【今更聞けない】「メゾンマルジェラ」と「MM6 Maison Margiela」の違いは何？コラボも人気なカジュアルラインを徹底解説！

伝説的デザイナー、マルタン・マルジェラが1988年に創設したメゾンマルジェラ(Maison Margiela)。
マルタンはすでにブランドを去り、現在は元ディオールのジョン・ガリアーノがブランドを率いていますが、その人気ぶりは健在。
中でも日本におけるマルジェラ人気は格別で、メゾンマルジェラの売上構成は1/4を日本だけで占めており、他地域を圧倒する人気ぶりとなっています。

そんなマルジェラですが、近年では他ブランドとコラボレーションを行うことも少なくなく、先日はあのシュプリームとのコラボが大きな話題となりました。

【レポート】シュプリームに並んでみた！マルジェラコラボは買えるのか？！【大行列】2024年3月30日、シュプリーム30周年となる2024年SSシーズンのWeek 7にて、MM6メゾンマルジェラとのコラボレーションが開催。日本における人気が凄まじい両ブランドのコラボの発売日に店舗に並び、その様子をレポート致します！ ...

しかし、この時にコラボしたのはメゾンマルジェラではなく、あくまでMM6。

今回の記事ではこのMM6にフォーカスし、本家マルジェラとの違いや、特徴をどこよりもわかりやすく解説。
ぜひ最後までご覧ください。

■そもそもメゾンマルジェラってどんなブランド？
■MM6とはどんなブランド？本家マルジェラとの違いは？
■MM6の名作アイテム/コラボアイテム‬
‬■有名人着用
‬■さいごに

■そもそもメゾンマルジェラってどんなブランド？

出典：londonermacao

本題に入る前に、大元のブランドであるメゾンマルジェラについて簡単におさらい。
1957年4月9日にベルギーのリンブルフの村で生まれたマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)は、アントワープ王立芸術学院を経てジャン＝ポール・ゴルチエのアトリエに就職。

※マルジェラとゴルチエ

出典：graduatestore

4年にわたるアシスタント修行を経て1988年にメゾンマルタンマルジェラ(Maison Martin Margiela)をスタートします。
ブランド「マルジェラ」が当時何より新しかったのは、デザイナーであるマルタン・マルジェラが自身のショーを含む公の場にほとんど姿を表さなかったこと。
ランウェイ終わりの挨拶にも現れず、インタビューすらもFAXを使って書面でやりとりするという徹底的な匿名性。

これは当時のヴェルサーチェやカール・ラガーファエルドといった、デザイナーの知名度先行型なファッション業界に対するマルジェラの反発だったとも言われています。
日本の職人の足袋から着想を得たタビブーツや、師匠であるゴルチエから学んだインサイドアウトの手法など、マルジェラが生み出す革新的なアイテムはブランドの人気を盤石なものとしてゆきます。

その後、マルタンがエルメスのレディースプレタポルテへ就任するなど、ますます注目を集めるようになったマルジェラでしたが、2008年にマルタンは突然アトリエから失踪。
そのままファッションデザイナーとしては引退状態になってしまいます。

出典：mam-e

マルタン・マルジェラがブランドを去ると、ニナ・ニーチェを中心とするデザインチームがコレクションを引き継ぎ、メゾンマルタンマルジェラを継続。
そして、2014年には元ディオールやジバンシィのデザイナー、ジョン・ガリアーノがブランドのディレクターに就任し、今日に至っています。

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■MM6とはどんなブランド？本家マルジェラとの違いは？

出典：fithouse

そんなマルジェラから派生し、1997年に誕生したのがMM6 Maison Margiela(エムエムシックス)。

出典：bronline

マルジェラはカレンダータグと呼ばれる番号によってアイテムラインを定めており、6番は「女性のための衣服」を意味しています。
当初はマルジェラ本体のいちラインだったところを1997年に独立。
マルジェラ本体にも女性向けラインを引き続き残しつつ、よりカジュアルよりなアイテムを展開するブランドとして人気を博しました。

出典：youtube