昨今大人気のカードゲーム、ポケモンカードゲーム。
ここ数年で注目を浴び、ある市場調査では1000億円規模の市場となるほどの需要があると言われています。
そんなポケモンカードは四半世紀以上にもわたる歴史の中で一度だけ裏面のデザインの変更を行ったことがありました。
この変更前のカードは「旧裏」と呼ばれており、コレクターに人気のカード群です。
今回はそんな旧裏に関してそれらの見分け方やよく言われている「初版」、「全面ホロ」、「渦巻き」等の旧裏にまつわるキーワードを解説していきます。
■ポケモンカードの旧裏とは?

ポケモンカードは1996年に拡張カード第一弾を発売しました。
当時から人気のカードゲームで、筆者もその世代だったのでよく覚えているのですがポケモンカード、遊戯王カード、デジモンカード等とにかくカードゲームが流行っていました。
ポケモンカードはその中でも特に人気のカードゲームでルールはわからないもののポケモン人気から購入していた人も多いのではないでしょうか?
その後、第二弾「ポケモンジャングル」、第三弾「化石の秘密」、第四弾「ロケット団」と拡張シリーズが続きます。
拡張シリーズ以外にも「リーダーズスタジアム」と呼ばれるポケモンのジムリーダーにフォーカスしたパック等が第一世代のポケモンカードでした。
2000年には第二世代である金・銀の発売に併せて拡張カードパック「金、銀、新世界へ…」をリリース。
この時は裏面はまだ同じでしたが名称を「ポケモンカード neo」と改めての販売となりました。
その後もポケモンカード neoシリーズは続いていくのですが、2001年の拡張パック「地図にない町」から現在の裏面にデザイン変更がなされました。
ここまでの変更までにリリースされた全てのカードが「旧裏」として該当するカードとなります。
■ポケモンカードの旧裏にまつわるキーワード
1996年のリリース以降約5年程続いた旧裏シリーズですが、初期特有の特徴がいくつかあります。
特徴毎に専門用語的な言い回しがなされることがあります。
ここではそんな旧裏にまつわるキーワードをピックアップして解説します。
旧裏にまつわるキーワード①:初版(マーク無し)

ポケモンカードには長い歴史の中で「1ED」と呼ばれる最初期の出荷ロットとその後の出荷ロットである「アンリミ」の2種類が存在した時期がありましたが、旧裏時代にはそういった概念が存在しませんでした。
しかし旧裏の一番最初のパックである拡張パック第一弾は一番最初の商品という事もあり、レアリティ表記の記載がない状態で出荷しています。
その為、第一弾のカードに限りレアリティのマークの有り・無しで初版か再販かの判別が可能となっています。
※本来であれば右下にマークのあるはずのギャラドスの初版
コレクター・市場価値において、一般的には初版が一番価値があるものですが、ポケモンカードも同じく初版であるマーク無しと呼ばれるカードの価値が高く高額で取引されています。
特にポケモンカードの象徴であるリザードンは初版にエラーで「かいりきポケモン」表記になっており、リザードンのマーク無しはポケモンカード界隈における超高額カードの一枚となっています。

旧裏にまつわるキーワード②:全面ホロ
旧裏の特徴的なホロ加工のなされた数々のレアカード。
そんなレアカードの中にはホロ加工が強く現れたカードが存在しており、これらは「全面ホロ」と呼ばれています。
見分け方としては通常はホロ加工はポケモンカードの絵の部分のみ光るのが本来の仕様ですが、全面ホロはテキスト欄まで全てが光っています。
上記の動画のようにポケモンの技の欄も光ってるように見える個体は高値で取引される傾向が多いです。
旧裏にまつわるキーワード③:渦巻きホロ
旧裏のホロ加工にはもう一つ特徴的な物があります。
それが「渦巻きホロ」と呼ばれるものです。

基本的に旧裏のポケモンカードの光方はホロシートの性質上全てのカードが違う光り方をしています。
その中でも渦巻き状のホロが一定数存在しており、旧裏の特徴的な光方であることから一定のコレクター需要があります。
■さいごに
以上、ポケモンカードの旧裏について解説してきました。
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