ストリートファッションの雄として君臨する、シュプリーム(Supreme)。
様々なアーティストやサブカルチャーとコラボレーションやサンプリングを行ってきたシュプリーム。
アメリカ・ニューヨーク発のブランドだけにアメリカンコミックスとの邂逅は不可避だと言えるでしょう。
今回の記事ではファンなら誰でも知っている名作コラボから超ディープなサンプリングまで、どこよりも詳しく総まとめ。
スパイダーマンコラボしか知らないなんてもったいない!
■スーパーマン
シュプリームがアイテムに引用したアメコミヒーローの中でも、最も回数が多いのがスーパーマン。
初出となったのは1999年SSシーズンのWTAPS Superman Logo Tee。
シュプリームと縁深い日本発のミリタリー系ストリートブランド、WTAPS(ダブルタップス)とのコラボにて制作されました。
WTAPS創設者である西山徹氏はその後もたびたびシュプリームとのコラボレーションにおいてアメコミ文脈からのオマージュ・サンプリングを実施しています。
次にシュプリームがスーパーマンを取り上げたのは翌2000年の秋冬シーズンで制作されたAli vs Superman Tee。
1978年にDCコミックスから出版されたコミックブック『スーパーマン vs. モハメド・アリ』のアートワークを使っており、シュプリームが最も敬愛したアスリートであるモハメド・アリをも引用した一粒で二度美味しいアイテムとなっています。
2006年SSシーズンではSuperman Teeと題してコミックスのフォントをパロディしたTシャツを再び制作。
以降は長らくスーパーマン関連のアイテムを製作していませんでしたが、2021年SSシーズンにてSkeleton Teeの名でスーパーマンの服を着た骸骨のアートワークをT シャツに落とし込み。
後述するキャプテン・アメリカオマージュのアイテムもそうですが、近年になるとスーパーヒーローをそのままプリントするよりも、そのアイコンを皮肉ったりあえて汚したりするデザインを好むようになってゆきます。
■キャットウーマン
『バットマン』シリーズにおけるヴィランでありヒロインでもあるキャットウーマン。
シュプリームが初めてこのミステリアスな女性にフィーチャーしたのは2013年SSシーズンのSupreme Cats Teeにて。
こちらのアイテムはWTAPSコラボでは無いものの、ブランド創設者である西山徹氏(TET)がデザイン。同作は2023年のFWシーズンでも復刻されています。
続いて2022年FWシーズンではCatwoman Teeの名でポップなTシャツがリリース。
「SUPREME」の文字の上に官能的に横たわるキャットウーマンのアートワークが人気を集めました。
■ロビン
ロビンと言えば近年は映画であまり登場しないものの、『バットマン』の永遠のサイドキックとして有名なキャラクター。
2007年秋冬シーズンにリリースされたこのRobin Teeは御多分に洩れずTETこと西山徹氏によるデザイン。
あえて中央からずらしたスケッチとボックスロゴプリントがいい味を出している1枚です。
■ローニン
『デアデビル』などを手掛けたフランク・ミラーが1983年にDCコミックスの元で製作したのが『ローニン』。
2023年SSシーズンでは主人公ビリー・チャラスを大きく映したコミック第一巻の表紙をモチーフにしてTシャツが制作されました。
■ハルク
ここからはマーベルコミックスのスーパーヒーローをサンプリング/コラボしたアイテムをご紹介。
こちらのSmush Teeはマーベルヒーローの中でも屈指の腕力を誇る緑の怪物ハルクをイメージしたアイテム。
コミックスのタイトルロゴをハルクスマッシュで破壊したデザインをサンプリングしています。
■キャプテン・アメリカ
ストーリーとして、そしてキャラクターとしても出自そのものにプロパガンダ性が含まれる複雑なスーパーヒーロー、キャプテン・アメリカ。
シンガーソングライターにしてイラストレーターのダニエル・ジョンストンは度々このキャプテン・アメリカのアートワークを製作しており、宗教的な不安や彼自身の躁鬱的なメンタリティを反映した作品となっています。
■スパイダーマン
2026年SSシーズンではアメコミヒーローの中でも屈指の人気を誇る「親愛なる隣人」スパイダーマンとのコラボアイテムが多数リリース。いずれも高い人気を誇りました。
ちなみにスパイダーマンの地元であるクイーンズのフォレスト・ヒルズからシュプリーム1号店がかつてあったマンハッタンのラファイエットストリートまでは車でわずか15分程度の距離となっています。
■シルバーサーファー
シュプリームは2020年SSシーズンにて再びダニエル・ジョンストンのイラストをアイテムに採用。
モチーフとなったのは『ファンタスティック・フォー』にて登場し、のちに単独のスーパーヒーローとして活躍したシルバーサーファー。
2022年SSシーズンでは再びシルバーサーファーにスポットを当て、レザージャケットと半袖シャツを製作。
なぜだろう。サーフボードに乗っているのがシュプリームのスケボー文化と近しいから…?
■ゴーストライダー
燃え盛る炎に包まれた髑髏頭が特徴的なゴーストライダーをシュプリームは2019年SSシーズンで採用。
TシャツのみならずレザージャケットやロンTなども含むフルコレクションとして展開されました。
■ヴァンピレラ
ウォーレン・コミックスから出版されたヴァンピレラはアメコミキャラクターとしての知名度は低いもののその妖艶な見た目ゆえに「見たことはある」という人も多いのではないでしょうか?
2017年SSシーズンではTシャツやフーディーがリリース。
中でも赤いフーディーは木村拓哉が番組出演時に着用していたことでも話題となりました。
■ザ・クロウ
1989年にリリースされたザ・クロウはカラスの神秘の力により不死身となって蘇った主人公の復讐譚を描いたコミック。
1994年と2026年に映画化され、カルト的な人気を博しているIPです。
シュプリームは2021年FWシーズンにてコラボレーションを果たし、フルコレクションをリリースしています。
■さいごに
今回の記事では、シュプリームのアメコミコラボやサンプリングについてご紹介いたしました。
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