今やストリートファッションの枠を超え、世界的なブランドへと進化を遂げたHUMAN MADE(ヒューマンメイド)。
2025年には東証グロース市場への上場を果たし、その独自のビジネスモデルとクリエイティビティに改めて注目が集まっています。
今回の記事では、そんなHUMAN MADEのブランドの成り立ちからディレクターNIGO®氏の人物像、注目のコラボレーション、そして購入できる店舗情報まで余すことなく解説。
ぜひ最後までご覧ください。
■HUMAN MADEとはどんなブランド?

出典:humanmade
2025年11月27日、運営会社であるHUMAN MADE株式会社が東京証券取引所グロース市場に上場したニュースは、アパレル業界のみならず経済界にも大きな衝撃を与えました。
「営業利益率20%超え」という、アパレル企業としては異例の高収益体制を維持しており、その裏側には緻密な戦略と、ファンを飽きさせないクリエイションの融合があります。
では、なぜこれほどまでに多くの人々がHUMAN MADEに魅了されるのでしょうか?
・コンセプト「The Future Is In The Past」

出典:humanmade
HUMAN MADEの根底に流れているのは、「The Future Is In The Past(未来は過去の中にある)」というコンセプト。
これは、ディレクターであるNIGO®氏が長年収集してきた膨大なヴィンテージコレクションを公開した2022年の展覧会の名称。

出典:bunka-fc
HUMAN MADENの製品を見ていると、この展覧会のタイトル通り、ヴィンテージアイテムからインスピレーションを得て、現代的な解釈と遊び心を加えることで新しい価値を生み出していることがわかります。
・デザインの特徴とこだわり

出典:humanmade
ブランドのデザインソースは、1950年代から60年代のアメリカンワークウェア、ミリタリー、カレッジスタイルなどの古き良きアメカジが中心。
ヴィンテージ復刻で名高い「ウエアハウス(WAREHOUSE)」の技術協力を受けるなど、生地感や縫製、ディテールに徹底的にこだわっています。
※例:ウェアハウスのスウェット(左)とヒューマンメイドのスウェット(右)

・主力製品の多くをMADE IN JAPANにするこだわり
HUMAN MADEの人気の理由の一つに、ヴィンテージアーカイブから着想を得たアイテムを、高品質な日本のメーカーと直接提携しこだわっている点が挙げられます。
商社などを介さずにテキスタイルメーカーのギルドワークやニットメーカーの阪和、弘和産業などの専門業者と直接提携し商品を生産。
中間コストを抑えつつ品質の高いアイテムを提供しているのが特徴だと言えるでしょう。
・アイコニックなモチーフ
![]()
出典:humanmade
HUMAN MADEの大きな特徴は、無骨なヴィンテージ感の一方で、ブランドを象徴する「ハートロゴ」をはじめ、シロクマ、カモ、ブルドッグといった愛らしい動物のグラフィックが多用されている点。
プリントTeeに代表されるこうしたグラフィックアイテムは、アパレルの素材感やシルエットの良さがわからない人でも集めたくなるもの。
加えてキャラクタービジネス全盛期である現代において、あのポップなキャラクターたちを高品質かつヴィンテージの文脈を含んだ商品に落とし込む。
この絶妙なバランスが、幅広い層に支持される理由なのかもしれません。
・独自のビジネスモデル

出典:bunka-fc
HUMAN MADEの「企業」としての強みは一般的なアパレルブランドとは異なる販売戦略。
1つめは、毎週新作を投入する「ドロップ形式」。
これはNIGO®氏のバックボーンでもある裏原宿文化とも縁の深い、シュプリームをはじめとするストリートブランドと同様の販売方式。
毎週木曜日にSNSで情報を解禁し、土曜日に店舗とオンラインで発売する、というサイクルを繰り返し、ファンに毎週商品をチェックさせ話題を作る手法をとっています。

出典:wwdjapan
2つめは「値引きをしない」という戦略。
供給量を絞り在庫を極力持たない仕組みを構築し、ブランド設立以来プロパー(定価)消化率ほぼ100%を維持しています。
これは利益率の維持に加え、ブランドとしての価値を保つうえでも重要な戦略。
ハイブランドで言えばルイヴィトンなどもこの方式を採用しているものの、これを実現するためには徹底的な需要調査とブランド自体の高い人気が必要となるため、一朝一夕にできるものではありません。
3つめは「広告宣伝費の抑制」。

出典:humanmade
雑誌やネット広告などの一般的な広告枠は購入せず、SNSやNIGO®氏自身のネットワーク、セレブリティによる着用を通じて自然な話題化を図っています。
HUMAN MADEのボードメンバーや出資者には自身でもファッション界に高い影響力とカリスマ性を持つNIGO®氏に加え、ファレル・ウィリアムズ氏、ヴェルディ氏、KAWS氏といったストリートファッション界の重鎮たちがずらり。
彼らがHUMAN MADEを着ることそのものが、大きな広告効果をもたらしているのです。
こうした販売戦略をベースにHUMAN MADEの「強さ」が保たれていると言えるでしょう。
■日本でHUMAN MADEを買える店舗は? 購入時の注意
![]()
出典:humanmade
創設当初はBEAMSで販売していたHUMAN MADE。
現在は希少価値を維持するため、販路を自社店舗と自社ECに限定する直販重視の戦略をとっています。
1. HUMAN MADE OFFLINE STORE(東京・神宮前)
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-6-6 秀和外苑レジデンス 1F
電話: 03-6804-2569
営業時間: 11:00〜19:00
アクセス: 外苑前駅 徒歩約3分 / 明治神宮前〈原宿〉駅 徒歩約8分
2. HUMAN MADE HARAJUKU(東京・原宿 / ラフォーレ原宿)
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿 1F
電話: 03-6434-0259
営業時間: 11:00〜20:00
アクセス: 明治神宮前〈原宿〉駅 徒歩約1分 / 原宿駅 徒歩約5分
3. HUMAN MADE SHIBUYA PARCO PART1 / PART2(東京・渋谷)
住所: 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
電話: 03-5422-3925
営業時間: 11:00〜21:00
アクセス: 渋谷駅 徒歩約3分
4. HUMAN MADE 1928(京都)
住所: 〒604-8082 京都府京都市中京区弁慶石町56
電話: 075-744-6225
営業時間: 11:00〜19:00
アクセス: 京都市営地下鉄 烏丸御池駅 徒歩約5分
5. HUMAN MADE SHINSAIBASHI PARCO(大阪・心斎橋)
住所: 〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO 1F
電話: 06-6245-5025
営業時間: 10:00〜20:00
アクセス: 心斎橋駅 徒歩約1分
6. HUMAN MADE SAPPORO(札幌)
住所: 〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西3丁目16-2 1F
電話: 011-522-9125
営業時間: 11:00〜19:00
アクセス: すすきの駅 徒歩約3分
7. HUMAN MADE FUKUOKA(福岡・大名)
住所: 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2-1-13
電話: 092-753-6825
営業時間: 11:00〜19:00
アクセス: 西鉄福岡(天神)駅 徒歩約8分
8. HUMAN MADE KOBE(神戸)
住所: 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通9-2 1F(チャータードビル)
電話: 078-958-8625
営業時間: 11:00〜19:00
アクセス: 元町駅 徒歩約5分
9.大型旗艦店「HUMAN MADE TOKYO」
住所:神宮前6-25-10予定
2026年8〜9月オープン予定
・購入方法の注意点
新作が発売される土曜日の朝には、店舗に長蛇の列ができることが多く、オンラインストアでも即完売するケースが多々あります。
公式アプリやSNSでの事前告知をチェックし、発売タイミングを把握しておくことが購入の鍵となります。
■HUMAN MADEのコラボレーションまとめ
HUMAN MADEの大きな魅力のひとつが、常に世間を驚かせる多彩なコラボレーション。
ファッションの枠を超え、アート、食、エンターテインメントなど多岐にわたります。
・adidas(アディダス)

出典:hypebeast
・Levi’s(リーバイス)

出典:humanmade
・KAWS(カウズ)

出典:https://humanmade.co.jp/news/20210722/
・Girls Don’t Cry(ガールズドントクライ)

出典:hypebeast
・Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)

出典:uptodate
・Pokémon(ポケモン)
![]()
出典:humanmade
・Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)

出典:humanmade
・Shake Shack(シェイク・シャック)

出典:uptodate
・j-hope(BTS)

出典:fashionsnap
■さいごに
今回の記事では、HUMAN MADEについてご紹介いたしました。
ヴィンテージへの深い敬意と、常に新しさを求める遊び心の融合。
そして、それを世界に届けるための高度なビジネス戦略。
これらの要素が組み合わさることで、HUMAN MADEは世界中の人々を惹きつけて止まない唯一無二の存在となりました。
上場を経て、今後は米国を中心とした海外展開の加速や、新ブランド「Buffer(バッファ)」の育成など、さらなる飛躍が期待されています。
本サイトでは様々なブランドの歴史や人気の理由、マーケティング戦略などを解説しております。
他の記事もあわせてご覧頂けましたら幸いです。
また、X(旧Twitter)/TikTok/YouTubeではWebサイトとは異なる情報発信を実施中!
ぜひこちらもご覧ください。
各SNSのリンクはページの最下部から!



