エアフォース1やエアジョーダン1、そしてダンクといったナイキの様々な名作スニーカーたち。
デザインや履き心地だけでなく、スニーカーひとつひとつに込められたカルチャーや歴史を含めて楽しめるのが大きな魅力です。
そんな私を含むヘッズたちは、街ゆく人々のシューズなどもついついチェックしがち。
映画を見ていても登場人物の足元がどうしても気になってしまいます。
そんなわけで今回の記事では様々な映画に登場するナイキのスニーカーをピックアップ。往年の名作から直近の作品まで7種ご紹介致します!
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目次
- ■ナイキ バンダル × ターミネーター
- ■ナイキ マグ × バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
- ■ナイキ ダンク ロー “Michigan” × イーストウィックの魔女たち
- ■ナイキ エアジョーダン6 ブラック インフラレッド × クリード
- ■ナイキ エアジョーダン11 レトロ スペースジャム × スペースジャム
- ■ナイキ エアジョーダン1 シカゴ × AIR/エア
- ■ナイキ エアジョーダン1 “Utility Stash” × スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース
- ■ナイキ エアジョーダン4 “Fire Red” × ホワイトハウス・ダウン
- ■ナイキ エアジョーダン4 “white cement” × ドゥ・ザ・ラ イト・シング
- ■さいごに
■ナイキ バンダル × ターミネーター
2029年から1984年にタイムスリップし、サラ・コナーを殺しに来たサイボーグの暗殺者「ターミネーター」。
サラを守るべく同じく未来からきた兵士カイル・リースは1984年のロサンゼルスに来た直後にショッピングセンターでナイキのバンダルを入手。
以降映画の最後までこのシューズと戦いを共にすることとなるのです。
ちなみにナイキは1985年にバスケットボールシューズ「ターミネーター」を発売。
その歴史や詳細についてはこちらの記事で解説しております。
■ナイキ マグ × バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
出典:youtube
こちらのスニーカーは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で主人公のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)が未来の靴として着用したスニーカー。
映画ではマーティがシューズを履くと自動で靴紐が締まり「こりゃ良いや」と感心するシーンがあり、視聴者は未来のシューズの性能に釘付けになりました。
2011年に1,500足限定でebayオークションにかけられたレプリカ版 “マグ”は、1足あたりの最高額が9,959ドルにもなりました。
2016年に再発売となった際には、ついに自動靴紐調整システムを搭載。
オークションでは20万ドルという値段がつけられ、売上は2011年発売の時同様にMichael J. Fox Foundationに寄付され、パーキンソン病の研究のために充てられることとなりました。
■ナイキ ダンク ロー “Michigan” × イーストウィックの魔女たち
出典:eiga-pop
1987年公開のホラーコメディ「イーストウィックの魔女たち」では主演のジャック・ニコルソンが劇中でダンクのローカットを着用。
かつて魔女狩りが行われた町イーストウィックで、伴侶を失った3人の女性の前に現れたのはジャック演じる悪魔。
不思議な4角関係をコミカルに描き、ジャック・ニコルソン主演の名作「シャイニング」のセルフオマージュも感じさせる作品です。
■ナイキ エアジョーダン6 ブラック インフラレッド × クリード
出典:pinterest
マイケル・ジョーダンが初めてNBAチャンピオンを獲った際に着用していたモデルがこのエアジョーダン6 ブラック インフラレッドです。
そんなバスケの神様と同じ名を持った俳優、マイケル・B・ジョーダンは映画「クリード」で本アイテムを含めいくつかのエアジョーダンを着用しています。
スタローン主演の名作映画「ロッキー」の続編として本人も登場するこの映画では、マイケル演じるアドニス・クリードがボクサーとしてキャリアを積んでゆくにつれ履くシューズが変わってゆくのも面白い所。
「クリード2」ではチャンピオンとなったアドニスがエアジョーダン1 × オフホワイトの激レアモデルをしれっと履いており、スニーカーヘッズは見逃せない作品となっています。
■ナイキ エアジョーダン11 レトロ スペースジャム × スペースジャム
出典:mastered
大人気バスケ選手マイケル・ジョーダンが1996年に主演した映画「スペースジャム」。
バッグスバニーをはじめとするアニメキャラクターと実写のマイケルが共にバスケをする前衛的な作品となっています。
本作にてマイケル・ジョーダンが着用していたこの特製カラーのエアジョーダン11、映画公開当初は発売されず、マイケル専用モデルとなっていました。
2000年にエアジョーダン11が再販されたタイミングでリリースされると、その後2009年、そして2016年に映画公開20周年記念として再販されました。
■ナイキ エアジョーダン1 シカゴ × AIR/エア
出典:sortiraparis
こちらの映画は2023年に公開されたエアジョーダンの誕生秘話を描いた映画「AIR/エア」。
コンバースとアディダスが席巻するバスケットボール業界において、崖っぷちのナイキがマイケル・ジョーダンといかにして契約を勝ち取るかの軌跡を追いかけます。
映画ではマイケルや彼の家族へのプレゼンに向けてモックアップのエアジョーダン1を作成。
映画では赤と白が映える通称“シカゴ”モデルが使われますが、史実とは異なっています。
本映画のレビューについてはこちらの記事でも詳しく解説しております。
■ナイキ エアジョーダン1 “Utility Stash” × スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:hypebeast
大ヒットアニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」の続編「スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース」が2023年に公開。
主人公マイルス・モラレスは映画1・2を通してエアジョーダン1 シカゴを着用していますが、こちらはもちろんインラインモデル。
ナイキは映画公開に合わせて作中では登場しないスパイダーマンモデルのエアジョーダン1をリリースしています。
なお、画像の紫色のエアジョーダン1は、作中で登場しつつ実際に実物が製作されたモデル。
関係者のみに送られたフレンズ&ファミリーモデルとなっています。
■ナイキ エアジョーダン4 “Fire Red” × ホワイトハウス・ダウン
謎の武装集団によって占拠されたホワイトハウスから、主人公が大統領の奪還を目指して奮闘する映画「ホワイトハウス・ダウン」。
劇中ではジェイミー・フォックス演じる大統領が、敵に足を掴まれた際に「私のエアジョーダンを離せ」と叫びながら足蹴にするシーンが印象的です。
■ナイキ エアジョーダン4 “white cement” × ドゥ・ザ・ラ イト・シング
エアジョーダン3から6までのTVコマーシャルも手掛けたスパイク・リー監督による映画「ドゥ・ザ・ラ イト・シング」。
エアジョーダン4が発売されたばかりの1989年に公開された本映画では、メインキャラクターのひとりが買ったばかりのエアジョーダン4を踏まれ、その後歯ブラシで一生懸命磨くシーンを長々と挿入。他にもナイキのスニーカーが多数登場する、ヘッズ必見の映画となっています。
また、個人間のイザコザを人種問題へとすり替え、差別や連帯を都合よく使うことの愚かさや末路を、同じ黒人であるスパイク・リー監督の目線から描いたこの「ドゥ・ザ・ラ イト・シング」。
人種間の問題について考える上で、一度は観ておきたい作品です。
■さいごに
今回の記事では、映画に登場したナイキのスニーカーを9種ご紹介致しました。
ダンク、ジョーダン、エアフォース1をはじめとする様々な名作を持ったナイキのスニーカーは他にも数多くの映像作品で採用されています。
2020年台に入り、スニーカーは「ブーム」から「定番」に変わったとはいえ、我々スニーカーヘッズはついつい人の足元に目が行きがち。
今後は映画を見る際に、登場人物たちの足元にも注意を向けてみると面白いかもしれません。