2020年8月22日に国内でもスタートしたシュプリーム(Supreme)の2020年FWシーズン。
本ブログでは土曜日の発売に先駆けて、毎週の狙い目アイテムや注目アイテムについて約2,000字から4,000字弱の記事を毎週執筆しております。
今回は9月26日の発売に先駆けて、編集部が注目するWeek 5のおすすめ発売アイテムを徹底解説致します。
■Supreme/Joel-Peter Witkin Mother and Child Tee
Week 5では写真家 ジョエル=ピーター・ウィトキンとのコラボコレクションがリリースされます。
ジョエル=ピーター・ウィトキンはニューヨーク出身の写真家で1961年からベトナム戦争における戦場カメラマンとして活躍後、フリーのカメラマンとして「死」「身体障害者」「性転換」「マイノリティ」といったテーマを元に作品を発表し続けています。
1979年発表の「Mother and Child (With Retractor, Screaming)」がプリントされた本Tシャツは黒、白、緋、グレー、ライトグリーン、ピンクの6色展開で発売予定です。
■Supreme/Joel-Peter Witkin Harvest L/S Tee
個人的にはWeek 5で最もオススメしたいのが、こちらのジョエル=ピーター・ウィトキンとのコラボロンTです。
1984年の作品「Harvest」がプリントされ、黒、白、緋、グレー、ライトグリーン、ピンクの6色展開となっている本品ですが、ルックでも紹介されている黒色のものが特に狙い目。
黒地にプリント写真というモノクロで統一されつつも適度に装飾性を持ったデザインは、秋冬のインナーとして大活躍しそうです。
■Supreme/Joel-Peter Witkin Sanitarium Hooded Sweatshirt
上記2品と同様に写真家 ジョエル=ピーター・ウィトキンとのコラボコレクションアイテムとなっているこのパーカーは、同氏が1983年に発表した「Sanitarium」を背面にプリントしています。
なお、2010年に41歳の若さで急逝した天才デザイナー、アレキサンダーマックイーンの2001年春夏コレクションのショーのラストでは、この「Sanitarium」にフィーチャーした演出がなされました。
キャットウォークスペースの中央にある半透明のガラス張りのボックスが突如開くと、「Sanitarium」の姿そっくりに呼吸器をつけて蛾に覆われた椅子に寝そべる裸のモデルが登場し、周囲は割れたガラスの破片と飛び回る蛾に包まれました。
※参考:アレキサンダーマックイーン2001年SSコレクションと「Sanitarium」
出典:dazeddigital
■Canvas Backpack & Canvas Tote
Week 5ではキャンバス地で作られたシンプルなバックパックとトートバックが発売予定。
近年、バックパックではレザー地に継ぎ接ぎの装飾が入っていたり、トートバッグではノースフェイスとのコラボなど、ゴテゴテと装飾が多く使い勝手の悪いアイテムが続いた中、今回シンプルで非常に使いやすいバッグが登場しました。
白黒2種で展開され、中央部分に鎮座するボックスロゴが目を引くデザインとなっています。
■Ancient S/S Top
ボックスロゴ以外で毎シーズン人気を誇るのが、「SUPREME」の文字をパッチワークや刺繍で表現したTシャツシリーズですが、エジプトの壁画を思わせるような金色の刺繍でアルファベットを表現したポップなTシャツが今週ドロップ予定です。
右から3番目のEの文字を表している刺繍では、スケートボードショップらしく、どうやら板に乗っている人を描いているようにも見受けられます。
アイテム自体は非常に良いのですが、既にTシャツ一枚で過ごすには寒い時期に入ってしまっているのが少し残念なところです。
■さいごに
ここまでシュプリームWeek のオススメアイテムを5種類ご紹介してきましたが、何か狙い目のアイテムは見つかりましたでしょうか?
この記事が土曜日のクリック戦争における指針の一つになったのであれば幸いです。
本ブログでは他にもシュプリームの偽造品ビジネスに関する衝撃の事実や近年起きたシュプリームに関する事件、そしてもちろん歴史やおすすめアイテムなど多岐にわたって解説しております。
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