数多くの有名ブランドとのコラボを毎シーズン行い絶大な人気を誇るシュプリーム(Supreme)。
その中でもナイキやノースフェイス、VANSとのコラボレーションは定番となり、毎年の様にコラボレーションを繰り返しております。
中でもナイキとの蜜月は長く、その種類は2002年から2024年のSSシーズンまでになんと52回にも及びます。
今回の記事では、そんなナイキとシュプリームの歴代コラボレーションスニーカーを一挙にご紹介致します。
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目次
- ■シュプリームとナイキのコラボ誕生の秘密
- ■2002年11月 Supreme × Nike SB Dunk Low
- ■2003年11月 Supreme × Nike SB Dunk Hi
- ■2004年12月 Supreme × Nike SB Delta Force 3/4
- ■2006年4月 Supreme × Nike SB Blazer
- ■2007年11月 Supreme × Nike Air Trainer TW II
- ■2009年4月 Supreme × Nike SB Nike Zoom Bruin
- ■2010年 11月 Supreme × Nike Zoom Air 94 Hi
- ■2011年7月 Supreme × FRAGMENT DESIGN × Nike Air Zoom All Court
- ■2011年11月 Supreme × Nike Zoom Air 94 Hi
- ■2012年7月 Supreme × Nike Dunk Low Premium SB
- ■2012年11月 Supreme × Nike Air Force 1 Low Premium ’08
- ■2013年4月 Supreme × Nike SB Tennis Classic
- ■2013年10月 Supreme × Nike Flyknit Lunar 1+
- ■2014年4月 Supreme × Nike Air Foamposite One SP
- ■2014年10月 Supreme × Nike Air Force 1 Hi
- ■2015年7月 Supreme × Nike SB GTS QS
- ■2015年10月 Supreme × Air Jordan 5 Retro
- ■2016年4月 Supreme × Nike Air Max 98
- ■2016年9月 Supreme × Nike SB Blazer Low GT QS
- ■2017年4月 Supreme × Nike Air More Uptempo
- ■2017年5月 Supreme × COMME des GARCONS SHIRT × Nike Air Force 1 Low ‘07
- ■2017年9月 Supreme × Nike SB Air Force 2
- ■2017年10月 Supreme × Nike Air HUMARA ‘17
- ■2018年3月 Supreme × NBA × Nike Air Force 1 Mid ‘07
- ■2018年6月 Supreme × Nike Zoom Streak Spectrum Plus
- ■2018年9月 Supreme × Nike SB Gato
- ■2018年11月 Supreme × COMME des GARCONS SHIRT ×Nike Air Force 1 Low
- ■2019年3月 Supreme × Nike Air Tailwind Ⅳ
- ■2019年6月 Supreme × Nike Air Jordan 14 Retro
- ■2019年9月 Supreme × Nike SB Dunk low OG QS
- ■2019年11月 Supreme × Nike Air Max 95 Lux
- ■2020年3月 Supreme × Nike Air Force 1 low
- ■2020年10月/11月 Supreme × Nike Air Max Plus TN
- ■2021年1月 Supreme ×Nike Air Max Goadome
- ■2021年3月Supreme × Nike SB Dunk Low
- ■2021年5月Supreme × Nike Air Max 96
- ■2021年10月Supreme × Nike air Cross Trainer Lows
- ■2021年11月 Supreme × Nike Air Force 1 low “Wheat”
- ■2022年3月 Supreme × Nike SB Dunk High By Any Means
- ■2022年5月 Supreme × Nike Zoom Air Flight 95
- ■2022年6月 Supreme × Nike Shox Ride 2
- ■2022年9月 Supreme × Nike SB Blazer Mid
- ■2022年11月 Supreme × Nike Air Max 98 TL
- ■2023年3月 Supreme × Nike Air Bakin
- ■2023年9月 Supreme × Nike Dunk HI RAMMELLZEE
- ■2023年9月 Supreme × Nike Dunk LOW RAMMELLZEE
- ■2023年10月 Supreme × Nike AIR ZOOM COURTPOSITE
- ■2023年11月 Supreme × Nike Air Force 1 low “Brown”
- ■2024年2月 Supreme × NIKE AIR MAX DN
- ■2024年5月 Supreme × Nike Air Force 1 low “Shanghai”
- ■2024年5月 Supreme × NIKE SB DARWIN LOW
- ■2024年8月 Supreme × Nike Air Force 1 Mid
- ■2024年9月 Supreme × Nike Clogposite
- ■さいごに
■シュプリームとナイキのコラボ誕生の秘密
今では毎シーズン行われているナイキ×シュプリームのコラボレーション。
しかし、2002年11月にナイキが初めてシュプリームのコラボスニーカーを出すまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。
当時スケートボード業界に参入すべく、シュプリームのジェームズ・ジェビアと情報交換を行っていたナイキ。
しかし、ナイキはジェビアから情報を取るだけ取ってシュプリームを切り捨て、ジェビアは激怒。
2001年にジェビアは報復としてナイキのフォントで「FUCK NIKE」Tシャツを製造し鬱憤を晴らしました。
なお、翌年にはナイキが再びシュプリームにアプローチ。
Nike SBとしてスケートボードラインを作ったナイキの最初期のコラボ相手としてシュプリームが選ばれることとなったのです。
こうして生まれたSupreme × Nike SB Dunk Lowは大きな注目を集め、シュプリームが大人気ブランドに成長するきっかけとなりました。
■2002年11月 Supreme × Nike SB Dunk Low
記念すべきナイキとのコラボスニーカー第一弾は、シュプリームの原点らしくスケートボードシューズの鉄板、SB Dunk Lowでした。
エアジョーダン3での登場以来常に絶大な人気を誇ってきたセメント柄で構成されたこの2足は、今日においてもコレクターからの垂涎の的となっています。
■2003年11月 Supreme × Nike SB Dunk Hi
出典:kodaidai
前年のローカット版に続き、2003年のコラボレーションではSB Dunkのハイカットバージョンがお披露目されました。
サイドのクォーター部分に星柄を組み込んだシュプリームらしいこちらのスニーカーは、前年とはうってかわり、ライトブルー、レッド、オレンジのビビットな色味がポップなスニーカーとなっています。
■2004年12月 Supreme × Nike SB Delta Force 3/4
出典:sneakerbox
1980年代にナイキがリリースしたバスケットボールシューズ「デルタフォース」シリーズ。
コンバースのスニーカーの多くに使われることで知られるバルカナイズド製法を搭載したこのシューズをシュプリームは落ち着いた色味でアップデートしました。
■2006年4月 Supreme × Nike SB Blazer
出典:highsnobiety
ビンテージファンから絶大な人気を誇るブレーザーをシュプリームが独特のアレンジと共にリリースしたこのSupreme x Nike SB Blazerは、蛇柄のスウッシュにレザーの質感、かかと部分の金具など、本来のブレーザーのビンテージ感を保ちつつもラグジュアリーなアレンジが随所に施され、探しているコレクターが多いことでも知られています。
■2007年11月 Supreme × Nike Air Trainer TW II
出典:sneakernews
トレーニングシューズ「エアトレーナーTW Ⅱ」とのコラボレーションは黒、白、赤、青の4色展開で2007年11月9日に発売されました。
トレーニングシューズゆえか、ホールド感を高めるためのベルトが靴紐に加えて付けられているなど普段着と合わせ辛さが若干あり、残念ながらなかなか人気の出なかった1足です。
■2009年4月 Supreme × Nike SB Nike Zoom Bruin
出典:sneakerpedia
6年ぶりにナイキのスケートボードシューズとのコラボレーションとなった本モデルは、コルテッツを思わせるシンプルなフォルムに白い厚底のソールが組みこまれ、ソールのサイドにはシュプリームのボックスロゴが彫り込まれています。
■2010年 11月 Supreme × Nike Zoom Air 94 Hi
出典:sneakernews
ソールと中央をホワイトにし、その他の爪先やアッパー、スウッシュ、かかとなどをそれぞれ異素材で組みつつ色味を統一しているZoom Air 94 Hiとのコラボレーションは、チェリーレッド、ネイビー、チームグリーン、ブラックと、大人っぽいダークな4カラーで展開されました。
■2011年7月 Supreme × FRAGMENT DESIGN × Nike Air Zoom All Court
ストリート界の生ける伝説藤原ヒロシが手がけるフラグメントデザイン(FRAGMENT DESIGN)とナイキ、そしてシュプリームのトリプルコラボが2011年にリリースされました。
スタンスミスを思わせるトラディショナルなテニスシューズにシュプリームのロゴとフラグメントデザインのサンダーロゴが敷き詰められたスペシャルな本作はどんなスタイルにも合わせやすい一級品です。
■2011年11月 Supreme × Nike Zoom Air 94 Hi
出典:hypebeast
昨年の同月にリリースされた4色のZoom Air 94 Hiが再び登場した2011年。
今回はよりビンテージ感のあるウィートカラーとブラックカラーの2色展開。
ソール部分は前年の白から灰色に変わっており、より大人っぽさが生まれています。
■2012年7月 Supreme × Nike Dunk Low Premium SB
出典:freshnessmag
ナイキとシュプリームの初めてのコラボレーションスニーカーである2002年のDunk Lowに立ち帰り、セメント柄とビビッドな赤で作られたこの1足は、歴代のコラボレーションの中でも特に人気が高い1足です。
そのリセール価格は2022年現在、新品ならば約20-40万円前後を推移しています。
■2012年11月 Supreme × Nike Air Force 1 Low Premium ’08
出典:klekt
アディダスのスタンスミスと並び、街中で見かけるスニーカーの代表格ともいえるエアフォース1のローカット。
2012年のシュプリームコラボでは迷彩柄、カーキ、ブラックの3色をガムソールとともにリリースし、ミリタリー感あふれるコラボレーションとなりました。
■2013年4月 Supreme × Nike SB Tennis Classic
出典:hypebeast
テニスシューズをスケートボード用に組み替えたこの1足では、細身のレザーアッパーに白いソールが清潔感を与えるデザインとなっています。
アッパーと同素材の三角形のストラップが付属し、シュプリームとナイキSBの文字が記載されています。
なお、本年よりナイキとシュプリームのコラボレーションは数を増し、2020年現在に至るまで最低年2回のコラボレーションシューズを発表しています。
■2013年10月 Supreme × Nike Flyknit Lunar 1+
出典:klekt
ミッドソールのクッショニングやフライニットのフィット感が特徴的なランニングシューズ、Flyknit Lunar 1とのコラボレーションは、その流通数の少なさから歴代シュプリーム×ナイキコラボの中でも特に希少性の高い一足となっています。
■2014年4月 Supreme × Nike Air Foamposite One SP
スーツケースを思わせる硬いアッパー素材が特徴のバスケットボールシューズAir Foamposite Oneとのコラボレーションでは、赤×金、黒×金の2色展開でリリース。
発売日には各店舗で行列となりましたが、なかでもニューヨーク、ソーホーのシュプリームの店舗周辺には前日から多くのファンがキャンプ用の椅子などを路上に置いて待機。
歩道から溢れるほど増えた群衆は車が通行できなくなるほどに膨れ上がり、事態を重く見たNYPD (ニューヨーク市警)は暴動鎮圧装備を纏った警官隊を出動。
結果、シュプリームは当日の店舗発売を取りやめる声明を発表することとなりました。
■2014年10月 Supreme × Nike Air Force 1 Hi
白、黒、赤の3色展開でリリースされた同モデルは、バックにシュプリームの創業年である94とSUPREMEの文字が映えるバスケットボールシューズとなっています。
■2015年7月 Supreme × Nike SB GTS QS
出典:sneakerbox
スケートボードシューズらしいローテク・ローカットなNike SB GTSにフィーチャーした今作は、一見してシュプリームとのコラボレーションとは分からないさりげなさが特徴。
Vansを思わせる小さな赤いシュプリームタグとカカトの筆記体がさりげなくそのコラボレーションを主張しています。
■2015年10月 Supreme × Air Jordan 5 Retro
戦闘機をイメージして作られた名作バスケットボールシューズ、エアジョーダン5とのコラボとなった本作は、サイドのメッシュ部分に映る「Sup」の文字が大きな話題を呼びました。
その人気からこの手法はパリ・サンジェルマンなど以後のエアジョーダン5のコラボモデルでも使われるようになりました。
■2016年4月 Supreme × Nike Air Max 98
出典:klekt
歴代のエアマックスシリーズの中でも特に人気の別れるエアマックス98を、セイル柄、オールブラック、レッド×シルバー、オブシディアン×シルバーの4色でシュプリーム流にアレンジしたモデルとなっています。
カカト部分は左足に「World」右足に「Famous」の文字がさりげなく配置されています。
■2016年9月 Supreme × Nike SB Blazer Low GT QS
ブレーザーのローカットをシュプリーム流に作り替えた本作では、ガムソールとスエード素材、そしてシックな配色がビンテージチックな魅力を発揮しています。
カカト部分には金色のボックスロゴが小さく付けられており、わずかにコラボレーションモデルであることを主張しています。
■2017年4月 Supreme × Nike Air More Uptempo
出典:sneakerwars
ナイキとシュプリームのコラボレーションと聞いたときにおそらく多くの人が思い浮かべたであろう伝説のモデルは2017年4月29日に発売されました。
名作「モアテン」のAIRの文字をSUPREMEに大胆に作り替えた同モデルはいまだに人気の高い一足。
残念ながら多くの偽造品が出回っているモデルでもあります。
■2017年5月 Supreme × COMME des GARCONS SHIRT × Nike Air Force 1 Low ‘07
日本を代表するブランド、コムデギャルソンをシャツラインとなるCOMME des GARCONS SHIRTとのトリプルコラボとなったこの一足は、アパレルラインでも使われた眼球のグラフィックをプリントし、サイドパネルには両ブランド名をエンボス刻印が施された高級感あふれるデザインで纏められています。
なお、発売当時は通常のエアフォース1の倍である32,400円でリリースされたことも話題となりました。
■2017年9月 Supreme × Nike SB Air Force 2
エアフォースワンの後継モデルとして不遇の歴史を持つエアフォースツーとのコラボレーション。
往年のコンバースのバスケットボールシューズを思わせるレトロながらもデザインフルなエアフォースツーをオレンジ、イエロー、エメラルドグリーン、ブラックの4色で再構築しました。
■2017年10月 Supreme × Nike Air HUMARA ‘17
出典:snkrdunk
1997年に本格的なオフロードスニーカーとしてトレイルランニングに登場したエア フマラは前足部にNike Zoom Air、ヒール部分にはクラシックなAirを搭載した一足。
普段使いのしやすいオールブラックモデルと共に、登山靴らしさあふれるビビッドな蛍光カラーも3色展開されました。
■2018年3月 Supreme × NBA × Nike Air Force 1 Mid ‘07
出典:sneakerbox
シュプリーム、ナイキ、そして米バスケットボールリーグNBAとのトリプルコラボとなった本作は2018年のバスケットボールファン垂涎のスニーカーとなりました。
ボストン・セルティックスやシカゴ・ブルズといったNBAの各チームロゴがエアフォースワンに散りばめられ、その中にシュプリームのボックスロゴもこっそり紛れ込んでいます。
■2018年6月 Supreme × Nike Zoom Streak Spectrum Plus
ブラック、ホワイトの2色展開で発売されたストリークスペクトラムとのコラボレーションは、その子供用運動靴のような見た目からあまり人気がでず、現在でも新品がストックXなどでほぼ当時の定価に近い価格で購入可能なモデルとなっています。
■2018年9月 Supreme × Nike SB Gato
屋内スポーツ向けシューズとしてフットサルプレイヤーを中心にコアな人気を誇ったGatoは、歴代のシュプリームがフィーチャーしてきたナイキのスニーカーの中でも特にマイナーな一足となっています。
■2018年11月 Supreme × COMME des GARCONS SHIRT ×Nike Air Force 1 Low
出典:sneakergps
昨年に続きコムデギャルソンシャツとのトリプルモデルとなった今回のエアフォースワンは、黒のレザーに白いスウッシュというシンプルなモデルながら、そのスウッシュが中央で半分に切られたデザインが大きな話題を呼びました。
その後ナイキはコラボレーションではない通常モデルでも同様にスウッシュが切れたモデルをリリースしています。
■2019年3月 Supreme × Nike Air Tailwind Ⅳ
ナイキが初めて「エア」を搭載したランニングシューズとして知られるエア テイルウィンド。
その4代目モデルとして1999年に生まれたのがエア テイルウィンド4です。
2019年に復刻となる本モデルをシュプリームがコラボにて先駆けてリリース。
黒ベースに差し色青のモデルと、白と赤がバランスよく配色されたモデルの2種が発売されました。
■2019年6月 Supreme × Nike Air Jordan 14 Retro
スポーツカーを思わせる曲線美が特徴的なエアジョーダン14に大量の鋲を鏤められたこのコラボレーションは、サイドに施されたジャンプマンロゴの下に小さくボックスロゴが配置され、ワンポイントとなっています。
■2019年9月 Supreme × Nike SB Dunk low OG QS
出典:snkrdunk
発売のたびに争奪戦が繰り広げられるNike SBのダンク。
約7年ぶりとなるシュプリームとのコラボダンクでしたが、スウッシュの小ささや配色の特異さからプレミアム価格はそこまで高騰していない一足となっています。
■2019年11月 Supreme × Nike Air Max 95 Lux
出典:monokabu
「エアマックス狩り」の伝説でも有名なエアマックス95とシュプリームのコラボレーションは、定価5万円という衝撃的な価格が大きな話題を呼びました。
イタリア製レザーを使った高級感あふれるエアマックス95は、モードにもストリートにもかっちりハマるラグジュアリー感あふれるスニーカーとなっています。
■2020年3月 Supreme × Nike Air Force 1 low
出典:monokabu
2020年最初のナイキとシュプリームのコラボレーションスニーカーは、通常のエアフォースワンの白と黒のモデルに、小さくカカト部分にワンポイントでボックスロゴが入ったアイテムとなりました。
リリースされた2020年SSシーズンでは度々リストックがなされ、2020年FWシーズンのルックブックでもその存在が確認されたことから、ヘインズのTシャツやボクサーパンツなどと同様、シーズンを跨いで恒常的にリリースされる定番ラインとなるのではないかと言われています。
■2020年10月/11月 Supreme × Nike Air Max Plus TN
2020年の秋冬シーズンのコラボレーションモデルとしてリリースされたのが、人体の胸骨を思わせるアッパーデザインが特徴的なエアマックスプラスとのコラボレーションモデルでした。
カラーは蛍光色がビビッドな印象を与えるブラック/レッドとグリーン/オレンジ/ブルー、そしてシンプルな白地に小さなスウッシュのみが赤く染め上げられたホワイト/レッドの計3色が展開。
ビビッドカラーの2種はシュプリーム2020年FWシーズンのWeek 8、ホワイト/レッドのみが翌月11月7日発売のWeek 11にてリリースされました。
■2021年1月 Supreme ×Nike Air Max Goadome
出典:Supreme
ナイキとシュプリームのコラボレーションスニーカーとしては33足目となるこちらのエアマックスゴアドームは、2020年FWシーズンのいわばWeek 20として、本品のみが1月16日に発売されることになりました。
雪の日に活躍しそうなボリューム感溢れるハイカットのゴアドームにスネークスキン柄を合わせ、ヒール部分には「SUPREME」のアーチロゴを刻印。ドックタグも含めてミリタリーな雰囲気で纏まっています。
■2021年3月Supreme × Nike SB Dunk Low
2018年ごろから爆発的な再ブームが到来しているダンクと、ストリートファッションの雄シュプリームが2002年11月、2012年7月、2019年9月以来の4度目タッグ。
6日11時のオンライン販売ではBot無しでは購入不可能な壮絶な争奪戦が繰り広げられました。
なお、今回のダンク ローの星柄デザインは2003年11月発売のダンク ハイをベースにしています。
2021年SSシーズンではKAWSとの久々のコラボレーションやWeek 3でリリースされたアンディ・ウォーホルをサンプリングしたパーカーなども過去のシュプリームのアイテムのリメイクアイテム。
同シーズンはリメイクや再発売を1つのコレクションテーマに設定しているのかもしれません。
■2021年5月Supreme × Nike Air Max 96
2021年SSシーズンのナイキコラボ2足目として、シュプリームはエアマックス96にフォーカス。
爆発的人気を誇ったエアマックス95とエアマックス97に挟まれ、ある意味不遇な存在だったエアマックス96は、ナイキのマイナーモデルにフィーチャーするのが得意なシュプリームらしいチョイスだと言えるでしょう。
アッパー素材に透明なパーツを使用し、中に履くソックスの色で遊べるのが特徴的な本作ですが、足を通してみればあっという間に透明部分がラーメンを食べた時のメガネのように曇ってしまうのが難点です。
筆者は過去に別アイテム(ナイキ × コム・デ・ギャルソンのダンク)で同様の事象を経験済みですが、残念ながらメガネの曇り止めなどを塗っても解決には至らないため、リセール市場で今から購入を検討している方は注意が必要です。
■2021年10月Supreme × Nike air Cross Trainer Lows
2021年FWシーズンでのシュプリームとナイキのコラボモデルはエアクロストレーナーでした。
エアフォースワン、ジョーダン、ダンクと、ここ数年はナイキの名作モデルが爆発的な人気と、その後の定番化による落ち着きを繰り返してきました。
そんな中、ダンクの人気が落ち着きを見せ、スニーカーブームにも少し翳りが見えてきたこのタイミングでのエアクロストレーナーを選ぶシュプリームのセンスは流石の一言。
トロピカルなカラーリングが印象的な本作はレトロながら古臭さを全く感じさせない存在感を放っています。
■2021年11月 Supreme × Nike Air Force 1 low “Wheat”
出典:stockx
ヘインズのパックTや靴下と同じ枠、いわゆる定番アイテムとして2020年にリリースされたシュプリーム仕様のエアフォース1。
2020年3月の初回販売以降、たびたびリストックしている本アイテムに新色「Wheat」が登場しました。
ワントーンのベーシックなスタイルは白/黒モデルと変わらず、配色のみをリニューアルしたこちらのエアフォース1。
デニムでもスラックスでもコーディネートを邪魔しないこちらの1足があれば、コーディネートの幅が大きく広がることでしょう。
■2022年3月 Supreme × Nike SB Dunk High By Any Means
ナイキのスケートボード部門NIKE SBは、名作モデル、ダンクをスケーター仕様にすべくZoom Airを搭載。
SBダンクはスケーターのみならず多くのファッショニスタから人気を集めています。
そんなSBダンクのハイカットモデルをシュプリームフィーチャーするのは2003年から数えて約19年ぶり。
Black/White、Navy/Red、Yellow/Greenの3色展開はどれも魅力的なカラーリングでそそられます。
飾り文字で書かれた「By Any Means」の文字は「Any」「NY」をあえて強調した書き方がシュプリームらしさ全開です。
■2022年5月 Supreme × Nike Zoom Air Flight 95
Zoom Air Flight 95はナイキがバスケットボールシューズに初めてZoom Airテクノロジーを搭載した歴史的モデル。
黒、クリーム、水色の3色展開となる本モデルでは、スウェードとレザーのアッパー、Zoom Airユニットを備えたラバーアウトソールにはバンダナ柄を交えてポップな印象をプラス。
シュータンとZoom Airユニットには「Supreme」の文字も配置しさりげなくコラボレーションであることをアピールしています。
■2022年6月 Supreme × Nike Shox Ride 2
出典:zenmai-tokyo
ナイキ×シュプリームのスニーカーとして記念すべき40種目として選ばれたのはなんとショックス ライド 2。
エアマックス90を思わせる流線型のフォルムとヒールに搭載されたスプリングコイルのクッショニングシステム「SHOX」。
本コラボではこのSHOX部分にシュプリームのロゴが配置され存在感をアピール。
ブラック、カーキ、レッド、ホワイトの4色展開がなされました。
■2022年9月 Supreme × Nike SB Blazer Mid
2022年FWシーズンのWeek 2から早速登場したのは、2006年にリリースされたNike SB ブレーザーの色違いとも言えるようなモデル2色。
キルティング仕様のボディやスネークスキンを模したスウッシュ、Dリングタブなど、当時のモデルは踏襲。
1972年にナイキとして初めてリリースされたバスケットボールシューズであるブレーザーは2022年に50周年を迎えます。
記念すべき年にリリースされた特別なモデルとして人気を集めています。
■2022年11月 Supreme × Nike Air Max 98 TL
出典:cdn.snkrdunk
2022年FWシーズン2回目のナイキスニーカーコラボは、エアマックス98 TLとなりました。
新幹線の如き流線形のフォルムが美しいエアマックス98 TLをブラウン、ホワイト、ピンク、ブラックの4色で塗り、シュータンとバックには「SUPREME」の文字を配置。
シューレースの模様、サイドのナイキスウッシュ、バックの「SUPREME」の文字はリフレク素材を使っており、暗いところで光を当てると発光する仕様になっています。
■2023年3月 Supreme × Nike Air Bakin
2023年SSシーズンでは、1997年に発売されたバスケットボールシューズ、エア ベイキン(AIR BAKIN)とコラボレーション。
当時マイアミ ヒートに所属していた超攻撃型ポイントガード、ティム・ハーダウェイが着用していたシューズとして知られています。
黒いボディにグラデーションカラーが映えるモデルと、オールホワイトのモデルの2種展開でリリースされました。
■2023年9月 Supreme × Nike Dunk HI RAMMELLZEE
2023年FWシーズン最初のナイキコラボはダンク。
今回のコラボスニーカーはヒップホップ文化への貢献が大きかった現代アーティスト、ラメルジー(RAMM:ΣLL:ZΣΣ)にフィーチャーしたアイテム。
バスキアや村上隆、KAWSなど様々な現代アーティストとコラボしてきたシュプリームですが、シュプリームが初めてコラボした現代アーティストがラメルジーだったことはあまり知られていません。
出典:grailed
手書きのネオンプリントが施されたこのトラッカーハットは、ラメルジーコラボとして1994年にリリース。
現在最も希少価値の高いシュプリームのアーカイブの1つです。
■2023年9月 Supreme × Nike Dunk LOW RAMMELLZEE
ナイキのダンクとコラボした2023年FWシーズン。なんとハイカットと合わせてローカットも同時リリース。
ハイカットモデルが白を基調としていたのに対し、ローカットモデルは黒ベースにガムソールを合わせたデザイン。
ボディにはラメルジー(RAMM:ΣLL:ZΣΣ)のアートワークが施されています。
■2023年10月 Supreme × Nike AIR ZOOM COURTPOSITE
2002年に誕生したテニスシューズが、20年の時を経てシュプリームとコラボレーション。
名作バッシュ「AIR FOAMPOSITE ONE」の系譜を受け継ぎ、ハードで滑らかなアッパーが特徴的なこのコートポジット。
一説には、この硬いアッパーはサングラスのケースをもとに開発されたとのこと。
本コラボでは、白、黒に加え、海外では「グリーンゴブリン」とも揶揄された黄金虫色の3色展開でリリースされました。
■2023年11月 Supreme × Nike Air Force 1 low “Brown”
これまで2020年に白と黒、21年にウィートカラーをリリースしているこのシンプルなエアフォース1。
2023年FWシーズンでは、新色としてダークブラウンのモデルをリリースしました。
■2024年2月 Supreme × NIKE AIR MAX DN
シュプリームが30周年を迎える2024年SSシーズンの1発目コラボでは、同月に登場したばかりの新作エアマックスと早速コラボレーション。
ソールには4つのチューブ状のナイキ エア バッグを搭載し、これらのエア バッグが内部で繋がっている本モデル。
エア バッグ内部は踵に高め(15psi)、前足部は低め(5psi)に設定した気圧が履き心地のよさを演出。
足を動かすと空気がエア ユニット内のチューブ間を自由に流れ、動いている足からの圧力にエアが反応する仕様となっています。
■2024年5月 Supreme × Nike Air Force 1 low “Shanghai”
2024年3月にオープンした、シュプリームの中国・上海店。
こちらのモデルはなんとこの上海店でのみ発売された限定モデルとなっています。
ヒール部分にボックスロゴの入った定番のエアフォース1の白モデルに、スウッシュだけ赤くカラーチェンジを施したモデルとなっています。
■2024年5月 Supreme × NIKE SB DARWIN LOW
2024年SSシーズンにおけるナイキのスニーカーコラボ第2弾では、スラムダンクの主人公、桜木花道のモデルにもなったバスケ界の “悪童” デニス・ロッドマンの愛機、エアダーウィン(Air Darwin)にフィーチャー。
本モデルのローカットをナイキSB(スケートボード)とシュプリームが再解釈し、Week 12でリリースされました。
エアダーウィンのオリジナルモデルは1994年に初登場。
シュプリームと同い年である本モデルとのコラボを互いの30周年である2024年に行うのは至極自然な流れとも言えるでしょう。
■2024年8月 Supreme × Nike Air Force 1 Mid
8月31日に行われたシュプリーム2024FWシーズンWeek 2では、これまでに幾度となくリリースされてきた別注エアフォース1のMid(ミッド)タイプが登場。
再販のされすぎでローカットの白黒モデルに若干飽き初めてきたシュプリームファンにとって、新定番として人気を集めそうです。
■2024年9月 Supreme × Nike Clogposite
24FWシーズンのナイキコラボでは、クロッグポジット(Clogposite)が新たに登場。
バスケの試合後を想定したリカバリーサンダルとして2000年代初頭に開発された本モデル。
シュプリームとのコラボでは3色展開となっており、流線型のアッパーに描かれているグリーン/レッド、イエロー/ブルーのデザインは、ヘルメットへのデザインで知られるアルド・ドゥルディのドゥルディ・パフォーマンスによるものとなっています。
■さいごに
ここまで2002年から最新シーズンまでのナイキとシュプリームとのコラボレーションスニーカーを一挙にご紹介致しました。
シュプリームは今まで日の目を見なかったマイナーなナイキのスニーカーにフォーカスを当てたコラボレーションも多く、毎シーズンどんなスニーカーが登場するのかが常に注目されています。
また、当然アパレルラインでもこれまで数多くの名作コラボを実現しているナイキとシュプリーム。
今後のシーズンではどんなコラボレーションを見せてくれるのか、目が離せません。