1996年より少年ジャンプにて連載が開始された遊☆戯☆王。
1999年に原作で人気を博したゲーム「マジック&ウィザーズ」をホビー化させ「遊戯王OCG」としてコナミより発売し、以来四半世紀以上ユーザーに愛されるカードゲームとなりました。
そんな遊戯王ですが、2025年2月22日に「QUARTER CENTURY ART COLLECTION」を販売予定しています。
今回はこちらのパックに関して現役カードプレイヤーが徹底的に解説いたします。
■QUARTER CENTURY ART COLLECTIONとは?
出典:コナミ
まずはパックの概要から解説していきます。
「QUARTER CENTURY ART COLLECTION」は2025年2月22日に発売予定の遊戯王の特殊弾となります。
例年2月にコナミは遊戯王のお祭りパックをリリースしており、直近5年だと
- 2024年:QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY 及び QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE
- 2023年:RARITY COLLECTION-QUARTER CENTURY EDITION-
- 2022年:HISTORY ARCHIVE COLLECTION
- 2021年:PRISMATIC ART COLLECTION
- 2020年:RARITY COLLECTION-PREMIUM GOLD EDITION-
がリリースされてきました。
毎年これらのパックは再録カードで構成されたパックとなっており、基本的には新規レアリティでカードを発行しています。
またパックの最高レアリティのカードが一箱に一枚以上封入されているというのも例年の習わしとなっており、今回で言うならば25thシークレットレアがほぼ確定で一箱に一枚入っていそうです。
今回のQUARTER CENTURY ART COLLECTIONは2021年に発売されたPRISMATIC ART COLLECTIONと同じ「ART COLLECTION」という事もありこのパックを踏襲してきそうです。
前回のPRISMATIC ART COLLECTIONは発売前から大人気で購入が難しかったのですが、今回は比較的まだ予約を受け付けているところが多いようです。
■QUARTER CENTURY ART COLLECTIONの封入率
前回のPRISMATIC ART COLLECTIONに関しては1ボックスに1枚プリズマティックシークレットレアが封入されていたので、今回も同じように25thシークレットレアが箱に一枚封入するのでは無いかと予想しています。
また、今回は特別仕様のブラック・マジシャン・ガールが封入されているのですが、こちらに関しては確実に封入操作の対象になっていると思われます。
恐らくカートンに1枚もしくはマスターカートンに1枚レベルで殆ど出る事はないでしょう。
■QUARTER CENTURY ART COLLECTIONの注目カードと関連注目カード
さてそんなお祭りパックの今弾ですがどんな注目カードがあるのでしょうか?
2025年2月10日現在で封入が確定しているカード及び封入予想がなされているカードをいくつか紹介します。
注目封入カード:ブラック・マジシャン・ガール
出典:コナミ
やはり最注目カードはこちらの「ブラック・マジシャン・ガール」でしょう。
今回は特別仕様ということで文字色とテキスト欄のロゴがピンクに輝く特別なブラック・マジシャン・ガールが封入されています。
イラスト自体は2003年に販売されたLIMITED EDITION5が初出のガールで、ガールの中でも人気のイラストの一枚です。
ブラック・マジシャン・ガールは常に人気のカードで前年に発売されたUNITYの絵違いガールは今だに10万円前後で取引がなされており人気の高さが伺えます。
このブラック・マジシャン・ガールも恐らく入手難易度が高いと思われるのでカートン確定封入では無かった場合はもはや価値が計りかねます。
注目封入カード:青眼の白龍
出典:コナミ
出典:コナミ
遊戯王界で最も人気かつ有名な青眼の白龍。
前年のプライドで絵違いの青眼の白龍が登場しましたが、まさかの1000枚限定という鬼仕様でのリリースとなっていました。
今回は背景が違うもののポージングが同じ絵違いの青眼の白龍が封入されています。
また、初期のEXに封入されていた青眼の白龍がついに25thレアで封入されることとなりました。
今までは市販の中ではウルトラレアが一番高いレアリティだったのでこちらの絵が好きなファンからしたら堪らない封入となっています。
注目封入カード:ブラック・マジシャン
出典:コナミ
青眼の白龍と双璧を成す主人公のエースモンスター、ブラック・マジシャン。
ブラック・マジシャンも前年のUNITYに封入されていましたが、こちらもトークン引き換えでのみリリースで青眼の白龍同様1000枚しか存在しません。
こちらも背景の魔法陣が無いバージョンですが、一般流通がほぼ無いようなカードだったので朗報です。
今回は上記のブラック・マジシャンの他に4種類の絵違いが25thとなっているのですが、その中でも筆者が一番注目しているのがこちら。
出典:コナミ
所謂パンドラのブラック・マジシャンで初出はプレミアムパック4。
あのブラック・マジシャンガールのレプリカや魔法の筒が確定封入されていたパックですが、このパックに封入されていたブラック・マジシャンは原作のバトルシティ編で遊戯とブラック・マジシャン対決を行ったグールズのパンドラが使用していたものです。
禍々しいブラック・マジシャンで一定の人気があったこのパンドラのブラック・マジシャンが20年以上の時を経て上位シークレットレアで封入されるのは原作ファンとしては嬉しい収録となっています。
注目封入カード:閃刀姫 レイ
出典:コナミ
大人気テーマ閃刀姫の根幹のカードである閃刀姫 レイ。
初出のレイの20thシークレットレアは一時期10万円前後で取引されるレベルで人気のカードでした。
今回はそのレイの絵違いが25th枠で収録。
4月から始まる遊戯王OCGのストーリーにフォーカスしたアニメや漫画でも活躍するレイの新規カードは人気が出そうです。
ここまでが確定で封入される事が発表されているカードで特に注目のカード群でした。
次に2月10日現在まだ発表されていませんが封入が予想されるカードをご紹介します。
封入予想カード:S:Pリトルナイト
出典:カーナベル
最も予想されているカードかつ封入が熱望されているのがこのS:Pリトルナイトでしょう。
現代遊戯王の環境シーンにおいて汎用的なリンクモンスターであるS:Pリトルナイトは登場時からすでに1年以上経過していますが今だにパワーが高いカードの一枚で、使用頻度の高い汎用カードです。
しかしそんな汎用カードでありながら現在の価格はスーパーレアで2000円以上もする高額なカードとなっており、新規で始めたいプレイヤーに優しくない価格になっています。
前回のPRISMATIC ART COLLECTIONでは当時の汎用リンクのI:Pマスカレーナの新規絵が封入されていた事もあり、今回もリトルナイトがついに再録するのでは無いかと予想されています。
封入予想カード:超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
出典:カーナベル
禁止カードからようやく帰ってきたものの、再録が一度もないことから最低レアリティですらも3000円を超えている超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ。
せっかく戻ってきたのに所持していないが故にデッキに入れることすら考えていない人も多いのではないでしょうか?
当時このカードが禁止になった理由のアナコンダはすでに紙のOCGでは禁止となっているので昔ほどの悪さはしないはずです。
真紅眼のカードも今回は封入されているので、今回は絶好の再録場所なのですが果たして・・・
■QUARTER CENTURY ART COLLECTIONは購入するべき?
ここまで2月10日時点で判明しているカードを元にQUARTER CENTURY ART COLLECTIONの情報をまとめてきました。
結論としては現状ではプレイヤー目線では少し物足りないというのが正直なところです。
前回のPRISMATIC ART COLLECTIONには手札誘発娘が封入されておりプレイヤーからも評判が良かったのですが、現状の再録だとトーナメントシーンにいるプレイヤーからの評判は微妙でした。
ここでリトルナイト一枚入るかどうかでも相当パックの価値が変わるので是非封入して欲しいところです。
コレクター目線ではいうまでもありません、買いの一択です。
■さいごに
以上、QUARTER CENTURY ART COLLECTIONについて解説してきました。
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