1996年より少年ジャンプにて連載が開始された遊☆戯☆王。
1999年に原作で人気を博したゲーム「マジック&ウィザーズ」をホビー化させ「遊戯王OCG」としてコナミより発売し、以来四半世紀以上ユーザーに愛されるカードゲームとなりました。
そんな遊戯王ですが、2025年1月25日に「ALLIANCE INSIGHT アライアンス・インサイト」を販売予定しています。
今回はこちらのパックに関して現役カードプレイヤーが徹底的に解説いたします。
■ALLIANCE INSIGHT アライアンス・インサイトとは?
出典:コナミ
まずはパックの概要から解説していきます。
「ALLIANCE INSIGHT アライアンス・インサイト」は2025年1月25日に発売予定の遊戯王12期レギュラーパックになります。
次弾が「DUELIST ADVANCE」と言う名のパックで4月に発売予定なのですが、遊戯王の期が変わった最初のレギュラーパックは「DUELIST 〇〇」と言う名前のパックになるのが通例の為、今弾がおそらく12期最後のレギュラーパック及び25thシークレットレアが封入される最後のレギュラーパックだと思われます。
表紙のモンスターは「アコード・トーカー@イグニスター」で、放送が終了したアニメ遊戯王「遊☆戯☆王VRAINS」の主人公の新たなエースモンスターが収録されている他、12期のストーリーテーマである「罪宝」や往年の強力テーマ「征竜」等も封入予定です。
■ALLIANCE INSIGHT アライアンス・インサイトの封入率
12期のレギュラーパックの通例通り各ボックス
・シークレット もしくは 25thシークレット 1〜2枚
・ホログラフィックレア 0〜1枚
・レリーフ 1枚
・ウルトラレア 3枚
・スーパーレア 6枚
・25周年記念モンスター 0〜1枚(ほぼ出ません)
出典:コナミ
が封入されているでしょう。
また初回生産限定のプラスワンボーナスパックに上記のホロ・シークレットを除くカードが封入されている可能性もあります。
基本的には初回生産限定のプラスワンボーナスパックがついているボックスは大体2ボックスに1枚で25thシークレットが当たるのではないかと言われているのでボックスを購入する予定のある方は初回生産版を買うのをオススメします。
■ALLIANCE INSIGHT アライアンス・インサイトの注目カードと関連注目カード
そんな12期最後のレギュラーパックですが、今弾はどんな注目カードがあるのでしょうか?
いくつかピックアップしてみていきましょう。
注目封入カード:アコード・トーカー@イグニスター
まずは表紙の「アコード・トーカー@イグニスター」です。
リンク5のモンスターで墓地から攻撃力2300のサイバース族モンスターの特殊召喚と相手のカード効果の発動を無効にする能力を備えます。
現在の遊戯王の環境シーンにおいて使用されている「マリス」テーマのモンスターも2300の攻撃力なので相性が良いです。
サイバース族が故に従来の展開において「スプラッシュメイジ」を経由した際の縛りも気にする必要が無いので新しい最終盤面のモンスターになり得ます。
出典:カードラッシュ
注目封入カード:バックアップ@イグニスター
闇属性のレベル3チューナーのサイバース族モンスターです。
2つの効果を持っており1つ目がEXから特殊召喚されたサイバース族がいる場合に特殊召喚できる能力と召喚・特殊召喚した際に自身以外のサイバース族の闇属性モンスターのサーチを行う事ができます。
こちらも現環境トップの「マリス」と非常に相性が良いカードで、マリスの下級モンスターが全てサイバース族・闇属性のステータスを持っているのでサーチを行う事ができます。
また次に紹介する魔法カードとの相性もバッチリです。
注目封入カード:繋がり-Ai-(つながり-アイ-)
通常魔法カードで名称ターン1の効果を持つカードです。
手札のサイバース族モンスター1体を相手に見せて発動する事ができ、発動後はサイバース族のみ特殊召喚を行えるという制約がつきますが非常に強力です。
・見せたサイバース族モンスターの属性が「闇」の場合:そのモンスターを特殊召喚しデッキから闇属性以外のレベル4以下のサイバース族を手札に加える能力
・見せたサイバース族モンスターの属性が「闇」以外の場合:見せたモンスターをデッキに戻して属性が異なる「@イグニスター」をサーチする能力
を備えています。
このカードも「マリス」と非常に相性が良いカードで、マリス下級モンスターを召喚権を切らずに展開することが可能な上に後続の展開カードがサーチできるという凄まじい能力を持っています。
仮に前述した「バックアップ@イグニスター」を展開してもマリスサーチが行えるので結局マリスモンスターに絡む事ができるので、従来の「マリス名称がなかった時」の事故が少なくなります。
ここまで紹介したイグニスターや魔法カードはマリスを主軸に評価していますが、従来のサイバース族やイグニスターにとっても勿論非常に良い強化でありサイバース族を使用する決闘者にとっては必須級のカードとなっています。
注目封入カード:魔術師の弟子 ブラックマジシャンガール
ブラックマジシャンガールの新規カードが登場です。
遊戯の過去のカードをリメイクしている「光の黄金櫃」に関連するカード効果を持っており、実戦級の能力を持っています。
コレクターの面からも遊戯王最高クラスの「ガール」関連カードであり25thシークレットも封入されているので高額になる事が予想されます。
間違いなくこのパックのトップレア層の一枚になるカードです。
注目封入カード:M∀LICE<P>March Hare
まさかのマリスネーム新規が封入確定です。
非常に強力なカードで、mouseの初動から入った場合のニビルケアが行えます。
また、1の効果はフリーチェーンなので墓穴の指名者等に対応できる点も◎です。
このカード単体では初動にはならないものの、このカード以外のマリスネーム全てと相性が良いのでマイニング等のサーチカード含めてシナジーが生まれており注目のカードとなっています。
注目封入カード:スター・ライゼオル
全環境の覇者ライゼオルに新規カードが登場です。
ライゼオル特有の特殊召喚効果に加えて、魔法・罠カードを「セット」できるという強力な効果を備えています。
セットできる能力は誘発の中でも最強格のうららを貫通する効果となっており、無効にするにはこのカード自体の効果を無効にする必要があります。
従来のデュオドライブを止めた所でこのカードの能力で「ライゼオル・クロス」をセットする事ができるようになっており、厄介な事この上無しです。
規制がかかったとはいえ、デッドネーターの能力はいまだに健在で環境でもまだ見る「ライゼオル」。
このカードの登場により環境トップレベルに返り咲くかが注目です。
注目封入カード群:征竜
出典:カードラッシュ
遊戯王の歴史の中でも印象が強い「征竜」に新規カードが登場します。
数年前から「征竜」は徐々に制限改訂の度に制限解除が行われてきたのですが、ここにきてまさかの新規カードを獲得しました。
2013年に初登場し、すぐに征竜・魔導環境と呼ばれる2大テーマが環境を支配したのは当時の決闘者にとっては思い出深いテーマ群です。
その後何回か制限改訂を受けるも、環境に居座り続け全ての征竜が禁止になることでようやく終焉を迎えた強テーマでした。
高速化する現代遊戯王でやっと時代が追いつき制限解除されたのも束の間、新規の光と闇の征竜が12年越しにこのパックで追加されます。
注目のカード群です。
注目封入カード群及び関連注目カード群:罪宝
出典:カードラッシュ
12期の新規ストーリーテーマである「罪宝」に係るカードも8枚すでに追加が決定しています。
12期を通してデモンスミスにならぶ強テーマ群ですでに制限もかかっている罪宝関連のカードが12期最後のパックでも勿論強化されます。
罪宝に関連する「白き森」、「アザミナ」、「スネークアイ」、「ディアベル」の名称を持ったカードが勢揃いでまさに集大成とも言える追加です。
どのカードも非常に強力で、環境の第一線で戦える能力を備えていると筆者は考えており、新弾を購入するのであればぜひ集めておきたいカード群となっています。
併せて「罪宝」、「白き森」、「ディアベル」、「スネークアイ」、「アザミナ」関連の今まで出てきたカードは今のうちに集めておくべきだと筆者は考えます。
■ALLIANCE INSIGHT アライアンス・インサイトは購入するべき?
ここまで1月16日時点で判明しているカードを元にALLIANCE INSIGHTの情報をまとめてきました。
結論としては全てのプレイヤーにお勧めできるパックだと筆者は考えています。
長きに渡った遊戯王25周年のお祭りもこのパックが最後のレギュラーパックということもあり、普段あまりパックを買わない人にもお勧めです。
環境目線で言うと「マリス」、「罪宝」、「白き森」関連のデッキを握っている人はひとまず購入しておくべきパックでしょう。
特に罪宝と白き森に関しては出張性能も高いテーマ群で色々なテーマと併せて強力です。
■さいごに
以上、ALLIANCE INSIGHTについて解説してきました。
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