有名時計メーカーであるロレックス(ROLEX)。
世界中で愛され、名だたる有名人も愛用する高級時計として知れ渡っていると思います。
そんなロレックスですが、近年ではロレックスの時計の資産価値が年々上昇し、定価で入手が困難な時計が多く存在することになりました。
今回はそんなロレックスの中でも特に資産価値の高いモデルを2025年最新相場の観点からチェック。
ファッション・コレクションは勿論、資産価値においても注目度の高いモデルをご紹介します。
◾︎ロレックスの資産価値
資産価値の高いモデルをご紹介する前に、ロレックスの資産価値について解説します。
ロレックスは現在では殆どのモデルが正規店で購入するのが困難な状況になっており、中古市場では定価以上で取引されることの多い時計メーカーです。
後にご紹介しますが、デイトナ等のモデルはその最たるモデルでありステンレスモデルであれば定価234万円に対して買取相場は485万円前後になっています。
単純計算で正規店で購入しただけで2倍の資産を得ている事になっており、元来ロレックスに興味が無い人でも購入希望を出すモデルになっています。
このようなモデルは多く存在しており、2010年代後半からは転売対策で「プロフェッショナルモデル」と言う括りで正規店での販売ルールが設定されるほどになっています。
2025年からは新しい購入ルールの追加や値上げも実施されていますが、根本的な解決を行うのは正直難しいのが現状です。
ロレックスの資産価値は暴落しないのか?
さてそんなロレックスですが、近年「暴落」と言う単語がよく検索されているように思えますが、実際にロレックスの資産価値は暴落しているのでしょうか?
2025年現在での答えはYESでもありNOでもあります。
これは一体どういう事なのでしょうか?
YESの目線で資産価値を語る時は中古市場の価格をそのまま反映して見ている人が答える答えとなっています。
つまり、「中古」でロレックスを購入した人から見た時に購入当時よりも価格が下がっている事が2025年現在では多くあることからこの答えになるのでしょう。
例としてロレックスの中古相場観の基準とも言えるデイトナ116500LNの買取相場をチェックしてみましょう。
大手の銀座RASINさんの直近3年の主なデイトナの提示買取金額は下記の通りです。
- 2022年1月 450万円
- 2022年2月 560万円
- 2022年5月 508万円
- 2022年11月 450万円
- 2022年12月 370万円
- 2023年3月 435万円
- 2023年8月 400万円
- 2024年5月 450万円
- 2024年12月 435万円
2022年2月が最高金額の560万円の提示で同年12月が最低値の370万円提示となっていました。
このことからわかるように、中古で2022年にデイトナ116500を購入していた場合は現在では基本的には資産価値が下がっている可能性が高いと言うことになります。
しかし一方で、デイトナ116500LNを定価で正規店で買っている人はどうでしょうか?
デイトナ116500LNは幾度かの値上げの影響があるので一律の定価値段は無いですが、最高でも180万円前後の定価で販売されていました。
つまりどのタイミングで購入した場合でも資産価値は下がっておらず、常にプラス域にいることになります。
この正規店での購入者からすればNOと言うのが正解です。
このようにロレックスの資産価値が暴落していると言うのは「中古」で購入した場合に限ってのことであり、正規店で購入すれば資産価値はプラスになっていることが殆どです。
またロレックスは世界中でブランド展開されており、需要も国内外問わずあるものなので早々簡単には暴落しないのが現状でしょう。
よってロレックスの資産価値は「正規店で定価で購入」できれば上昇している事が多いと言うことになります。
◾︎資産価値の高いロレックスのモデル
ここまでロレックスの資産価値について解説してきましたが、実際にどんなモデルが資産価値が「高い」とされているモデルなのでしょうか?
ここでは3つのモデルをご紹介いたします。
・資産価値の高いロレックスのモデル①:デイトナ
出典:ROLEX
まず最初にご紹介するのはやはりロレックスの中でもトップクラスの人気を誇る「デイトナ」です。
数あるモデルの中でも資産価値でいえばやはりステンレスモデルは外せないでしょう。
定価換算で脅威の200%を超える価値があるのは前述した通りで、ロレックスの中古相場は「ステンレスのデイトナ」の相場を見れば大体の相場観がわかると言われているほど。
ステンレスモデルの人気とは裏腹にコンビモデルは若干人気が無いものの、資産価値はデイトナブランドと言うことで高いのも特徴的です。
金無垢モデルも一流で、定価も高いですが資産価値も勿論高く、オイスターフレックス及びプラチナモデルはロレックスコレクター憧れのモデルとなっています。
・2025年現在代表的な相場観
ステンレスモデル:定価 234万9600円 中古買取相場 480万円前後
コンビモデル:定価 326万7000円 中古買取相場 350万円前後
・資産価値の高いロレックスのモデル②:GMTマスターⅡ
出典:ROLEX
デイトナと双璧を成す人気を誇るのがGMTマスターⅡです。
ロレックスの正規店来店予約でデイトナ以外でモデル名が出ている唯一のモデルとなります。
ベゼルのカラーリングが唯一無二の特別感を出しており、自分の個性が出せるモデルです。
デイトナ同様資産価値も非常に高く、狙っている人が多いモデルです。
・2025年現在代表的な相場観
ステンレスモデル:定価 163万3500円 中古買取相場 245万円前後
コンビモデル:定価 272万2500円 中古買取相場 280万円前後
・資産価値の高いロレックスのモデル③:サブマリーナー
出典:ROLEX
ロレックスのダイバーズウォッチとして、特に夏に人気のサブマリーナー。
スポーティーで実用性が高くどんな場面でも似合う人気のモデルとなっています。
需要の高いサブマリーナーは前述した2つのモデルとは程では無いものの資産価値が高く、価格もロレックスの中では手頃です。
・2025年現在代表的な相場観
ステンレスモデル:定価 140万0300円 中古買取相場 175万円前後
(コンビモデルに関してはロレックスの2025年の値上げにより中古相場と変わらない資産価値となっています)
◾︎さいごに
以上、ロレックスの資産価値について2025年最新の相場観で解説してきました。
毎年のように値上げが行われており、中古相場と差がつかなくなってきているモデルがあるものの、需要は相変わらず高くマラソンする方々も多い現状です。
しばらくは暴落は無いと筆者は予想しています。
※ファッションアーカイブ.comは転売等を推奨するものではありません。
あくまでも今のロレックスの時計の現状を筆者視点で書いたものになります。