昨今大人気のカードゲーム、ポケモンカードゲーム。
ここ数年で注目を浴び、ある市場調査では1000億円規模の市場となるほどの需要があると言われています。
そんなポケモンカードゲームですが、注目に比例してコレクションのみならず、対戦をしてみたいという方も増えてきている印象を受けています。
子供から大人まで楽しめる奥深いカードゲームで誰でも楽しむことができる一方で、ボードゲーム等とは違いカードゲームは始める敷居が高いのも事実。
今回は現役のカードゲームプレイヤーがポケモンカードゲームを始めるにあたって、ポケモンカード初心者が買うべきものを徹底解説。
大体の予算感も踏まえてご紹介します!
■ポケモンカード初心者が買うべきもの:対戦に当たって必須のもの
まずはポケモンカードゲームを始めるにあたって、必ず必要になるものを解説します。
以下がそのリストです。
- ルールの把握
- デッキ(カードの束)
- ダメカン(ダメージカウンター)
- コイン
- どく・やけどマーカー
- VSTARマーカー
上記が最低限必要なものとなります。
一つずつ解説していきましょう。
ポケモンカードのルールを把握しておきましょう
まずは大前提のルールの把握です。
ポケモン「カードゲーム」なので、様々なルールがあります。
ルール自体は他のカードゲームに比べてシンプルで覚えやすいものとなっています。
ルールに関しては公式にて一連の流れが動画化されているのでまずはそちらをご覧ください。
戦っていく内に慣れていくので、まずは全体的な流れを覚えておくのが良いです。
状態異常等に関してはその都度確認して徐々に覚えていきましょう。
デッキ(カードの束)
カードゲームの対戦では何よりもデッキ(カードの束)が必須です。
ポケモンカードゲームは自分の好きなカードを60枚組み合わせて対戦します。
この60枚組み合わせたカードの束を「デッキ」と呼びます。
デッキの組み合わせには「レギュレーション」と呼ばれるルールに従って好きなカードを組み合わせることで作ることが可能です。
レギュレーションはその時々によって変更がある為、必ず最新のものを公式で確認するようにしましょう。
下記のURLにて常に最新のレギュレーションが確認できますのでブックマークを推奨します。
https://www.pokemon-card.com/rules/regulation/
なお、最もプレイされているのは「スタンダードレギュレーション」と呼ばれるルールです。
「エクストラ」や「殿堂」は上級者向けのルールになりますので一旦無視しても大丈夫です。
デッキの組み方に関してはまた別の記事にて詳しく解説をしますが、最初はメーカー公式が発売している「初心者向けのデッキ」を購入して遊ぶのが良いでしょう。
下記の商品情報ページにて確認してみてください。
以下のようなAmazon等でも購入できるのでチェックしてみましょう。
最初はあまり難しく考えないで、好きなポケモンがいるデッキで遊ぶのがオススメです。
予算感は、最低限のデッキであれば公式から発行されている一番安いデッキで550円から遊べます。
環境デッキと呼ばれる大会等で活躍するようなデッキを組みたい場合は、筆者の体感上大体1万円〜2万円のお金があれば組めます。
もちろん安くて強いデッキもありますが、高いデッキを一度組んだ人は「汎用カード」と呼ばれるどのデッキでも使えるようなカードを購入している場合が多いので色々なデッキを安く組める傾向にあります。
本気で遊びたい方は初期投資は高いものの、環境デッキを最初に組んでみることをオススメします。
ダメカン(ダメージカウンター)
ポケモンカードゲームはルール上、ダメージの計算をする必要があります。
ポケモン1匹ずつのダメージを覚えておくのは難しいので、ダメージカウンター(以後ダメカン)をカードの上に乗せてダメージの計算をします。
このダメカンは基本的にはスターターセット等についてくるものを使用するのが良いでしょう。
本格的に始めるのであれば、無くしづらいアクリル製の公式ダメカンを使用するのがオススメです。
金額は紙製であればそんなにかからず、アクリル製であれば下記の通り600円前後になります。
コイン
次に必要なものはコインです。
ポケモンカードゲームではコインを投げた表・裏で様々な効果を発揮するものがあります。
また、ポケモンの状態異常という効果が付与された際の解決でコインの表・裏を参照にする為、ルール上必要なものとなります。
必ず購入しておきましょう。
基本的にはスターターセットに入っている他、好きなポケモンの柄のコインを集めるのもオススメです。
金額は大体100円〜となっています。
どく・やけどマーカー
ポケモンカードゲームはルール上、特殊状態という効果が付与されることがあります。
- どく
- やけど
- ねむり
- マヒ
- こんらん
の5つがありますが、この内下3つはカードの向きを変更することで状態異常の確認ができるようになっています。
しかし、「どく」と「やけど」の関しては向きの変更で参照せずに、乗っているマーカーで確認するようにしています。
必ず必要になるのであらかじめ用意しておきましょう。
こちらも基本的には初心者向けのデッキ等に封入されています。
紙製であれば数十円、タダという店もあるかと思います。
VSTARマーカー
2024年8月現在でのスタンダードレギュレーションではVSTARと呼ばれる強力なわざを持つポケモンが存在します。
ルール上、一度の対戦で一回きりしか使えない大技になります。
この技を使った事を覚えておく為に技を使ったら「VSTARマーカー」と呼ばれるマーカーを裏返しておく必要があります。
友達同士の対戦の時は覚えておけるような目印があればなんでも良いですが、公式大会等のイベントに参加する際にはVSTARマーカーは公式のものが必要になりますので注意しましょう。
基本的にはスターターセットについてくるような紙製で問題ありません。
紙製であれば基本的には数十円、タダレベルですが、アクリル製は封入されている商品が限定的な為400円位が相場です。
■ポケモンカード初心者が買うべきもの:あったらより良いもの
ここまで必須のものを紹介してきましたが、次にあったほうがより良いものをご紹介します。
- デッキシールド(スリーブ)
- プレイマット
- デッキケース
デッキシールド(スリーブ)
まずはデッキシールドです。
他のカードゲームだと「スリーブ」という名称が一般的ですが、ポケモンカードゲームの公式商品名は「デッキスリーブ」で統一されています。
デッキシールドとは裏面が全て同じ袋のようなもので、カード一枚一枚を保護することができます。
対戦においてカードはシャッフルしたりする必要があり、カードの対戦ごとにカードに物理的に傷が入りやすいです。
それを保護することができるのがこのデッキシールドです。
基本的に自分の好きな絵柄で対戦でき、個性を主張できる部分もあるのでカードの保護と併せて一石二鳥の便利なサプライ(グッズ)です。
ここで初心者の方に知っておいてもらいたいのが「カードサイズ」です。
ポケモンカードの公式が出している商品は当たり前ですがポケモンカードにフィットするサイズで販売されているので関係ありません。
しかし、市販の他のスリーブを購入する場合には基本的に2種類のサイズが存在します。
遊戯王やヴァンガード等の「スモールサイズ」とポケモンカードやワンピースカード等の「スタンダードサイズ」です。
ポケモンカードは「スタンダードサイズ」になるので間違えないようにしましょう。
自分が欲しいスリーブが該当するかどうかわからない場合は購入ショップ・店員に問い合わせするのが良いです。
スタンダードサイズの絵柄付きのスリーブは大体900円以上で見積もりましょう。
無地であれば300円程です。
プレイマット
ポケモンカードゲームをプレイする際には、カードを置く場所があらかじめ決められています。
プレイに慣れていない頃は公式が発行している紙製のプレイマットを敷いてカードをプレイすることをオススメします。
慣れてきて長く遊ぶつもりであればラバーマットと呼ばれるラバー製のプレイマットを敷くことをオススメします。
ラバーマットはカードが傷付きにくく、プレイのしやすさが段違いです。
ポケモンカード公式で発行しているラバーマットも多いので好きなプレイマットを敷いて遊んでみましょう。
紙製であれば数十円、タダレベルで、ラバー製であれば3000円位で購入できるかと思います。
レアもののラバーマットは数万円レベルですが、最初からそこまでは購入する必要はないかと筆者は考えます。
デッキケース
カードを入れておくデッキケースも大事です。
ゴムなどでまとめておくのも良いですが、カードに傷がつくのでオススメできません。
大事なカードを入れて持ち歩けるデッキケースを一つ持っておくと便利です。
ポケモンカード公式が出しているデッキケースは大体500円前後から購入できます。
■さいごに
以上、ポケモンカード初心者が買っておくべきものをご紹介してきました。
金額の予算感のまとめは以下の通りです。
※必須のもの
- デッキ(カードの束) 550円〜2万円
- ダメカン(ダメージカウンター) 数十円〜600円
- コイン 100円〜
- どく・やけどマーカー 数十円〜
- VSTARマーカー 数十円〜
※あったら良いもの
- デッキシールド(スリーブ) 900円〜
- プレイマット 数十円〜(ラバーマットは3000円程〜)
- デッキケース 500円〜
となります。
最低限で遊ぶなら1000円あれば十分で、本格的に遊びたいのであれば2万円程あれば大会に参加して勝ちを目指せるかと思います。
カードの購入に関しては下記の記事で詳しく解説していますので併せて参考にしてみてください!
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