1996年より少年ジャンプにて連載が開始された遊☆戯☆王。
1999年に原作で人気を博したゲーム「マジック&ウィザーズ」をホビー化させ「遊戯王OCG」としてコナミより発売し、以来四半世紀以上ユーザーに愛されるカードゲームとなりました。
そして昨今大人気のカードゲーム、ポケモンカードゲーム。
ここ数年で注目を浴び、ある市場調査では1000億円規模の市場となるほどの需要があると言われています。
ほぼ同時期に流行となった二つのカードゲームですが、2026年現在は業界内での立ち位置はポケモンカードが1位、遊戯王カードが3位となっています。
万年王者だった遊戯王が何故近年3位になったのか?これからどうなるのか?等、ポケモンカードと比較して確認していきます。
◾︎絶対王者「遊戯王」時代
まずは黎明期からの勢いと推移です。
記録によれば1996年から1998年の間、国内で最優勢だったのはポケモンカードゲームだったそうです。
その後、1999年に遊戯王OCGが誕生して以来2017年頃までは遊戯王OCGが「絶対王者」として君臨していました。
筆者の記憶でもポケモンカードneo辺りで遊戯王に移った人が大半だった記憶があります。
実際に当時からのカードショップといえば遊戯王は外せないタイトルでカードショップと名乗っている以上は遊戯王メインが一番多かったイメージです。
しかし2018年頃から一変、ポケモンカードゲームがシェア1位を獲得していきます。
2022年代には圧倒的なシェアを獲得、現在ではTCG市場のシェアを40%獲得しているとも言われているモンスタータイトルへと成長しました。
一方の遊戯王は2021年頃までは2位だったようですが、バンダイのワンピースカードゲームが参入したことにより大きく変化。
現在の業界での立ち位置は3位(デュエル・マスターズとほぼ同じ)と言ったところでしょうか。
◾︎絶対王者「遊戯王」が陥落した理由とポケモンカードとの比較
ではなぜ20年前後続いた遊戯王帝国が陥落したのでしょうか?
筆者の
- アニメ枠の終焉
- リンクショック
- 新規参入の難しさ
- 競技としての難しさ
があると考えています。一つずつ見ていきましょう。
・アニメ枠の終焉
アニメ枠の終焉は遊戯王OCGの売り上げと密接に関係していると言えるでしょう。
遊戯王OCG開闢以来、DM、GX、5D’s、ZEXAL、ARC-V、VRAINS。
以降はラッシュデュエルとなりますが、現在ではラッシュデュエルも放映されていません。
OCG主体のアニメは2019年を最後に姿を消しているのです。
これまでの遊戯王の黄金パターンであったアニメ⇨OCG実装の流れが無くなりました。
後に紹介する新規参入の難しさにつながるのですが、この流れを絶ってしまったのは非常に痛手と言わざるを得ないでしょう。
アニメの好きなキャラが使用したカードやテーマを使用するというのが間口が広い参入経路の一つのはずがその経路が無くなっています。
比較対象のポケモンカードは「サトシ」の冒険が終わっても、アニメは続き次の世代の取り込みを積極的に行っています。
・リンクショック
上記に詳しいことは書いていますが、2017年に起きた遊戯王並びにカードショップ界隈で起きた大事件です。
結論から申し上げるとこの事件で遊戯王は前年比30パーセント以上も売上を減らし、遊戯王の取扱ショップを一掃し、プレイヤーも一掃してしまうという事件を起こしています。
カードショップ=遊戯王 の構図が完全に崩れ去った瞬間で、この時の傷はまだ癒えていないでしょう。
ポケモンカードに関してはこのような小売店を蔑ろにしたような事件はいまだ起こしていないというのが実情です。
・新規参入の難しさ
アニメから気軽に入る層がいなくなった現在、遊戯王OCGを買い続けている層は前からのプレイヤーやコレクターです。
しかしプレイヤーはまだしもコレクターは基本的には昔の遊戯王カードを集めている方が多く、最近のカードをコレクションしているのは少数派と言わざるを得ません。
前項で語ったように最も新規参入がしやすかったアニメ層がいなくなり、プレイヤーから参入しようにも後ほど語る競技の難しさが足を引っ張っています。
新規が入らないのであればあとは出て行くだけ。簡単な構造ですが、この構造を打開する術が今の所四苦八苦しているように見受けられます。
対してポケモンカードに関してはアニメやゲーム、親世代等様々な経路から新規参入が行えるコンテンツとなっておりどの世代、どの時代からでも参入できると言えるでしょう。
・競技としての難しさ
遊戯王OCGのルールは複雑怪奇です。
筆者も長く遊んでいますが、いまだに処理がわかりづらいカードが多く、頻繁にQ&Aを確認することがあります。
それ故の面白さももちろんあるのですが、初心者に対してやけに説明しづらいのがこのカードゲームです。
ポケモンカードやデュエル・マスターズ、ワンピースなどはルール自体はシンプルでわかりやすいのでTCG初心者でも入りやすいというのが正直なところ。
日本選手権やCSに参加する方々に新規プレイヤーにルールを教えてあげてくださいと言って何割の人が教えることができるでしょうか?
またカードプールが膨大すぎるのも魅力な部分であり欠点な部分です。
比較対象のポケモンカードはレギュレーションというのを取り入れており、定期的に昔のカードが使えなくなるので遊ぼうと思えば気軽に遊べる環境が整っています。
◾︎今後の展望
このように様々な問題点はあるものの、筆者は遊戯王が一番好きなカードゲームですので長く続けて貰いたいのが本音です。
散々な言いようではありますが、2026年現在のコナミの商品のやる気はかなりあると思っています。
2月のLIMIT OVER COLLECTIONを皮切りに、4月の20年ぶりの「遊戯」が表紙のパック等原点回帰を目指しています。
正直懐古厨の私としても4月までの商品は2025年度の商品展開とは打って変わってかなり魅力的なものが多く、おすすめしやすいものがあります。
ここにテレビ局のアニメ等があればなお良いのですが。。。
ポケモンカードに関してはこのまま伸び続けていくと思います。
老若男女、様々な層の取り込みに成功し世界中で発展したポケモンという最強IPはカード界でも王者として君臨して行くことでしょう。
◾︎さいごに
以上、現在の遊戯王について解説してきました。
情報がアップデートされ次第更新していきますのでお楽しみに!
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