ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)を語る上で、欠かせないものが「ライン」
そのラインの中でも、特に有名なのは「モノグラム」ではないでしょうか。
モノグラムというのは、日本の家紋をヒントにして作られたデザインパターンです。
創業者であるルイヴィトンのイニシャル「L」及び「V」と星、そして花を掛け合わせたもので、今日の皆さんのヴィトンのイメージで想起されるアイコンでもあると思います。
そんなモノグラムラインに列する数多のコレクションから、いくつかピックアップしてご紹介します。
ルイヴィトンのモノグラム1:モノグラム・ヴェルニ
マーク・ジェイコブスが1998年に発表したモノグラム・ヴェルニ。
エナメルコーティングのカーフにモノグラムが施されているのが特徴的です。
それまでの茶色系のヴィトンのイメージを覆す鮮やかな色使いで大人気の商品となり、マークの評価を確固たるものにした一つの要因と言えるでしょう。
マーク・ジェイコブスに関してはこちらの記事でも紹介しています。
ルイヴィトンのモノグラム2:モノグラム・ミニ
2000年のコレクションの一つ。
モノグラムロゴを小さくした可愛いデザインで人気を博しました。
余りの人気ぶりに、当初製作されたブルー以外のカラーも追加されました。
惜しまれつつも2006年に廃盤になりました。
ルイヴィトンのモノグラム3:モノグラム・グラフィティ
出典:stockx
2001年に登場した、モノグラム・グラフィティ。
グラフィティデザイナーであるスティーブン・スプラウスと、マーク・ジェイコブス期のルイヴィトンとのコラボレーション作品です。
そのデザインは、なんと伝統的なモノグラム・キャンバスに落書きの様なグラフィックアートを上書きするという衝撃的なものでした。
2009年には、スティーブンの回顧展が開かれる折に、マークがオマージュとして新たなモノグラム・グラフィティを発表しています。
ルイヴィトンのモノグラム4:アイ・ラブ・モノグラム
出典:stockx
現代アート界において、草間彌生と並び世界で最も人気を博す日本人アーティスト村上隆とマークの初コラボ作品。
次に紹介する「モノグラム マルチカラー」の先駆けとも言えるコレクションです。
I(私)とeye(目)を掛けたデザインとマルチカラーにも受け継がれている色使いが圧巻です。
ルイヴィトンのモノグラム5:モノグラム・マルチカラー
出典:stockx
2003年に発表された村上隆とマークのコラボ作品。
先に挙げた「アイ・ラブ・モノグラム」でも使用した多色の色使いを、33色のマルチカラーで仕上げたモノグラムです。
人気を誇りつつも他のルイヴィトンのアーカイブ品と比べても価格がそこまで高騰していないため、ねらい目のアイテムとも言えるでしょう。
ルイヴィトンのモノグラム6:モノグラム・チェリーブラッサム
出典:stockx
これまた2003年発表の村上隆とマークのコラボ作品。
桜の花をモチーフにしたデザインで、とても可愛らしいコレクションです。
村上隆らしく、桜の花びらの中に笑顔が咲いているのがとても良いですね。
ルイヴィトンのモノグラム7:モノグラム・パンダ
出典:stockx
またまた2003年発表の村上隆とマークのコラボ作品。
ポップなパンダが描かれたこのコレクションは、歴代のデザインから見てもかなりの異色作です。
これも発売から瞬く間に人気となり、入手困難なコレクションになりました。
因みにこちらのパンダの名前はプティパンダというそうですよ。
ルイヴィトンのモノグラム8:モノグラム・デニム
出典:stockx
2006年コレクションで発表されたモノグラム・デニム。
デニムの素材を使ったアイテムにモノグラムを施したコレクションです。
カジュアルな「デニム」素材を使うことで、ラグジュアリーながらも、若者でも使いやすい一品に仕上がっています。
ルイヴィトンのモノグラム9:モノグラム・ギャラクシー
出典:stockx
2019年コレクションのモノグラム・ギャラクシー。
「宇宙」をテーマにしたコレクションです。
色合いはまるで天の川を彷彿とさせるもので、神秘的なものになっています。
ルイヴィトンのモノグラム10:モノグラム・エクリプス
出典:amazon
2016年に販売されたモノグラム・エクリプス。
メンズラインとしてリリースされており、ブラックベースのモノグラムです。
モノトーンという合わせやすいカラーリングから、人気のラインの一つでもあります。
ルイヴィトンのモノグラム11:モノグラム・エクリプス リバース
2016年に販売されたモノグラム・エクリプスをその名の通り反転させた、モノグラム・エクリプス リバース。
ブラックとグレーをモチーフに、レザーを使ったアイテムです。
とてもクールなデザインで、公式サイトにもあるように「父の日」にもピッタリなアイテムに仕上がっています。
ルイヴィトンのモノグラム12;NIGO×ルイヴィトンモノグラム LV スクエアード コレクション
出典:jp.louisvuitton.com
話題になったNIGO×ルイヴィトンのモノグラムもご紹介。
モノグラム・モチーフとダミエ・パターンを掛け合わせたデザインです。
NIGOの世界観「Human Made」をヴィトンならではの再解釈したとのことで、口コミでも話題です。
2020年6月下旬より、日本で先行販売を開始していました。
ルイヴィトンのモノグラム13:モノグラム・ジャイアント
出典:wowma
定番のモノグラムを再解釈した、モノグラム ジャイアント。
オーバーサイズのLVロゴが特徴的で一目見てヴィトンのものだとわかるようになっています。
ルイヴィトンのモノグラム14:LV クラフティ
先に記載したモノグラム・ジャイアントを色彩豊かに再解釈したLV クラフティ。
大胆な色彩かつオーバーサイズのLVロゴで、モノグラムのデザインが前面的に出ています。
ルイヴィトンのモノグラム15:モノグラム・ジャングル
オーバーサイズのモノグラムパターンに、近年人気のアニマル要素を加えたモノグラム・ジャングル。
モノグラムのロゴ内にもカラーリングが施されており、非常に特徴的なラインです。
当サイトでも度々特集する、スニーカーでも人気のアニマル柄はこちらでも人気のラインです。
ルイヴィトンのモノグラム:終わりに
以上、魅力的なルイヴィトンのモノグラムのご紹介でした。
定番から限定、古くから最新のものまで紹介してきましたが、まだまだほんの一部しか紹介していません。
魅力的なヴィトンのアイテムの数々、是非貴方のファッションにも取り入れてみてはいかがでしょうか。