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ハイプなスニーカーの争奪戦に疲れたあなたにオススメ!エンダースキーマってどんなブランド?

(ハイプの意味については下記の記事にて説明しています!)

一時ほどの熱狂は収まったものの、ストリートシーンを中心に毎週の様にドロップされる新作スニーカーをめぐって、人々はいまだワンブロックを超える長さの行列や熾烈な抽選へ日々繰り出しています。

かくいう私自身も歴史を超えて愛される名作スニーカーの新色や、新進気鋭のファッションブランドとのコラボスニーカーには常に心を踊らせて、抽選結果に一喜一憂する毎日を送っています。

こうした(私を含めた)スニーカーマニアたちにとって、「なぜスニーカーを集めるのか」また、「どういった部分に楽しみを感じているのか」について、私は個人的におおよそ3種類に大別できると考えています。

今回の記事では、そんなスニーカーマニアでいることに少し疲れてきたアナタにこそオススメな革製品ブランド、エンダースキーマ(Hender Scheme)についてご紹介致します。

■スニーカーの楽しみ方の分類

-①コレクションとしてのスニーカー

スニーカーは一種の工芸品であり、芸術でもあります。

コンバースやムーンスターで見られるクラシックなバルカナイズド製法から、NASAの技術者と共にナイキが作ったエアソール、今やアディダスのハイテクスニーカーには標準搭載といっても過言ではないブーストフォームなど、スニーカーはソールという一つのパーツをとっても様々な技術が詰め込まれており、歴史を超えて使われ続ける伝統工芸の様な技術から、年々アップデートが繰り返される最新テクノロジーまで、職人や技術者の技巧が詰め込まれているスニーカーは眺めているだけでも楽しいものです。

また、こうしたスニーカーの配色の妙に唸ったり、有名現代アーティストがスニーカーをキャンバスに見立ててアートを落とし込んだ一足をコレクションするのは、ある意味プラモデルを集めて部屋に飾る感覚と同じかもしれません。

-②思い出としてのスニーカー

日本の学校教育が諸外国と比較して最も異なる点は、種別様々な部活動が各学校単位で数多く存在している点でしょう。

中でも運動部系の部活動は中学校(場合によっては小学校)から参加する生徒が多く、この点はアメリカや中国の目からは特異に映っています。

アメリカでも勿論運動系のクラブ活動は中学から存在していますが、その存在はスポーツごとによる差が大きく、乱暴な言い方をすれば「アメリカ人が強くないスポーツはあまりクラブや部が存在しない」ことが非常に多い傾向にあります。

また、アメリカでは季節によって1人の生徒が注力するスポーツを変える傾向も多く、夏はアメリカンフットボール、秋は野球、冬はアイスホッケーといった風に、年間を通して一つの競技に注力する日本の部活動とは異なる側面が見られます。

中国に目を向けると、まだまだ学校教育としての部活動という文化は根付いていないばかりか、体育教育の面で見ても、週に1回グラウンドをひたすら走って周回したりストレッチを全員でしたりするだけの授業を行うような学校がいまだ多数あります。

中国において各スポーツで活躍する選手らはまさしくエリートとして自身の時間のほとんどを若いうちからそのスポーツに捧げており、学生時代に本気でスポーツに取り組むことは、中国においては未だごく一部の人間にのみ許された特権とも言えるでしょう。

こうした諸外国とくらべ、運動系の部活動がさかんな日本においては、日中は通常授業に参加しつつ、放課後はひとつの部活動に徹底的に取り組むことができる環境が整っています。

若いうちに何かしらのスポーツに親しみを持っていた人が成人後に、思い出に浸るかの様に当時の部活動で使っていたスニーカーの復刻版などを集めるようになるのは自然な流れだとも言えるでしょう。

もちろん、テニスシューズの定番であるスタンスミスや、バスケットボールのジョーダンシリーズなど、学生時代に手が届かなかった憧れのブランドを手に入れ、街着に取り入れる様な文化もかなり一般的だと言えるでしょう。

-③顕示的消費としてのスニーカー

スニーカーマニアたちが追い求める限定スニーカーは数を絞って生産されることが多く、一度リリースされたら再販されることが無い、もしくはいつ再販されるか誰にもわからないことがほとんどです。

経済学の基本である「需要曲線」においては、曲線がしめす通り、価格が上がった商品は需要が下がるのが常ですが、時折「ヴェブレン財」と呼ばれる、「価格が高騰すると需要も上がる」という特殊な状況が発生することがあります。

こういったケースの典型的な例がいわゆる「プレ値」で取引されるスニーカーや、ロレックス、シュプリームなどで見られる転売価格の高騰です。

「ヴェブレン財」の名称の元となったアメリカの経済学者であるソーンスタイン・ヴェブレンは、「他人が買えないものを買って周囲に見せつける行動」を1899年に「顕示的消費(Conspicuous Consumption)」名付けて提唱しており、スニーカーマニアの中には、この気持ちに思い当たる人も少なく無いでしょう。

また、当然シュプリームやロレックス、一部のナイキのスニーカーなどは、この「顕示的消費」を上手に活用することで、自社ブランドの価値を高めています。

■エンダースキーマについて

ここまで前置きが非常に長くなってしまいましたが、今回の記事の本題であるエンダースキーマについてまずはその概要をご説明させていただきます。

-エンダースキーマの歴史

エンダースキーマ(Hender Scheme)は2010年にスタートしたブランド。

創業者兼デザイナーは柏崎亮は学生時代にブランドのサンプル品を作る靴工房で働き始めたことをきっかけに靴作り学びます。

卒業後は一から靴を作るようになり、友人のための靴や舞台衣装の靴を制作。
靴のリペアショップなどでも働きつつ、2010年にブランドを立ち上げました。

2シーズン目よりオマージュラインと呼ばれる既存の著名なスニーカーのデザインを革靴として表現したラインをスタートさせ、現在においてもエンダースキーマを代表するアイテムとして知られています。

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2016年、今やハイブランドに最も近い国内ブランドとも評されるsacaiとコラボレーションを発表。
なめし革のブーツとサンダルを発売しました。

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また、2017年にはアディダスとのコラボレーション「adidas Originals by Hender Scheme」発表。

アディダスの定番スニーカーとエンダースキーマの特徴であるヌードカラーの皮を組み合わせたコレクションはブランドの直営店「スキマ」や、ドーバーストリートマーケットギンザなどでリリースされ話題を呼びました。

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-エンダースキーマのブランドコンセプト

エンダースキーマというブランド名は、心理学用語の”GenderSchema(ジェンダースキーマ)”から取られています。

ジェンダースキーマは認知段階において、「男性的」/「女性的」というジェンダー(『性別』『性差』『性役割』)に基づいたカテゴリー化を行って物事を把握・思考する認知・行動様式のことを指しますが、エンダースキーマではGenderの”G”を、アルファベット順で一つ超えた”H”とすることで、ブランドコンセプトである『ジェンダーを超える』という意味を表現しています。

男女の性差にとらわれず、ジェンダーを超えて自由にデザインすることを目指しているエンダースキーマは、男女の骨格の差や筋肉の付き方を木型などで変化を付けつつ、すべてのデザインでメンズとレディースの両サイズを展開しています。

■エンダースキーマのオマージュライン

そんなエンダースキーマの中で筆者がスニーカーマニアにお勧めするのは、当然今やブランドの顔とも言えるオマージュラインをおいて他にありません。

毎シーズン1型ずつ新作を発表するこのラインは、ナイキのエアフォース1やリーボックのインスタポンプフューリー、コンバースのチャックテイラーなどの名作スニーカーたちを革靴として製作したシリーズとなっています。

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浅草の町工場にて手作業で作られるこのラインは、ナイキやコンバース社の工場で量産されるスニーカーたちと全く同じデザインながら、スニーカーでは絶対に出せない風合いを表現しています。

また、素材としてさまざまなヌメ革を組み合わせながら用いていることで、エンダースキーマのシューズは徐々に形や色が変化し、手入れを重ねるうちに一人一人表情が異なってゆくことも魅力の一つだと言えるでしょう。

手作業で丁寧に作られたこれらの革靴は、元となった名作スニーカーのデザインを革で表現するための技術が隅々まで施されており、コレクションとして眺める上では勿論のこと、学生時代に履いた思い出のスニーカーを皮素材にアップデートして履くという楽しさで言っても非常にオススメです。

また勿論、スニーカーマニアにとって見慣れたデザインがヌメ革の一風変わった風合いで表現されたシューズは、原宿や表参道でも注目を集めること間違いなし。

  • ①コレクション
  • ②思い出
  • ③顕示的消費

のどのタイプのスニーカーマニアにとっても手を出す価値のある1足だと確信しています。

筆者が最もお勧めするのはこのエアジョーダン4オマージュのシューズ。

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大量の異なるパーツで細部まで精巧にヌメ革で組み立てられたこの1足はまさに芸術品。
オマージュアイテムとしては異例ながら、実はナイキ本社の社長室にもこっそり飾られているそうです。

スニーカーマニアなら絶対に見逃せないエンダースキーマ。
少し値は張りますが、1足買って丁寧に手入れすれば、経年とともに表情を買えてくれる一生物のアイテムとして、あなたの足元を飾り続けてくれるでしょう。

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