昨今大人気のカードゲーム、ポケモンカードゲーム。
ここ数年で注目を浴び、ある市場調査では1000億円規模の市場となるほどの需要があると言われています。
そんなポケモンカードゲームには昔から人気のポケモンがいます。
その名は「リザードン」。
初代ポケットモンスター赤の表紙を務めたこのポケモンは、四半世紀以上たった現代においても人気のポケモンです。
リザードンはポケモンカードにおいても非常に人気であり、収録される度にその弾の高額カードとなっています。
今回はポケモンカードにおける「リザードン」について徹底解説していきます。
◾︎リザードンというポケモンについて
引用:株式会社ポケモン
まずはリザードンというポケモンについて解説していきます。
リザードンはポケモンの原点であるゲームボーイ専用ソフト「ポケットモンスター 赤・緑」から登場しているポケモンです。
図鑑ナンバーは006で、ゲームにおいて主人公が最初にもらえる内の一体である「ヒトカゲ」が2回進化した姿がこのリザードンとなっています。
初代ゲームにおいては序盤にヒトカゲを選ぶと1番目と2番目のリーダーが使用するポケモンタイプの都合上、中々苦戦したという記憶がある方も多いと思います。
そんなヒトカゲから進化するリザードンはその容姿も相まって当時から人気のポケモンです。
そもそもポケットモンスター 赤の表紙も務めていることを初め、同時期より放映されているアニメ版の「ポケットモンスター」でも主人公サトシとのストーリーがいくつも存在します。
ポケモンカードゲームにおいてもその人気は引き継いでおり、最初のポケモンカードのパックの表紙にも当たり前のように写っています。
出典:メルカリ
このパックに封入されているリザードンは現代に至るまで非常に人気で、その人気は日本に留まらず海外でも人気(かつ超高額)のカードです。
ポケモンカードの四半世紀の中で色々なリザードンが登場しており、どの時代においても人気のカードなのは流石と言ったところ。
老若男女に好かれているポケモン界を代表するポケモンの一体だと筆者は考えています。
また、強さも一級品で大会で活躍することも多いです。
◾︎今までに収録された高額なリザードン
さて、前述したように人気のリザードンですがこれまでの歴史上様々な種類のリザードンが登場してきました。
今回はその中からメジャーなカードをご紹介していきます。
リザードン Lv.76
出典:カードラッシュ
出典:カードラッシュ
ポケモンカードのリザードンと言ったらこのカードという方も多い旧裏時代の初代リザードンです。
初版のリザードンはなぜか表記が「かいりき」となっており、エラーカードとして有名なこの一枚。
当時も中々出づらく、引き当てれば人気者間違いなしのカードでした。
遊戯王における「青眼の白龍」、MTGにおける「ブラック・ロータス」のように、ポケモンカードを象徴する一枚だと筆者は考えています。
かいりきで無い正規表現の「かえんリザードン」も勿論人気の一枚で、状態によって値段が大幅に変わる超高額カードです。
リザードン LV.76
出典:カードラッシュ
旧裏時代に、CDやビデオテープで販売されたポケモン関連商品を購入した際に付属していた応募用紙と特定のカードを発送すると、メーカーの別のキャンペーンカードに交換できた「とりかえっこ」キャンペーンで配布されたリザードンです。
非常にキャッチーな歌と共にCMが当時のアニメ放映中に流れており、聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
前述のリザードンと同じステータスですが、限定の絵で配布されました。
こちらも人気のカードで美品であれば数万円レベルと言われています。
ひかるリザードン
出典:カードラッシュ
旧裏のカードの中でも最も高いカードの一枚である「ひかるリザードン」。
金銀以降の新しい要素である「色違い」をポケモンカード上で表現された「ひかる」シリーズの一体です。
ひかるシリーズの特徴はカードのレア加工。
ポケモン自体の色が違うのは勿論、ポケモンが特別な光方をする加工になっています。
ひかるポケモン自体の封入率や枚数の少なさから、美品であれば50万円は超える金額で取引されています。
ひかるコレクター、リザードンコレクター、旧裏コレクターの鬼門とも言える超高額カードです。
リザードン☆ デルタ種
出典:カードラッシュ
上述したひかるポケモンの他に、ポケモンカードでは色違いのポケモンに対して「☆(スター)」と名付けることがあります。
このリザードンのカードもその一枚で、色違いの「黒いリザードン」として登場しました。
こちらはさらにポケモンカード特有の「デルタ種」という特徴を持ったリザードンです。
デルタ種のポケモンは本来のタイプとは別のタイプとして収録されます。
このリザードンの場合は通常の炎ではなく、悪タイプとして収録。
色違いの見た目にマッチしており、全体的にダークな印象を受けるリザードンです。
この頃のカードは初版と再販を分けており、初版には「1ED」、再販分には特に記載を行わない時期でした。
その為、このカードも1EDと再販分に別れますが、発行枚数が少なく現存する美品のカードが少ない為これまた超高額なリザードンです。
現在では50万円を超える金額で取引されています。
リザードン クリスタルタイプ
出典:カードラッシュ
ポケモンeカード時代に登場したリザードンです。
クリスタルタイプという特有の能力を持つカード群の一枚で、リザードンの他にもルギアやホウオウなどがいます。
このクリスタルタイプのカードは表面全体がキラ加工されており、コレクター人気の高いカードです。
クリスタルタイプかつリザードンということで、このカードも勿論超高額。
こちらも美品であれば50万円以上で取引されています。
リザードン トリプルゲットキャンペーン
出典:カードラッシュ
こちらもeカード時代のリザードンです。
トリプルゲットキャンペーンという当時のキャンペーンで5000枚配布されたと言われています。
この絵のカードは2種類あり、ノーマルとキラ加工がなされているものがありますが、トリプルゲットキャンペーンで配られたのはキラ加工の方です。
型番も違うので購入しようと思っている方は要チェックです。
懸賞カードということもあり、現在では30万円程で取引されることが多いです。
リザードン BW UR
出典:カードラッシュ
ブラック・ホワイト時代のウルトラレア加工がなされたリザードンです。
カードの縁まで金の加工がなされており、プレミアムなカードとなっています。
1EDの方は40万円以上、再販版でも30万円は超える値段で取引されており高額なリザードンとなっています。
リザードンVMAX HR争奪戦
出典:カードラッシュ
2020年に開催されたリザードンHR争奪戦のイベントで配布されたリザードンです。
イベントの名前の通り、このリザードンHRはイベントの優勝者のみに配布された超貴重なカードとなっています。
シールド戦というパックから出たカードで構築し勝負することから入手難易度が高いカードです。
イベントで配布されたのが600枚と言われています。
また、コロナ禍中である為、並行してお家でシールド戦キャンペーンも同時開催しており、このキャンペーンでも同様の600枚配布されています。
推定1200枚しか存在しないカードということで、50万円以上で取引されています。
リザードンV SR HR争奪戦
出典:カードラッシュ
上記のHR争奪戦で上位4名に配られたリザードンのSR仕様のプロモカードです。
こちらも枚数が少なく、約3000枚の配布数ではないかと言われています。
現在では10万円以上で取引されています。
リザードンGX HR
出典:カードラッシュ
サンムーン時代の市販パックに封入されていたHR仕様のリザードンGXです。
サンムーン時代はあのがんばリーリエがいた時代ですが、この頃はポケカブームの前なので発行枚数が少ないのではないかと言われています。
人気のリザードンかつ枚数が少ないということで10万円以上で取引されています。
◾︎さいごに
以上、ポケモンカードの「リザードン」について解説してきました。
象徴的存在であるリザードンは人気かつ高額になる傾向のあるポケモンです。
これからリザードンのカードは増えて行くことでしょう。
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