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【OCG】2025年1月最新リミットレギュレーション解説!割と無難な改訂?!

1996年より少年ジャンプにて連載が開始された遊☆戯☆王
1999年に原作で人気を博したゲーム「マジック&ウィザーズ」をホビー化させ「遊戯王OCG」としてコナミより発売し、以来四半世紀以上ユーザーに愛されるカードゲームとなりました。

そんな遊戯王ですが、2024年現在は3ヶ月に一回制限改訂を行っており、禁止カードや制限カードを設けることによって大会シーンをコントロールするのが通例となっています。
今回は2025年1月より適用される最新の禁止・制限カードの改訂に関して現役プレイヤーがピックアップして解説していきます。

◾︎2025年 最新リミットレギュレーション

まずは制限改訂が行われたカードは以下となりました。

・禁止カード
深淵に潜む者

・制限カード
アーティファクト-デスサイズ
エクス・ライゼオル
封印の黄金櫃
闇の誘惑
御前試合
サイバーポッド

・準制限カード
時空の七皇
EMモンキーボード
クロノグラフ・マジシャン
真竜剣皇マスターP
メタモルポット
強奪
十二獣の会局

・制限解除カード
イーバ
ダイナレスラー・パンクラトプス
D-HERO ディアボリックガイ
M.X-セイバー インヴォーカー
竜剣士ラスターP
ピュアリィ・デリシャスメモリー
烙印開幕

今回の改訂に関して個人的な意見は「無難」の一言です。
驚きがあるようなカードも少ないですし、妥当といったところでしょうか。

ここからは各種制限改訂カードをピックアップして解説していきます。

◾︎禁止カード

今回の禁止カードは「深淵に潜む者」のみとなりました。


出典:カードラッシュ

正直な所、そこまで暴れていた!という印象は無かったのですが、環境トップのライぜオルにおいて簡単に出せる「ロック」系カードということで無制限からいきなりの禁止にぶち込まれたといった所でしょうか。
ブルーシークレットレア仕様を昨年封入したのに即禁止にぶち込まれているのは流石に可哀想ではあるものの、「効果を発動できない」カードはヘイトが溜まりやすいカードでもあります。
筆者的には深淵に潜む者よりも広範囲のカードを縛る「バグースカ」の方がよっぽど嫌なのですが、そちらは咎められる事も無く深淵に潜む者が禁止となりました。


出典:カードラッシュ

◾︎制限カード

制限カードは6枚追加となりました。
いくつかピックアップしてみてきましょう。

エクス・ライゼオル


出典:カードラッシュ

正直妥当の一言です。
筆者の予想通りになった一枚で大方この予想だったかと思います。
環境トップのライゼオルの中でもかなりの強カードで

・チェーンに乗らない特殊召喚
・墓地に落としたカードとのチェーン処理で基本無効化されないサーチ能力

を発揮できる化け物カードです。
出たばかりという事もありいきなり禁止にぶち込まれるのでは無く、一旦様子見の制限という事で妥当です。

アーティファクト-デスサイズ


出典:カードラッシュ

執行猶予」とも取れる制限入りの「アーティファクト-デスサイズ」が制限となりました。
基本的には1枚、多くても2枚しかつまないカードを制限に入れることでコナミから「これ以上やると禁止だぞ」と言われているような制限入カードとなってしまいました。

「エクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。」という現代遊戯王においてほとんどのデッキにおいて「ターンスキップ」と同義の効果を持っており、様々な手段で場に出すことができる強カードです。
新しくリリースされた「光なき影アバオアクゥー」との無限コンボも強力で、次回の禁止改訂で死刑宣告がなされるかが注目のカードとなっています。

封印の黄金櫃と闇の誘惑


出典:カードラッシュ


出典:カードラッシュ

環境上位のマリスにおける強初動札の2枚が制限入りとなりました。
封印の黄金櫃に関しては前回の10月の改訂で制限から準制限になったもののまた逆戻りとなります。
マリスの初動然り、1月に新展開のある征竜等ともシナジーのあるカードである「封印の黄金櫃」は制限に逆戻りは理屈ではわかるものの、準制限になったことでクォーターセンチュリーシークレットの二枚目を購入してしまったマリス使いは可哀想な結果となってしまいました。
私もその一人で悲しみを背負っています・・・

サイバーポッド


出典:カーナベル

2006年頃から禁止カードであるサイバーポッドが19年の時を経て遂にプレイヤブルとなります。
当時はこのカードの展開力は相当だったものですが、現代遊戯王において「リバース効果」という点が遅いように感じるので戻ってきても問題は無さそうに感じます。
ただしカードパワー自体は以前として高いので上手く使える構築が見つかれば強力なカードなり得るかもしれません。

◾︎準制限カード

準制限カードには7枚追加が行われています。
ピックアップしてみてきましょう。

時空の七皇


出典:カードラッシュ

広範囲のカードをサーチできる「時空の七皇」が準制限です。
環境トップのライゼオルの初動札という事もあり三枚投入される事が多いカードですが2枚となってしまいました。
火属性サーチカードである「篝火」と同じようなルートを辿っており、このままいけば次の改訂で準制限→制限と行くように感じています。

他の準制限カードに関しては前回の改訂で制限に戻された過去のカードが緩和されているのが多く、今の環境のパワーがいかに高いかが伺えます。

◾︎制限解除カード

制限解除カードも7枚という結果になりました。
全てのカードが元々準制限であるカード群が解除されており、現在のトップ環境ではあまり見ることのないカードが多い印象です。
烙印開幕やピュアリィ・デリシャスメモリーは元環境のテーマのカード群なので、戻ってきて今のテーマに対して戦えるかが見ものといった所でしょうか。

さいごに

以上、2025年1月の遊戯王リミットレギュレーションに関して解説してきました。
冒頭で記述した通り無難な改訂であるなという認識です。
環境トップのライゼオルが今後どのようなデッキ構築・パワーを誇るかが注目ですね。

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ABOUT ME
ゆー
2020年より独立し、個人事業主としてサイト作成やSEO、ネット広告運用を行うIT事業を開始。 私生活では幼少期よりカードゲームにハマり、最近は遊戯王・ワンピースカードをプレイ。CSやフラシ等の入賞経験有り。 ブランドはROLEXとOFF-WHITEが好き。