世界的に人気のある時計メーカーであるRolex。
当ブログでも様々な題材を扱ってきたロレックスですが、2024年1月に定価の値上げを行います。
今回は直近の値上げを改めて確認し、ロレックスの価格改定からわかる今後の展望や筆者の考えを述べようと思います。
直近のロレックスの値上げ
出典:Rolex
直近でのロレックスの値上げは2023年9月に行っています。
毎年値上げしていますが、2023年も御多分に洩れず価格改定が行われました。
エクスプローラーが70万台に乗ったり、デイトナが150万円近くに値上がって驚いたのはもう昔の話。
今回の改訂では10%の値上げが行われるようで、デイトナはついに200万円を突破します。
ちなみに2024年1月より前は
- 2019年10月1日
- 2020年1月1日
- 2021年9月1日
- 2022年1月1日
- 2022年9月1日
- 2023年1月1日
- 2023年9月1日
と一年に一回は値上げしています。
ロレックス程の高額商品となると値上げ幅は数万、数十万円の値上げとなり、我々消費者側からすればかなりの痛手になるというのが本音です。
ネガティブな反応と並行店の相場高騰
一方で近年の相場の高騰により並行店では代表的なデイトナSSモデルを例に見ればなんと定価の3倍の値段で置かれています。
この値段の乖離が著しいのは今のロレックスの時計全般に言えることで、定価が数十万円上がったとしても定価で買えれば御の字という構図は変わりません。
一般的に値上げは消費者側からはネガティブな反応を受けますが、結局の所プレミアがつくのは変わらないことから、値上げをしてもあまりネガティブな反応を受けないのが今のロレックスです。
むしろこの異常な値段の乖離をメーカー側が値上げをすることによって、並行店の相場に近づけているといった見方ができます。
しかし需要と供給のバランスが異様に崩れている今、定価が上がってバランスを保とうにも焼け石に水なのが正直な所です。
今後のロレックスの時計
このようにメーカー側が値上げすることは一般的にはあり得なくとも、ロレックスの時計においては例外となっています。
今後も最低でも1年に一回のペースで価格改定が行われるのではと筆者は考えています。
コロナ禍でロレックス相場もバブルと言われていつか弾けるといった見方がありましたが、それから早数年が経っており、収まるどころかむしろ加熱している現状のロレックス。
ようやく値段が落ち着いてきた感じはありますが、まだまだ定価より上の金額で取引がなされています。
定価を上げ、購入制限を行なっているのにも関わらず需要は増すばかりで、かつ今回のような値上げが頻繁に起こることからこれからも正規店で買うことは難しいと予想しています。
値上げ後のロレックスにも引き続き注目していきます。