スニーカーを履くとき、あなたはいつも同じ紐の結び方をしていませんか?
スニーカーの紐の結び方にはさまざまなバリエーションがあり、アレンジを加えるだけでいつものスニーカーを違った気分で楽しめるはず。
今回の記事では、スニーカーの紐の結び方について、ベーシックな結び方を3つ解説。
合わせて、有名人の着用画像と共に一風変わったアレンジ方法についてもご紹介致します!
■スニーカーの紐の結び方①:オーバーラップ
まずは、一番オーソドックスな結び方、オーバーラップ。
この結び方は一番ポピュラーであり、たいていのスニーカーはこの通し方で販売されています。
①つま先に最も近い穴に上から靴紐を通し、それぞれの穴から出ている紐の長さが同じになるように調節する。
②紐を穴に通す際、常に穴の上から下に向かって紐を通しながら、交互にクロスしてゆく。
■スニーカーの紐の結び方②:ループバック
次にご紹介するのは、左右の紐が中央で引っ張り合うような見た目の結び方、通称ループバック。
この結び方は平たい靴紐より、断面が丸いタイプの靴紐であれば、より美しく見えるでしょう。
①つま先に最も近い穴に下から靴紐を通し、それぞれの穴から出ている紐の長さが同じになるように調節する。
②2段目の穴に紐を通す前に中央で紐の両端を1度交差させる。
③それぞれの紐を穴の下から上に向かって通しながら、これを繰り返す。
■スニーカーの紐の結び方③:クモの巣結び
3つ目にご紹介するのは、編み物のように幾何学模様が美しいクモの巣結び。
その名の通り蜘蛛の巣を思わせるこの結び方をする際は、普段より長めのシューレースを用意してあげると良いでしょう。
①つま先から2番目の穴に、それぞれ下から紐を通す。この際それぞれの穴から出ている紐の長さが同じになるように調節する。
②2番目の穴から出ている靴紐を、つま先に最も近い穴に通す。
③つま先に最も近い穴に通した紐を、つま先から3番目の穴(向かい側)にクロスさせるように通す。その際、紐は穴の下から上に向かって通すこと。
④つま先から3番目の穴から出ている紐を、手順②で生まれた箇所に潜らせてから、クロスするようにつま先から4番目の穴に通す。
⑤これを繰り返す。
■有名人のスタイルから見る大胆アレンジ方法
ここまで、スニーカーの靴紐の結び方を3種類ご紹介しましたが、世界にはもっとインパクトのあるアレンジ方法が多数存在。
本章では有名人の着用から見る大胆アレンジ方法を3つご紹介致します。
・大胆アレンジその①:紐を2重に通す
2010年代〜20年代にかけて一世を風靡したナイキ×サカイ(sacai)のスニーカーをきっかけに話題となったのがこの手法。
本スニーカーシリーズはシュータンやスウッシュを2重で作り、靴紐も2重で通すという大胆なデザインを提案。
それぞれの靴紐のカラーリングを変えれば、よりビビッドなアクセントとなること請け合いです。
・大胆アレンジその②:紐を極限までたわませる
Yeことカニエ・ウェストが作り出したアディダスのYEEZY BOOST 350シリーズ。
彼は、自身が作り出したこのスニーカーを履く際に、度々紐を大きく緩ませ、たわませたスタイルを披露。
独特なボリューム感を演出するこのアレンジは、当時多くのストリートキッズが真似しました。
なお、YEEZY BOOSTシリーズ以外でこれを再現するには、紐の締め付けがなくとも足にフィットするスニーカーであることや、たわみを作るために密度が濃く硬めのシューレースを選ぶ必要があります。
・大胆アレンジその③:紐を取り払う
1980年代のヒップホップシーンを席巻し、その着用によってアディダスの人気を沸騰させたグループ、Run-D.M.C。
彼らが当時大きな注目を集めたのは、なんとアディダスのスーパースターから完全に靴紐を取り去り、スリッパのように履くスタイル。
激しい運動をする際には全くオススメは出来ない履き方ではありますが、インパクトは抜群。
のちに、ホールは残しつつも靴紐を取り払ったスニーカーがアディダスやコンバースから生まれるきっかけとなった履き方です。
■さいごに
今回の記事では、手持ちのスニーカーをより楽しむための紐の結び方アレンジをご紹介致しました。
おしゃれなスニーカースタイルを楽しむために、ぜひ時々結び方のアレンジを試してみてください。
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