コーデに合わせやすいデザインと機能性の高さから愛用者の多いニューバランス(NEW BALANCE)のスニーカー。
履き心地の良さゆえに「ついついニューバランスばかり履いてしまう」という人も多いのではないでしょうか。
お気に入りのニューバランスをこれからも履き続けたいからこそ、気になるのが洗い方やケア方法。
特に、ニューバランスのスニーカーは他のブランドと比べてスエードやヌバック素材が多く、どう洗えばよいのかが分からない方も多いはず。
今回の記事では、そんな方々に向けてニューバランス現役店員に聞いたスニーカーの洗い方を徹底解説。
絶対にやってはいけない洗い方や、日々のお手入れについてもご紹介致します。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
- ■洗う前に確認したいニューバランスの素材について
- ■ニューバランスの店舗で販売しているモノだけで洗う
- ■まずはこれだけ!シートでサッと洗う方法
- ■頑固なシミや汚れにはブラシとクリーニングガムを使おう
- ■インソールの掃除も忘れずに!
- ■水洗いは絶対NGな理由
- ■日々のお手入れや靴を長持ちさせる習慣
- ■さいごに
■洗う前に確認したいニューバランスの素材について
ニューバランスを洗う前に必ず確認したいのが、アッパーに使われている素材について。
上記画像の3足はそれぞれ左からナイキ、ニューバランス、ニューバランスのスニーカーとなっていますが、使われている革が異なっています。
多くのブランドのスニーカーは写真左のナイキのように滑らかなスムースレザーが多いのに対し、ニューバランスのスニーカーは起毛素材であるスエードやヌバックのものが多数。
失敗しないためにも、お手持ちのスニーカーの素材を確認した上で、それに合ったケア方法を実施することが重要です。
以降の本記事では、スエードやヌバック素材で作られたニューバランスのスニーカーの洗い方を解説致します。
■ニューバランスの店舗で販売しているモノだけで洗う
スニーカーの洗い方をネットで調べると、多くの記事やブログでは様々な洗剤やスニーカー用のクリーナーを使用。
しかし、本記事では絶対に失敗しないニューバランスの洗い方をマスターすべく、ニューバランスの店舗で実際に販売しているアイテムのみを使ってスニーカーを洗ってゆきます。
使用するのは写真の2つのアイテム。
いずれもニューバランス世界最大級の旗艦店である原宿店で購入。
値段も2つ合わせて2,090円と比較的リーズナブルです。
■まずはこれだけ!シートでサッと洗う方法
ニューバランスを洗う際の初級編としてオススメなのが、このSNEAKER WIPESを使ってサッと汚れを拭き取る方法。
こちらのペーパークリーナーは有益バクテリアと天然由来成分の組み合わせによって、シミや汚れを拭き取るというもの。
一般的な洗剤を使っていないため、拭き取り後に水で洗い流したりする必要がないのも特徴です。
スエードやヌバック素材にもそのまま使用でき、アッパーからソールまでこれ1枚で洗うことが可能。
約1年履いた私物のニューバランス M2002RDA “RAIN CLOUD”を実際にこのSNEAKER WIPESで拭いてみた結果が上記の通り。
シートで汚れた部分を拭き、余分な溶液はタオルでササっと拭いただけでかなり綺麗になりました。
■頑固なシミや汚れにはブラシとクリーニングガムを使おう
前述のSNEAKER WIPESでは取りきれない汚れにオススメしたいのがこのスエード用のブラシとクリーニングガム。
使用方法としては、まずはこのブラシでやさしく起毛素材のホコリを落とし、毛足を整えます。
履き続けたことで寝てしまった毛を逆立たせて起こすようにブラッシングするのがコツです。
次にこの100%天然ゴムのクリーナーで、特に汚れた箇所をゴムに吸着させながら落としてゆきます。
半年ほど履いた私物のニューバランス990v3 GP3 BY TEDDY SANTISにブラシとクリーニングガムを使用してみました。
まだらになったようなヌバックの汚れが取れていることが分かるかと思います。
■インソールの掃除も忘れずに!
スニーカークリーニングで忘れがちなのがインソールのお手入れ。
靴からインソールを取り出してみると、爪先あたりに繊維がまとまってこびりついていることが多々あります。
これは日々足を入れている中で靴下の繊維などがインソールと擦れて溜まっていったもの。
コロコロやセロテープなどで定期的に取り除いてあげましょう。
■水洗いは絶対NGな理由
本章では、ニューバランスの店員に聞いた、絶対にやってはいけない洗い方をご紹介。
まず、多くのブログなどで紹介されている丸洗いや水洗いはNGとのこと。
ニューバランスのソールで使われているENCAPなどの素材は、水洗いによって劣化が急激に進むことがあるため、公式としては推奨できないと話されていました。
当然、オキシクリーンなどももってのほか。
アッパーのスエードやヌバックを痛めることにつながるため、避けた方が良いでしょう。
とはいえ、「水洗いをしたくなるほど汚れているんだけど…」と思う方も多いはず。
次章では、大切なスニーカーをシートやクリーニングガムだけで汚れが取りきれるレベルに保つための、3つの習慣をご紹介致します。
■日々のお手入れや靴を長持ちさせる習慣
①1度履いたら最低2日は寝かせよう。
人間の足は日にコップ1杯もの汗をかくと言われており、1日履いたスニーカーの中は汗がたっぷり染み込んでいます。
スニーカー内部の汗が完全に乾き切るには最低2日かかると言われており、同じスニーカーを2日続けて履くことは、靴内部の雑菌の繁殖につながります。
そこで、最低3足のスニーカーを購入し、ローテーションを組むことで1足を2日休めるのがオススメ。
初期費用は掛かりますが、結果的に1足あたりの寿命を長持ちさせることができるでしょう。
②帰宅したら軽くブラッシングしてホコリを落とす
スエードやヌバックを多用するニューバランスのスニーカーは、帰宅後のブラッシングが他の靴より重要。
1日外を歩くと、目には見えづらくともスニーカーにゴミや土埃が沢山付着しています。
下駄箱にしまう前に、ざっとで良いのでブラッシングをかけてあげることが重要です。
③防水スプレーなどを施すのもアリ
購入直後やスニーカーを洗った後などに、防水スプレーをしてあげるのも良いでしょう。
クレッププロテクトやジェイソンマークといったスニーカー専用のスプレーがあれば、スニーカーの上に薄い膜を張るようなイメージで、汚れから靴を守ってくれるはず。
こうした日々の簡単な習慣によって、お気に入りのニューバランスをキレイに保っていきましょう!
■さいごに
今回の記事では、ニューバランスの洗い方やケア方法についてご紹介しました。
愛用のスニーカーを長持ちさせるためにも、日々のケアや定期的なメンテナンスを行なってあげることが大切です。
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