近年勢いを増しているニューバランス(New Balance)の中でも、知名度・人気ともにNo.1モデルといえば996。
手頃な価格感や服を選ばないデザイン、そして極上の履き心地をくれる本モデルはニューバランスの定番。
今回の記事では、誰もが知っているこの996の、あまり知られていない豆知識をいくつかご紹介いたします!
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
- ■ニューバランス996のデザイナー、スティーヴン・スミスとはどんな人物?
- ■ニューバランスの900番台とはどんなシリーズ?
- ■ニューバランス996とはどんなスニーカー?
- ■996のコラボモデル
- ■さいごに
■ニューバランス996のデザイナー、スティーヴン・スミスとはどんな人物?
996について解説する前に、この定番スニーカーを生み出した、ある一人のデザイナーについて触れておいた方が良いでしょう。
996を生み出したのは、様々なシューズメーカーで人気スニーカーを生み出してきた天才、スティーヴン・スミス。
996は、そんな彼がキャリアの最初期に生み出したスニーカーなのです。
マサチューセッツ芸術大学でデザインを専攻したスティーブン・スミスは、卒業後に同州にあるニューバランス社にデザイナーとして入社。
スミスが入社した1986年当時のニューバランスには、彼とケヴィン・ブラウン(同じくのちにNBからリーボックに移籍)の2人しかいなかったそう。
スミスはたった2年間で『574』『995』『996』『997』『1500』といった、のちのニューバランスの主力製品となるモデルを次々とデザイン。
その後アディダスに移籍すると1年間で『アーティラリー』『ファントム2』をデザイン。
事務所の閉鎖に伴い、今度はリーボックに転職します。
1989年にリーボックに就職すると、1994年に『インスタポンプフューリー』を開発。
そのあまりの奇抜さゆえ社内での反発が大きかったものの、社長の鶴の一声で発売が認められたこのスニーカーは、今やリーボックの看板モデルとなっています。
1997年にはFILAに転職し99年まで在籍。
同年ナイキに就職し、2009年までの10年間で『サンレイ アジャストサンダル』『ショックス モンスター』『エアマックス2009』といった名作モデルを開発。
ナイキ退職後は再びアディダスやKEENなどを転々とし、2016年にカニエ・ウェストのクリエイティブエージェンシー、DONDAに合流。
出典:footshop
ダッドスニーカーの火付け役となった『YEEZY BOOST 700』などを手掛けました。
ティンカー・ハットフィールドのように1つの会社でキャリアを積み重ねるのではなく、様々なメーカーを渡り歩きながら、そのどこでも名作モデルを生み出すスティーブン・スミスはかなり特異。
彼が今後どのようなスニーカーを生み出してゆくのか楽しみです。
■ニューバランスの900番台とはどんなシリーズ?
ニューバランス996は、同ブランドの主力ライン、いわゆる900番台と呼ばれているモデル群のスニーカー。
1982年にリリースされたM990に始まり、「1000点満点中990点」というコンセプトで生み出されたこのスニーカーは、形や技術をアップデートしながら今日に至るまでニューバランスの看板モデルとして君臨しています。
1986年に入社したスティーブン・スミスは、シリーズ第2弾となる995からデザインに従事。
ニューバランスの歴代900番台モデルについては、こちらの記事でまとめて解説しております。
■ニューバランス996とはどんなスニーカー?
ニューバランス996は、1988年に900番台スニーカーの第3弾として誕生した名作モデル。
月星化成が主体となって開発されたC-CAP(シーキャップ)を搭載し、軽くて少し硬めな履き心地が軽快なフットステップを提供。
現在はアメリカ製で高級感のある『Made in USA 996』と、廉価なアジア製ながら様々なデザイン・コラボも実施する『CM996』の2ラインが主に展開。
特にCM996は数あるニューバランスのスニーカーにおけるエントリーモデルとして、最初の1足にぴったりです。
出典:company
なお、2023年には生誕35周年を記念して、日本の職人によりハンドメイドで縫製された 『M996JP ( Made in Japan)』が、74,800円という価格で数量限定発売されています。
■996のコラボモデル
・Kith
・J.Crew
・Aimé Leon Dore
■さいごに
今回の記事では、ニューバランスの人気モデル、996についてご紹介いたしました。
本サイトでは様々なブランドの歴史や人気の理由、マーケティング戦略などを解説しております。
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