1999年より発売され、全世界で愛されるカードゲーム遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)。
トレーディングカードゲームですが、対戦も可能なゲームで大型大会を幾度と無く開催してきました。
そんな遊戯王OCGの大型大会の目玉といえば、配布プロモーションカード。
その年、最も強かったプレイヤー達に送られたカードは世界で数枚しか存在しない幻のレアカードばかり。
今回は2020年開催の世界大会から2024年までに開催された5年分の世界大会入賞者に配布された超レアカードをご紹介します。
-
目次
- ■2020年 Yu-Gi-Oh! World Championship 2020
- ■2021年 開催中止
- ■2022年 開催中止
- ■2023年8月5日-6日 Yu-Gi-Oh! World Championship 2023
- ■2024年9月7日-8日 Yu-Gi-Oh! World Championship 2024
- ■さいごに
■2020年 Yu-Gi-Oh! World Championship 2020
2020年の世界大会はアメリカのミネアポリスにて8月22日-23日に行われる予定で予選が開始していました。
しかし、2019年12月初旬に武漢にて最初の感染者が確認され、数ヶ月で世界中にパンデミックが発生。
この年のWorld Championshipは予選の途中で中止が宣言されました。
ミネアポリスをモチーフとしたモンスターを見てみたかったですね。
■2021年 開催中止
2021年も引き続き感染症の影響で中止が発表されました。
日本国内での「日本選手権」自体は行われ、配布カードは「あまびえさん」が配布されました。
このモンスターはコロナを乗り越えようというメッセージ性が込められた特別なモンスターで話題となりました。
■2022年 開催中止
2022年も引き続き開催が中止となってしまいました。
日本一決定戦がこの年は行われており、決勝トーナメント参加者には「青眼の亜白龍」の特製プレイマットが配布されました。
決勝はティアラメンツVS竜剣士で、ティアラメンツが優勝しました。
■2023年8月5日-6日 Yu-Gi-Oh! World Championship 2023
出典:x
出典:tokyo-tg
2023年度は3年ぶりに開催が決定し、日本の東京で行われました。
この年の優勝者はアメリカの選手で、ビーステッドドラゴンリンクを使用していました。
また2023年の開催より、遊戯王OCGが遊べるアプリ「マスターデュエル」での世界大会も同時開催されました。
これにより
- 遊戯王OCG
- マスターデュエル
- デュエルリンクス
の3つの部門で世界大会が開催されることとなります。
レギュレーションは遊戯王OCG、デュエルリンクスは1VS1で行われ、マスターデュエルのみ3VS3のチーム戦で行われることとなりました。
景品の配布も各部門に配布されるようになり優勝者とベスト4に景品が送られる仕様となりますが、マスターデュエルはチーム戦の為従来の発行枚数から大幅に増えることとなりました。
景品は
- 優勝者:Masterful Magician, Servant of the Sanctuary
- 準優勝者及びベスト4:Gatebridgeo the Waterfront Warbeast
が配布となりました。
優勝者景品は2012年・2018年の景品と同じく「ブラック・マジシャン」をモチーフとしたマッチキルモンスターとなっています。
2010年以来の効果モンスターが優勝景品となりました。
今回のブラック・マジシャンモチーフのモンスターは「聖域」という二つ名を冠するモンスターで、「聖域」とは諸説あるものの筆者は原作者の高橋先生を指す言葉だと考えています。
高橋和希先生は前年の2022年7月4日に沖縄の海難事故にあってしまい、亡くなられています。
遊戯王誕生の地である日本での開催だったことや、高橋先生が亡くなってから初めての世界大会だったこともありこのモンスターが誕生したのではないかと考えています。
なお、2024年9月に発売予定のWORLD PREMIERE PACK 2024にて日本語でのレプリカ収録が決定しており、和名は「聖域に仕えし練達の魔導師」であることが判明しています。
準優勝者及びベスト4のモンスターに関しては、開催場所の東京にある「東京ゲートブリッジ」がモチーフとなっている説が有力です。
Gatebridgeo the Waterfront Warbeastに関してはTOKYO TCG Galleryさんにて800万円で販売されています。
出典:https://www.tokyo-tg.jp/product/923
こちらも前述の聖域に仕えし練達の魔導師と同じくWORLD PREMIERE PACK 2024にてレプリカ収録が決定しており、和名は「臨界竜ゲートブリジオ」でした。
■2024年9月7日-8日 Yu-Gi-Oh! World Championship 2024
2024年度の世界大会はアメリカのシアトルで開催されました。
今回は前回の3部門に加えて、デュエルリンクスのラッシュデュエル部門も開設されることになり、計4部門同時開催となりました。
優勝はアメリカの選手でデモンスミスユベルを使用して優勝となりました。
景品は
- 優勝者:Dragon of Illumination, Sanctuary’s Shield
- 準優勝者及びベスト4:Elttaes, the MASTER of DUELS
が配布されました。
優勝景品は2012年と2018年に引き続き青眼の白龍がモチーフとなっています。
前年のMasterful Magician, Servant of the Sanctuaryと対になるモンスターであることは「Sanctuary」の名前を冠しているので間違い無いでしょう。
前年度の考察の続きとなりますが、こちらは「聖域の盾」としてモンスターであり、やはりこの「聖域」は・・・
Elttaes, the MASTER of DUELSの「Elttaes」は開催地のシアトルを逆にした名前で間違いなく開催地モチーフのモンスターです。
背景に描かれているモンスターは現在のOCGにおける一線級のモンスターや過去に活躍したカードが描かれており、非常にユニークなモンスターです。
なおプレイマットを見る限り「ニビル」が非常に多いのですが、何か過去の決闘をモチーフにしているとかなのでしょうか・・・?
出典:reddit
なお上記景品はOCG部門、マスターデュエル部門、デュエルリンクスOCG部門ではOCG、デュエルリンクスラッシュデュエル部門はラッシュデュエル仕様のカードが配布されています。
出典:x
ラッシュデュエルの世界大会景品はこれが初めてで、今後もラッシュデュエルの紙での世界大会が開催される時も近いのかもしれません。
■さいごに
ここまで2020年〜2024年の世界大会にて配布された超レアカードに関して解説してきました。
この期間はコロナということもあり、3年間大会が開催されませんでしたが、無事再開して何よりです。
FashionArchive.comではトレーディングカードゲーム関連の情報を多数発信予定です。
ぜひサイトの購読をよろしくお願いします!