時計業界の王様、ロレックス(ROLEX)。
ロレックスの時計の中でも金無垢素材のモデルにだけ存在する「メテオライト」という文字盤があるのはご存知でしょうか?
金無垢の中でも最上位の部類であり、ロレックスユーザーの終着点の一つであるほどレアなモデルとも言われているこのメテオライトにフォーカスし、ご紹介していきます。
■メテオライトとは?
そもそもメテオライトとはなんでしょうか?
メテオライトの「メテオ(Meteor)」は隕石という意味で、その名の通り隕石を素材とした文字盤を表します。
隕石を使用した文字盤は、特有の模様やパターンを持っており、その美しさは他の素材では再現することが難しいほどです。
光を受けると、メテオライトの文字盤は独特の輝きを放ち一本一本違う輝きや色を放つので、オンリーワンという意味でも人気です。
隕石という地球外の物質で作られていることからロマン溢れるモデルという点でも数々のファンを魅了してきました。
地球外の物質を使用している為、限られた資源の中での作成となり本数が極めて少数であることで有名なモデル群で有名です。
基本的に案内されるのは上級顧客ばかりで、平行店でも非常に高値で取引されています。
また、基本的にカタログに乗ることは少なく所謂シークレットモデルに属する物が多いです。
素材は金無垢のみとなっています。
その特性上、スーパーコピー等の贋作を作成するのも困難であり、真贋判定が素人でもしやすいという利点もあります。
■メテオライトのロレックス5選
そんなメテオライトを使用したロレックスは現在どのようなモデルがあるのでしょうか?
ここからは5つ程ピックアップしてご紹介します。
デイトナ オイスターフレックス Ref.116518LN
出典:rakuten
まず最初にご紹介するのはデイトナ オイスターフレックス Ref.116518LN。
ロレックスの最新技術を詰め込んだオイスターフレックスの金無垢モデルです。
本数はかなり少数でロレックスで現行販売されていた時期でも常に平行店で高額で取引されていました。
デイトナ60周年の2023年にアイスブルー等と入れ替えにディスコンとなってしまいました。
2024年現在でもかなりの高額で取引されており、市場価格は1400万円程になります。
デイトナ Ref.116519
出典:rasin
デイトナメテオライトの中でも特徴的なのがこのRef.116519。
2000年代の前半に生産されたモデル群で、ロレックスがここまでの高騰を見せる前の個体ということからある程度の数が出回っているみたいです。
平行店でも他のメテオライトに比べると割と見かけることのできる個体ですが、昨今の事情やデイトナ・メテオライト人気から最近あまり見かけなくなってきた個体でもあります。
一番の特徴はアワーマーカーがローマ数字で刻印されているので、一眼でわかります。
市場価格は約400万円〜といった印象です。
デイトナ Ref.116505
出典:chrono24
全身フル無垢のメテオライトデイトナであるRef.116505。
ロレックスが開発したエバーローズゴールドの個体で、先に紹介した116518と同時期に生産されていたようです。
エバーローズゴールドにメテオライトというロレックスの技術の粋を集めたモデルと言えるでしょう。
現在の市場価格は1600万円程になります。
GMTマスターⅡ Ref.126719BLRO
出典:rolex
人気のプロフェッショナルモデルであるGMTマスターⅡ。
GMTマスターⅡで一番人気の所謂「ペプシ」配色のメテオライトが存在します。
素材はホワイトゴールドで、2024年現在現行店でも購入が可能です。
シークレットモデルということもなく、ロレックスの公式サイトできちんと紹介されているのである程度マラソンしてきた方なら狙う価値のあるモデルと言えるでしょう。
ただし、メテオライトは前述した通りハードルがかなり高いので基本的には案内されるのは難しいと思われます。
現行定価は617万円で平行相場が850万円程のプレミアとなっています。
スカイドゥエラー Ref.326259TBR
出典:rakuten
ロレックス最高峰のコンプリケーションモデルであるスカイドゥエラー。
2024年の新作も発表されてますます盛り上がりを見せる本モデルには、実は2021年から極少数でメテオライト文字盤のRef.326259TBRが存在しています。
オイスターフレックスのホワイトゴールドで、ベゼル等にダイヤモンドをあしらったデザインでレアモデルの特徴を全て兼ね備えている逸品です。
ほとんど市場に出ることは無く、メテオライト素材のロレックスの中でも超高額の部類に属します。
現在の市場価格は3500万円となっており、個体数の少なさから言い値で取引されているのが現状と言えるでしょう。
■さいごに
今回はロレックスのメテオライト素材に関しての解説やモデル群をご紹介してきました。
筆者のゴールの一つであるメテオライトの魅力を知っていただけたら幸いです。
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