ロレックス(ROLEX)と姉妹ブランドの関係にあるチューダー(TUDOR)。
同じ創業者によって制作された二つのブランドは、共通点がありながらも独自の発展を遂げて現在に至ります。
今回はそんなチューダーが誇る人気モデルである「ブラックベイ」について解説していきます。
ブラックベイ
ブラックベイの誕生
出典:tudorwatch
チューダーが誇る人気モデルである「ブラックベイ」ですが、このモデル自体は2012年と比較的近年に発表されました。
このモデルは、1950年代と1960年代のTUDORが開発したダイビングウォッチからインスピレーションを得ており、スノーフレークと呼ばれる特徴的な針やダイバーズウォッチとしての機能を受け継いだものでした。
最初のモデルは41mm径と比較的大きめのデザインでの登場でしたが、クラシックでヴィンテージなデザインで瞬く間に注目を集めました。
その後も2014年にブラックベイブルーと呼ばれる青を基調としたモデルが登場しバリエーションを増やします。
2016年は転換期とも言えるもので、TUDORが自社製ムーブメントを使用したブラックベイを発表しました。
この発表は革新的なもので、TUDORのもつ技術的な卓越性と時計製造の自己完結性を証明した出来事となります。
2018年にはブラックベイ 58を発表し、1950年代のダイバーズウォッチをテーマとしたモデルを発表しました。
このモデルはケース径が小さくなっており、より使いやすい印象を受けます。
2020年にはBlack Bay GMTが発売。
2023年にはブラックベイ 54は発表されたりと、ブラックベイはTUDORにとってのフラッグシップモデルの一つと言えるでしょう。
ブラックベイのデザイン
出典:tudorwatch
ダイアル
ブラックベイのダイアルは、冒頭に述べた通り過去のダイビングウォッチに敬意を表しており、1950年代のダイバーズウォッチからインスピレーションを得ています。
クラシックでヴィンテージな雰囲気を醸し出す一方で、最新の技術やデザインを取り入れていることからモダンライクなダイアルデザインとなっています。
また、ブラックベイを語る上で欠かせないのがスノーフレークハンズ。
イカのような秒針である「スノーフレークハンズ」は、ブラックベイのシグネチャーとなっており、ダイアルに独自の視覚的アイデンティティをもたらしています。
ケースとベゼル
ブラックベイの多くのモデルは、ステンレススチール製のケースを採用しています。
スチールは頑丈で耐久性があり、ダイビングウォッチに適した素材です。姉妹ブランドのロレックスでも人気の素材ですね。
ベゼルは、ダイビングタイムを計測するための回転式ベゼルを備えています。
ベゼル上にはダイビングスケールや分針が配置されており、機能性とデザインの融合が見られます。
このベゼルは姉妹ブランド、ロレックスのダイビングウォッチであるサブマリーナーと似ており人気のベゼルです。
そして、リューズにはビッグクラウンと呼ばれる大型のリューズを採用しています。
過去のTUDORダイビングウォッチのデザインから引き継がれています。
防水性と耐久性
ブラックベイはダイバーズウォッチとしての性能を備えており、標準的には200メートル(660フィート)以上の防水性を誇ります。
耐久性もばっちりで、創業者のハンス・ウィルスドルフの信念を体現したモデルであると言えるでしょう。
有名人のブラックベイ着用
このように優れたモデルであるブラックベイは多くの愛用者が世界中に存在します。
元嵐の櫻井翔やSupremeでお馴染みの窪塚洋介、デビット・ベッカム等が愛用しています。
ブラックベイの現行モデル一覧
ブラックベイは現行モデルが多く存在します。今回はその中の一部をご紹介します。
BLACK BAY
出典:tudorwatch
定価 575,300円
最もベーシックなBLACK BAY。
41mmと大型ですが、しっかりとした印象を与えること請け合い。
200m防水で70時間パワーリザーブ、15,000ガウスの高磁場環境下でのスムーズな動作確認およびその後の精度テストをクリアした耐久性も素晴らしいどこでも着用できる万能モデルです。
BLACK BAY 54 M79000N-0001
出典:tudorwatch
定価 506,000円
最新作であるBLACK BAY 54。
名前の54にある通り、1954年のダイバーズウォッチをベースとしたモデルです。
37mmのケース径で小ぶりですが日常の使い勝手が非常に良いです。
黒を基調とした素晴らしいデザインですね。
ブラックベイまとめ
以上、チューダーの人気モデル「ブラックベイ」について解説していきました。
初心者の方向けの記事になりましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
当サイトではロレックス等の時計についての記事を執筆しております。
今後もチューダーの記事を執筆予定ですので、定期的に覗いてみてください。