカーは黒やブラウンを選べば春先のまだ寒さの残る時期でも快適に過ごすことができそうです。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム18:■Liberty Floral 6-Panel
出典:Supreme
意外と使い道が多いのがこの花柄のキャップです。
こちらのキャップ、秋や冬は重い色が多くなるコーディネートのワンポイントに、春や夏は上下をシンプルなモノトーンで纏めてキャップの花柄で華やかさを足すことができる優等生。
ロゴもあえてボックスではなく筆記体でさりげなく入れてあることで絶妙なバランスを保っています。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム19:■Supreme®/Hanes® Tagless Tank Tops (3 Pack)
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シュプリームとヘインズから3枚セットのタンクトップがブラック/ホワイトの2色展開でリリース予定です。
日本人はタンクトップ1枚で過ごす文化がほとんど無いため、わざわざ高い金を出してシュプリームのタンクトップを買うことに意義を見出せないかもしれません。
しかし、画像をみる限りこのタンクトップ、かなり丈が長そう。
夏の時期にTシャツ1枚で過ごすことが増える中、Tシャツの下にレイヤードしてこのタンクトップを入れるなどしてみるのも良いかもしれません。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム20:■Small Box Sweatshort
出典:Supreme
夏の時期に大活躍するハーフパンツですが、短い期間しか使えないハーフパンツは安いユニクロやGUで普段は済ませがち。
しかし、今年の夏は上質なコットンでスウェット地のこちらのショートパンツが狙い目です。
スウェット地であることからルームウェアとしても大活躍間違い無しのうえ、色展開も優秀。とくに水色のタイダイ柄は上品な淡い色合いが夏にピッタリだと言えるでしょう。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム21:■Supreme®/The North Face® Ice Climb Tee
出典:Supreme
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2021年SSシーズンのWeek 5でリリースされたのが定番のノースフェイス×シュプリームコラボ。
その中でも氷山の写真を全面にプリントしたTシャツとパーカーは特におすすめのアイテムです。
極寒を思わせる深い水色は、パーカーの場合は1枚で主役になれる存在感を、Tシャツは夏に涼しさを感じるうえではぴったりの1枚だと言えるでしょう。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム22:■Supreme®/The North Face® Studded Traction Mule
出典:Supreme
上記のノースフェイスコラボの中で、実は隠れた狙い目アイテムだったのがこのミュールスリッパ。
ノースフェイスの人気アイテムでもある本品は、今回シュプリーム仕様にアレンジされ、スタッズ柄の3色展開となりました。
外ではもちろんのこと、在宅用のスリッパとしても秋から春先まで足元を暖めてくれそうです。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム23:■Dash’s Wall Hooded Sweatshirt/Sweatpant/Rayon S/S Shirt
出典:Supreme
出典:Supreme
出典:Supreme
ニューヨーク出身のアーティスト、ダン・コーレン(Dan Colen)の2004-2006年の作品「Dash’s Wall」が全面にプリントされたアイテムとなります。
Week 14で登場したこれらのパーカー、スウェットパンツ、レーヨンシャツの3アイテムは、それぞれ身につけるアイテム以外を無地でまとめれば、装飾感たっぷりなルーズスタイルとしてオシャレに楽しむことができそうです。
※参考:Dash’s Wall
出典:artsy.net
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム24:■Kim Necklace S/S Top
出典:Supreme
近年ではビリーアイリッシュの写真撮影なども行う著名フォトグラファー、ケネス・カッペロのアートワークを全面にプリントしたTシャツがリリースされました。
今回フィーチャーされたのはケネス・カッペロが2002年から2003年に手がけた、モデルであるキム・マトゥロワを写したアートワーク。黒、ブラウン、パープルの3色展開での発売となりました。
ケネス・カッペロといえば、これまで数々のシュプリームのフォトアイテムを手がけてきた人物。
中でも特に有名なのがこちらのシュプリームの名作フォトTシャツ「Supreme Tyson Tee」のマイクタイソンの写真だと言えるでしょう。
※参考:Supreme Tyson Teeのアートワーク
出典:cdn.com
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム25:■Blessings Ripstop Shirt
出典:Supreme
タイの著名な上座部仏教僧であり、2015年5月に91歳でその生涯を終えたルアーンポークンにフィーチャーしたシャツジャケットがリリースされました。
しかし、こちらのシャツジャケット、2021年2月15日、同年のシュプリームSSシーズンのルックブックがお披露目となった際には、発売を疑問視する声が上がっていたことはあまり知られていません。
ルックブックが公開されると、シュプリームのこのプロダクトに対し、ルアーンポークン氏が長を勤めていたナコンラチャシマ州の寺院ワットバンライは猛抗議。
シュプリームがこれらの写真を使う上で、同寺院に許可申請や画像の使用権を申し立てていなかったと語りました。
タイ仏教庁を巻き込み、訴訟を起こすとの声明まで出されたこの問題でしたが、ワットバンライ側もシャツジャケットに使用された写真の所有権と著者権に関する明確性が欠如していることが判明。
タイの知的財産局としても、ルアーンポークン氏の写真やマントラのデザインの著作権登録を保持していないことが明らかになったのです。
ワットバンライは写真やデザインの所有権を維持するための証拠集めに奔走しましたが、努力叶わず2021年5月13日、そして日本では5月15日に同シャツジャケットはシュプリームから発売され、瞬く間に完売となりました。
こうした曰く付きのアイテムゆえ、リセール市場では将来的な値上がりも予想されます。
バックストーリーも含めてこのシャツを羽織ってみるのも良いかもしれません。
Supreme2021SS編集部が注目するアイテム:■さいごに
毎シーズンあっと驚くコラボレーションや、古今東西のサブカルチャーにフォーカスしたアイテムが人気を集めているシュプリーム。
待望の2021年のSSシーズンは、2月20日(土)にWeek 1アイテムが店舗リリース予定。
今から待ちきれません。